霊山歴史館

維新の志士が一緒に眠る所

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 幕末の京都は尊王攘夷の波が荒れ狂い、弾圧する幕府側とこれに対抗する尊王擾夷派の激烈な争いが続いた。安政の大獄、蛤(はまぐり)御門の変、新撰組の活躍、鳥羽伏見の戦いなどと、その間に行われた暗殺でおびただしい人命が犠牲になった。

 桜田門の変の2年後、1862年に津和野藩士で国学者の福羽美静(ふくば・びせい)などが東山の霊山(りょうぜん)に亡くなった志士たちの霊を祀った。これは招魂社の始まりとなった。なお福羽は明治になってから、神祇関係の要職を務め、神道国教化政策を進めている。

 招魂行事はその後も引き継がれ、現在、尊攘派の志士たちは亡くなった場所に関係なく、また暗殺や病没の別なくここに祀られている。ここには木戸孝允や坂本龍馬の墓が並んでいる。現在高台寺の隣の霊山墓地を望む敷地内に「霊山歴史館」が設置されて、その時代の歴史的背景の説明と志士達の遺品や遺墨を展示している。

 見学者は墓地内を散策して志士達の墓を拝むこともできるが、また墓地内に設置されている遠隔操作式テレビカメラによって館内のモニター画面で志士の墓石を写し出し、その説明を読むこともできる。

 10年以上続いた混乱で敵味方の多くの人が失われたが、当然のことながら破れた幕府方の人のまとまった墓地はない。一世紀以上経過した現在の感覚でいえば、いまさら尊王も佐幕も関係ないのだから、一緒に祀ってもよさそうに思えるが、なかなか固いことだ。

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(作成日: 99/04/22、 更新日: )

 

(施設情報参考)名称_住所_電話番号_駅からの概算路線距離(駅からの概略方位と直線距離)・所要時間・バス_展示規模_対象_開館時間(受付終了時刻)_休館日_備考_{施設情報確認日}開閉館時間と休館日はよく変るし臨時休館もある。事前確認が賢明

 

霊山歴史館_京都市東山区清閑寺霊山町 1_ TEL 075-531-3773_

a)JR京都駅から3.5k 駅の市バスD2乗り場から東山回り206号で「東山安井」下車後徒歩7分、またはD1乗り場から急行100号「清水道」下車徒歩数分

b)京阪電鉄祇園四条駅から1.5km(65deg.E 1.1km)徒歩約20分、

c)京阪祇園四条駅及び阪急河原町駅から市バス東山回り207系統にて「東山安井」または「清水道」で下車後徒歩約7分_

駐車場 普通車数台分しかないので、近隣の有料駐車場を利用_中_大人_

10:00-17:30 (17:00)(季節や曜日・時期・あるいは展示によって閉館時刻が変わるので要確認)_

原則月曜日(月曜日が祝日に当る場合は開館し、翌火曜日休み。また13月は月曜日も開館する場合がある。)

年末年始、展示替え期間(4月・5月・7月・8月・10月などに各2〜3日)の臨休あり。

休館日の変更、及び夏季と11月や土・日曜日・祝日・春の特別展開催期間・GWなどに時間延長もあるので詳細は要照会_{17/07/01}