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* CAST *
ピーター・マットソン … 井ノ原快彦 モード・クリストファー … 中川安奈 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− * STORY * ロス近郊の丘の上にポツンと佇む家で、ルームメイトと暮らす、 病院勤務の精神科医、モード・クリストファー。 その頃、ちょうど世間を騒がせている、 女性を植物人間にして、人間をおもちゃと考えている猟奇殺人犯『トイヤー』の被害者となった女性を、 モードは、診てきたばかり。 そのとき、昼間、モードの車が故障したときに、車を修理してくれたピーター・マットソンが 自分の懐中電灯を返してくれと、真夜中のモードの家へと訪ねてくる。 モードは、疲れているからとピーターを追い返そうとするが、 ピーターは、自分のルームメイトへ電話がしたいと言って、部屋に入ってくる。 そして、ピーターは、自分のルームメイトへ電話を掛けてみるが、 電話が繋がらないと、部屋に居座ろうとするピーター。 電話が繋がるまでの間と、ピーターとモードは、身の上話を語り合う。 そして、モードは、自分の周りをうろつくヴワヤール(覗き見をする男)がいることを話し始める。 そのヴワヤールは、ポケットミラーを落としていた。 すると、そのポケットミラーは、自分のものだとピーターが口にし始めた。 冗談だと思ったモードは、怒るが、ピーターは、次々とヴワヤールのことを言い当てる。 「それ、僕のことだ」 突然、ピーターがそう言った。 さっき電話したはずの警察は来ない、そう言い放った。 モードは、ルームメイトのカレンがすぐ隣にいるから、と彼から逃げようとするが、 しかし、ピーターは、カレンはいないと言う。 そして、なぜかピーターは、別れた恋人・ポールのことも言い当てた。 「あなたをずっと見てた…。僕は、あなたを愛してる」 ピーターは、モードにそう囁いた。 部屋から出て行こうとしないピーターに、モードはある契約を持ちかける。 「下着を脱いでセーターを着る。その間に私の裸を見てしまったら、出てくように」と。 ピーターの前で、上半身裸になるモード。 ピーターは、モードの裸を目の前に、絶えきれなくなり、モードにセーターを着させるが、 モードの裸を見てしまったにもかかわらず、それでも部屋を出ていかないピーターに、 モードは悲鳴をあげ、混乱し始める。 モードは、逃げようとするが、すばやいピーターに捕まってしまう。 さらに、ピーターは、自分が『トイヤー』だと言い、 死と直面したその恐ろしさに、モードが泣き始めてしまったとき、 すると今度は、突然、ピーターは、「自分は、俳優だ」と言い出した。 モードに、自分の演技力を試したかったと言う。 演技のワークショップをやっている、これは、即興劇だと。 ピーターは、自分の演技でモードをだませた達成感から、 ピーターの正体がトイヤーではなかったという安堵感から、酒を合わせるふたり。 「本当は、自分は、モードの近所に住んでいる。トイヤーなんかではない。 身分証明書を取ってくるから、電話は壊してなどいないから試しにかけてみて」と、 ピーターは、モードに言い残し、外へと出ていった。 モードは、ピーターに言われたとおり、電話をかけようとするが、なぜか繋がらない。 そこへこっそりと裏口から入ってきたピーターが、 「愛してるよ…」 モードに、そう言った...。 * * * * * 「愛してるんだ…」 そう言った彼に、モードは、再び恐怖を覚え、部屋の電気を消してしまう。 モードは、「冗談だよ」と部屋の中を徘徊するピーターの背後に回り、ナイフで彼の背中を傷つけた。 痛がり喚き叫ぶピーターを、モードは手荒く治療する。 そして、お互いに、お互いを傷つけたことを謝り合ったピーターとモードは、再び酒を交わした。 酒を、話をと交わし合うふたりに、やがて甘い夜が訪れた。 モードのピーターに対する恐怖心も消えて、ふたりは、一夜を共にした...。 ベッドで朝を迎えたピーターとモード。 ピーターより先に目を覚ましたモードは、ひとりシャワーを浴びる。 しばらくして目を覚ましたピーターが起きてきて、朝のジュースを作ろうと、キッチンへ立った。 その様子を密かにシャワールームから覗いたモードは、 ピーターがジュースの中へ妙な薬を入れるのを目撃してしまう。 彼は、やはり『トイヤー』だったのだ…! モードは、急いで自分の仕事カバンの中から、薬を取りだし、隠し持った。 そして、ピーターが差し出したジュースを彼に見つからないように、捨て、 ピーターにもシャワーを勧める。 モードは、ピーターがシャワーを浴びている間、コーヒーに隠し持っていた薬を混ぜた。 何も気づかないピーターは、モードの入れたコーヒーを口にした。 そして、しばらくすると...。 ピーターの作ったジュースを飲んだモードが床に倒れた。 身体の自由が利かない。 ろれつも回らない。 ピーターは、ずっと隠し持っていた“トイヤーの凶器”を、 意識の遠のいていくモードの額に近づけた瞬間……。 今度は、ピーターの身体が崩れ落ちた。 モードは、ピーターの薬に引っかかった“演技”をしていたのだ。 モードと、モードの薬に引っかかったピーターの立場が一転した。 ピーターの上にモードが跨る。 そして、ピーターの額の上へ、モードの“凶器”が振りかざされた……………。 E N D
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