WHITE DAY★SPECIAL


 “午後7時に、俺ん家に来て!!”

穂乃香に、メールが届いた。
だが、それは坂本からではなく、井ノ原からのメールだった。

 「???」

穂乃香は妙に思いながらも、何か相談事でもあるのかと、穂乃香は井ノ原の家へ向かった。

 「約束は8時からだし、大丈夫だよね」

今日はホワイトデー。
穂乃香と坂本は、午後8時に逢う約束をしている。
穂乃香と坂本のあの衝撃の告白から、早1ヶ月が経った。


ピンポーン…

穂乃香は、井ノ原の部屋のインターホンを鳴らした。
しかし、応答がない。

 「いのぉ?いないのー?」

穂乃香はドアノブに手をかけてみた。
すると、ガチャッとドアが開いてしまった。
鍵がかかっていない。

 「えっ!?」

戸惑いながらも穂乃香は、井ノ原が鍵をかけ忘れて寝ているのかもしれないと思い、
井ノ原の部屋へ足を踏み入れた。
だが、中は真っ暗。

 「いのー??」

廊下を突き進み、リビングまで来た瞬間、
突然、天井に満点の星が浮かび上がった。

 「!?」

穂乃香が驚いて固まっていると、後ろから温かい体温が穂乃香を包み込んだ。

 「…昌?」
 「よくわかったね」

井ノ原の部屋にいたのは、家主の井ノ原ではなく、坂本だった。

 「だってこんなキザなことするの、昌くらいだもん」

穂乃香はふっと笑った。

 「うっせーな」

坂本も笑った。

 「ねぇ、この星どうしたの?」
 「井ノ原が通販でこういうライト買ったらしくて、貸してもらった」
 「そうなんだ。でもさ、本物みたいでキレイだね」
 「いや、穂乃香のほうがキレイだよ」
 「さっむ〜い!!やめてよ〜昌、せっかくひたってんのにィ〜!」
 「あっ、寒い?」

坂本は穂乃香の体を自分の方に方向転換させ、思いっきりぎゅっと抱きしめた。

 「あったかい?」
 「…昌…」
 「Happy White Day…」
 「ありがとう…」

そして2人は、目を閉じ、頭と頭を寄せ合い、いつまでも、いつまでも抱き合っていた…。


 「てゆうかさぁ、なんでいのの部屋貸さなきゃいけないの?」

あゆみは怒っていた。
そして、自分の部屋を追い出された井ノ原も、あゆみの部屋にいる。

 「知らねぇよ。坂本くんがどうしてもって言うんだもん。
  自分の部屋じゃ、おもしろくないとか、つまんないって」
 「別にどこだって、変わんないって〜!今日いのの部屋行って、借りたいCDがあったのにィ!
  まぁくん、今年で何歳だっつーの!」
 「31」
 「いい大人じゃ〜ん!」
 「でも、そこがあの人のいいとこの一つなんじゃねぇの?
  つーかさぁ…、俺今日帰れなくね?」

と、言って、井ノ原はニッとニヤつき、あゆみを見た。

 「えっ?うっ!で、でも、私今日はそんな気分じゃあ…」
 「え?何?そんな気分て、どんな気分?ホラ、言ってみ?」
 「いじわるっ!!いのもとてもじゃないけど、“26歳”じゃないよねっ!」
 「おほめにあずかり、ありがとうございます♪」
 「ほめてないっ!!」

何はともあれ、今年もHappy White Day★


−−−END−−−

Dear...Honoka.

あゆみちん的コメント。

まーくん、サブイです。う゛〜ハナミズが出ます(笑)。
バレンタインといい、ホワイトデーといい、このシリーズに出てくるまーくん、変なヒトです(笑)。
これで、あなたのまーくんに対するイメージが変わってしまったら、ゴメンナサイ(爆)。
てゆうか、まーくんも人ん家で、随分勝手なことしてます。
メーワクな31歳。
そして、何気に自分もちゃっかりしやわせ(笑)。
どうもすんません。

きっとこの話、当時通販で買ったドラえもんの★が照らし出されるライトを部屋で点けてて、
思いついたんだと思う(笑)。
そして、BGMは夏のメモリーで!(笑)

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