楽しかった旅も今日で終わりです。午後のフライトなので午前中はまた街をぶらぶらしました。昨日Ｕちゃんに差し入れしたチョコレートを気に入ってくれて自分も買いたいというので案内しました。
私も自分用にちょっと買っておこうと思ったらお店のおばあちゃまは私を見て「また大きい箱で買うの？」と聞いてきました。いいえ、今日は小さなビニール袋で充分です。
その後も何件かお店を見て回り、Ｕちゃんはお土産を買い足してましたが、私はもう殆どお金が無かったなかったので指を咥えて見てました。
空港までは来た時とと同じ様にバスで戻るつもりだったのですが、Ｕちゃんがバスにはもう乗りたくないのでタクシー代を出すからタクシーにしよう、と言います。
「いいけど私ホントにお金ないよ。」
お財布には５〜６オイロしかありません。Ｕちゃんは３０オイロちょっとでした。ホテルで聞いてみたら空港までは３２オイロだそうです。なんとか足りそうなのでタクシーを呼んで貰いました。
お天気は良いし道も空いていてドライブ日和です。街外れで観光バスが何台か止まっている所があり、なんだろうと思ったらフンデルトヴァッサーの家でした。そうだ、昨日プラーターに行くついでに見に行こうと言っていたのにすっかり忘れていたのでした。車窓越しといえども見れて良かったです。
空港に着いてみたら料金は３５オイロでした。ホテルの人の嘘吐きー。でもギリギリ足りました。私は絵葉書を二通出しそびれていたので空港で出そうと郵便局へ行ったらお金が足りなくて一通しか出せませんでした（一通１．０９オイロなのに(^^;;）。最後は１０セントしか残りませんでした。これじゃあ時間つぶしにお茶も飲めませんよ。ここまで奇麗にお金を使い切ったのは初めてでいっそ気持ちよいですね。
「税関でＶＡＴの還付をしてもらう時にオイロで返してもらえばお茶代が出るね。そしたらタクシー代のお礼に私がお茶をご馳走するね！」
ダッシュで税関へ行き書類を出して「（還付金は）円にするオイロにする？」の問いに笑顔で「Ｙｅｎ，ｂｉｔｔｅ！」と答え出された千円札を見てやっと自分の失敗に気付きました。バカバカ、私のバカー！これじゃお茶を飲めないじゃないのー。でも追加された小銭はオイロでした。これならなんとかなるかも♪。
空港ですからカードが使えますが、あまり小額のお買い物にカードを使うのってイヤじゃないですか。
まだまだ時間はあるので免税店を冷やかして回り、ミヒャエラ・フレイにも行ってみました。先日、買おうかどうしようかさんざん迷って取敢えず止めておいた指輪がここにあれば買おうと思ったのですが生憎在庫切れとのことでした。
他のものを勧められたのを断る意味もこめて、「また来ます」と言ったら「じゃあ注文しておきましょうか？」と返されＵちゃんと二人で固まりました。「また来ます」っていうのは「じゃあ結構です」とニア・イコールじゃないのー！？ むやみにドイツ語を話すもんじゃありません。
その後アウガルテンの腕時計に心惹かれは着けさせてもらったもののやはり断り、さんさん、なんだか欲求不満です。だって今回大きいお買い物ってミヒャエラ・フレイだけだったんですもん。
何か良いものないかなぁ・・・と思っていたらあるブティックでステキな皮のジャケットを発見しました。見た感じではサイズも大丈夫そうなので試着させてもらったらぴったりです。革の質も良いし値段もまぁ許容範囲です。これは買いでしょう。でももうちょっと安ければ文句ないんだけどなー。「安くならない？」ってドイツ語でなんて言うんだっけ。
ど忘れしてしまった私の口を突いて出てきた言葉は「ＳＣＯＮＴＯ？」
ホントに私ドイツ語メルマガの発行者なんでしょうか。あぁ恥ずかしい。こちらの意思は通じましたからいいんですけどね。店員さんはちょっと考えてから私がどこに住んでるのか聞いてきました。
「え？ 日本ですけど？」と答えると
「だったら免税になるから値引きするより安く買えるわよ」
ささっと免税書類を作り税関に届けてくれたのでその場で税引き後の額で買うことが出来、４４７オイロが３１４．１７オイロになりました。わーい、ホントに安い。素晴らしいぞ、空港！
これで欲求不満も解消されたし、搭乗まで間があったので最後にビールを飲むことにし、搭乗口目の前のカフェに入りました。が、そこはとても混んでいて空席は見つけたもののなかなか店員さんが来てくれません。私たちの横に座っていたお兄さんもイライラしながら待ってます。彼の方にやっと店員さんが注文を聞きに来たのでお兄さんは自分の注文をした後、「隣のお嬢さん達の注文も聞いてやってくれ」と言ってくれたので私たちも注文できました。パンクっぽい服装の怖そうなお兄さんでしたが親切さんでした。
ビールを頂いている間に搭乗も開始したので私たちも重い腰を上げて機上の人となりました。あ、ビール２杯のお会計は還付金の小銭でギリギリ足りました。
あー楽しかった。また行こうね♪