ダンスを始めるにはいわゆるダンス教室やカルチャーセンターに行くか公民館などで活動しているサークルに入る方法があります。もちろんビデオや本で独習することも出来ますが、初心者には難しいのではないかと思います。
以下、私の体験を踏まえ、お教室のことを簡単に説明しようと思います。
ボールルーム・ダンスを習う代表的な方法はお教室へ行くことです。お教室の規模は大勢の先生を抱えている所からお一人でやっている所まで大小さまざまで、それぞれ長所短所があると思います。が、基本的なシステムは同じで、お稽古は30分単位でチケット制です。チケットは10枚綴り6,000円程度で、200枚綴りとかまであり、先生のレベルによって30分でチケット何枚、となっています。Aクラスの先生なら12枚、Bクラスなら10枚、Cクラスなら8枚・・・という感じです。 因みに私の行っているお教室は10枚綴り5,800円で30分のお稽古で8枚必要です(因みに先生はB級)。つまり10枚綴りを買っても1回+αで終わってしまうんですね(^^; イエ、8月から45分お願いしているので12枚必要なんです。そこでこの何回かは30枚綴りを買っていたのですが、それでも2回分とちょっとなので次回から50枚綴りにしようと思っています。ふぅ。
大きいお教室というのは先生が大勢いればもちろん生徒さんも多いわけで、フロアは大混雑です。ステレオは1台しかないので自分がワルツのお稽古をしているのに流れている曲はルンバ、なんてことは日常です。
逆に小さなお教室だとフロアは使い放題です。練習していて他の人にぶつかるなんて考えられません。私はこちらです。最初の頃は音を聴いている余裕などない人が多いと思いますが。
私は随分歩いた挙句に値段で決めたんですが(だって高いんですもん)、やはり現に競技会に出場しているプロの先生でなくてはならない、ということがよく分かりました。
ダンスの先生にはプロのダンサーと、教師の資格を持っているだけで競技会には出ない方との二通りがいます。後者が必ずしもダメと言うわけではないのですが、こういう方たちは欲が無いのかステップが古かったりする(流行り廃りがあるんですよ〜)ので注意が必要です。私が最初についていたグループレッスンの先生はルーティンが決まっていて「××を教えてください」と言ったら「もう少し先に出てくるからそれまで待って」と言われたし(^^;;
まずはサークルなどでやってみて続くようだったらお教室に、と思う人は多いと思いますが(私を含め)、サークルには踊れる人も来ているので、先生がそちらにレベルを合わせてしまうと初心者は先生が何を言っているかすら解りません。何事もやはり最初が肝心です。さっさとお教室に入ってしまいましょう。
そうは言っても全く素の状態でのお教室選びはやはり無理があるみたいです。サークルにはいろんな人がいて、皆さん色々良くご存知です。先輩諸兄から情報収集して良い先生を探してください。
それでも所詮は個人対個人です。とにかく習ってみないことには何も判りません。先ずは扉をたたいて見ましょう。
くどいようですが、社交ダンスはサークルだけでは決して上手くはなりません。足形は覚えられるかもしれませんけれど、それと同時に癖もたくさん覚えます。そしてこの癖を修正するのにはとてもとても時間が掛かります。
プロレッスンは確かに高いです。でも初期投資を惜しんで妙な癖を体得してしまうとそれを修正するためにはもっともっと投資しないといけなくなります。そしてもし修正を図らなかった場合、パーティやサークルで「踊りたくない人」と認定されます。
ちょっとやってみて「もうちょっと続けようかな」と思ったらさっさとお教室に入りましょう。
大抵のお教室が見学は自由なので、時間が許す限り居座って先生方の生徒さんへの接し方を観察してみましょう。競技会などへ足を運んで好みの先生を見つけるのも良いと思います。
気をつけたいのが「体験レッスン」です。
体験レッスンは確かに無料もしくは格安で、通常、この体験レッスンで教わった先生がそのまま入学後の先生になります。が、これは、若くてまだ生徒さんの少ない先生に生徒さんをあてがうためのシステムである場合もあるからです。私が知人の紹介でとある先生に習おうと思った時、先生を指名しての体験レッスンは断られました。もちろん、若い先生がすべてダメ、と言う訳ではありません。逆に妙に熱心だったりすることもあります。まぁ体験レッスンではどの先生に当たるかは運次第、と言うことを知っておいて頂ければよいと思います。
もし選んだ先生がイマイチだった場合、遠慮なくちゃんと自分の希望を伝えましょう。
それでも改善されない場合は「相性が悪いんだなぁ」とさっさと見切りをつけましょう。日本のお稽古事と違ってその辺はお互いドライですから。大丈夫、ダンスの先生は星の数ほどいます。
また、お教室で体験レッスンをした場合、その日のうちに入会すれば入会金が無料、または半額になるところが多いと思います。そしてそれを餌に即日入会を強く奨められ心が動きます。でも慌ててその日のうちに入会する必要はありません。知り合いの「紹介」であれば半額になるところが殆どです。人脈を辿ってみましょう。