86st_2ave「独り言その1」で、住居を決めたと、申し上げましたが、その後、賃貸契約に到るまでが大変でした。

まずは、こちらの賃貸の3種類から、ご案内します。
  1. アパート
    建物全部を、あるオーナー(通常は会社)が所有しており、部屋を貸し出す。最初から全部屋賃貸目的であり、部屋の賃貸のプロ。管理会社が常住しており、電気、水道など部屋の不備については、その従業員に修理を頼む。
  2. コンドミニアム、あるいはコンド−
    一部屋毎にオーナーが居る。オーナー自身が、住んでいる場合もある。一方、そのオーナーが賃貸として貸し出す形態。従って、オーナーが賃貸期間中でも、売買により変更されたりする。水周りなどの苦情は、全てオーナーに直接言い、オーナー負担かどうか決めた上で、自分で修理屋を呼ぶことになる。
  3. コープ
    :コープ=協同組合。建物全体を、住人が購入している。住人が貸し出すこともある。その場合資格審査などが厳しい。

fujiyanは、文句がつけやすい、オーナーと交渉などは、めんどくさい、などの理由から、アパートを希望していました。となると、アパートは賃貸のプロですから、逆に手続きが非常に面倒!

応募:アプリケーション
まず、アパートの管理会社に、入居したい旨の応募をします。応募手数料が、ナンと$100!

・信用審査
(銀行)
「メイン・バンクを教えろ」というので、某都銀の某支店の口座を教えたところ、その支店に電話があり、「fujiyanの口座に$3000以上の預金があるか?」!!当然、守秘義務で教えられない、となり、fujiyanから、英文の残高証明書の作成をその支店に依頼、それを送りました。アメリカ国内の銀行は、簡単に教えるのでしょうか?

(今までの大家)
今まで住んでいた家の大家に電話して、家賃の払い具合を聞く、と言い出しました。fujiyanの会社は、「借上げ社宅」=会社がマンションを借りて、そこに社員が住む、という形態でしたので、NY駐在事務所の総務の方に、先方へ電話で説明していただきました。

(実家に連絡)
応募書類に、実家の連絡先を入れたので、電話がかかって来ました。

・契約書
こちらには、役所が作成した標準形式の賃貸契約書があり、ほとんどの場合、それを使うようです。
それに加えて、アパート独自の契約書、誓約書が、たくさん出てきました。
:ペットがいない事の誓約。持ちこむときには、許可を得る。
:子供がいないことの誓約。それに加え、窓の開く幅についての確認。
(昔、ギタリストのエリック・クラプトンの子供が、窓から落ちて亡くなった後、法律で窓の開く幅などが決められたそうです。)
:オートロックの鍵で、閉め出されたときの、手数料。時間帯、曜日で事細かに規定。
:害虫駆除の場合に、立ち入りを許す誓約。
また、標準の契約書に付随して、家賃制限法=レント・コントロールに基づく書類が出てきました。マンハッタンではここ数年、家賃の上昇が激しく、年20−30%程度上がっているそうです。

ちなみに、レント・コントロールに服しているアパートの場合、賃貸料の更新の上下限を決める理事会があり、その上限までしか家賃をあげることが出来ないため、バブル気味の現在のマンハッタンでは、好まれるようです。ただし、下落の場合、相場通りに落ちていかないという欠点があるようです。
レント・コントロールの詳しい話しはこちらへ
-NYS Division of Housing and Community Renewal


契約書を一つ一つ妻と2人でサインをし、ニューヨークへ送り、信用審査にパスして、2000年6月下旬、ようやく契約が完了しました。ちなみに、先方からもらったフェデラル・エクスプレスの返信用の封筒は、米国内専用という、オチがつきました(笑)。



このページのTopへ


back next


「NY駐在員の独り言」
インデックスへ
トップ・ページへ戻る