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11:18
誕生日まであと5分・・・ でもまだスタジオ、しきりに時計ばかり気にしてしまう… まだ撮影終わりそうもないし… 本当だったら愛する彼女と過ごすはずだったのに、また仕事でダメになっちゃって… このときばかりはこの仕事に就いたことに後悔する。 いよいよ、時計の針は11月18日の午前0時をさした。 「はい、本日11月18日、岡田准一さん23歳の誕生日ですっ!!」 ADさんの紹介でスタジオ中に拍手が巻き起こる。 「ありがとうございます」 用意されたケーキのろうそくを吹き消す。 こんなにたくさんの人に祝ってもらってすごくうれしいけど、やっぱり一番大切な人に祝ってもらいたい。 午前3時をまわったころ、やっと撮影が終わり、メールチェックをしてみる。 何通かメールが来ていた。 ー・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・ 岡田誕生日おめでとう!! 何歳になるんだっけぇ? どうでもいいや… うそだよ覚えてるよ!28じゃない23だろ? 君の瞳に乾杯!! by いのっち 「イノッチウケるぅ(爆)」 それから、坂本君、長野君、剛君、健君からもきていた。 剛君と健君からは、ガラでもないのに…と思いながら嬉しかった。 でもちょっと待て!! Myハニーから来ていない!! なんてことだぁ!!!!!!!!!!!!!! 帰りの車の中、僕は一言も喋らなかった。 もしかしたら、家に来てるのかも・・・ 小さな期待を胸にインターホンを押した。 応答はない。 しょうがなく自分で鍵を開けて中に入る。 電気もつけずにそのままベットにバタンと倒れた。 もう1度もセンター問い合わせをした。 『未読メール 0通』 何度やっても結果は同じ… だんだんムカつき始めていた。 どうして?こういう日じゃなくてもいつも仕事が終わったら、メールか電話は着てるのに… 確かに、今日のために約束もしてなかった。 でも、誕生日は一緒に過ごすものだと思っていたから… 忘れられてる?そんなことない 俺は彼女の誕生日を覚えてるし あぁどうしてだろ… そりゃぁ忙しかった俺も悪いけど… と考えてるうちに眠ってしまった。 起きると、11時をまわっていた、今日はマネージャーが気を使って、休みにしてくれたのだ。 ダメもとでまたセンター問い合わせをしてみる。 だが、メールは着ていなかった。 今は来るわけない、だって彼女は仕事のはずだし… 准はそのままベットでごろごろしていた。 2度寝したいけど寝れない…寝ようとすると、彼女のことが頭に浮かんで… しばらくして、電話が来た。 彼女かと思って出てみると、いのっちだった。 「なんだいのっちかぁ…もしもし?」 「もしもし、岡田?ごめん彼女とラブラブ中だった?」 「あぁそんなことないよ?」 「なんか岡田怒ってる?」 「別に?」 「怒ってるジャン」 「怒ってないって!!それで何ナノ?」 「あっあぁ岡田からメール帰ってこないから心配になっちゃって…」 「なにそれ?」 「彼女となんかあった?」 「まぁいろいろね」 「今は話したくないならいいや、話したいときに話して」 「うん」 「じゃぁ、俺撮影戻んなきゃいけないから」 「うん」 「元気出せよ、じゃぁな」 「あぁいのっち」 「なに?」 「ありがとね」 「なんだよぉ!准ちゃん」 「何だよ気持ち悪いな!きるよ」 といのっちと電話しているとき突然インターホンが鳴った。 「もう、ほんとに誰か着たから」 「はいは〜いじゃぁね」 「うん」 と電話を切って、ドアを開ける。 「准!」 あれっ? そこには昨日から連絡がなかった彼女が立っていた。 いのっちと電話してたから忘れてたけど、俺はこの人を待っていたんだ。 俺は突っ立ったまま何も言えないでいた。 「どうしたの?」 「あぁ、なんでもないよ」 「入っていい?」 「どうぞ」 と、彼女は部屋に入ってきた。 「どうしたの?仕事は?」 「あぁ仕事?親戚に不幸がありまして…って言ってサボっちゃった!!」 「何で?」 「何でって?今日は准の誕生日だよ!!世界で一番大切な准が生まれたことを祝う日だよ!!だからっ…」 准は何も言わずに彼女を抱きしめた。 「准?」 「寂しかったよぉ、もぉ」 「ごめんごめん、それよりこれ!!」 「なに?」 彼女はきれいにラッピングされた箱を渡した。 「あけてみて」 准は丁寧に箱を開けた。 中はデジタル文字の時計だった。 時計の中にはまだ電池が入っていなかった。 「あっ今何時?」 「待って」 准は携帯をとり出して 「11:17」 「あと1分!!」 「えっ何が?」 彼女は電池を入れて、時計を合わせ始めた。 「これでよし!」 「何がだよ〜」 「見て!!」 時計は11:18を表示していた。 「11月18日、11:18」 「本当だぁ」 「0:00よりこっちのほうが新鮮でしょ?誕生日おめでとう、准…」 「ありがと」 そういうと准は彼女に優しくキスした。 来年の11:18も一緒にいようね… ―――E N D――― +++あとがき+++ なんかせっかくの准一の誕生日に何かしたかったんですけど、 自分のHPではいろいろあって載せられなくて あゆさんに頼んじゃいました。 本当に下手でごめんなさい。 最後のほうとかわかんなくなっちゃって… まぁあたしの自己満足です。 のぞみ 初めてのぞみさんからいただきました、お話。 デジタル時計の数字が誰かの誕生日だったりすると、思わず反応しちゃうときってありますよね! そんな時間(とき)に一緒にいられたら、なんだか幸せですよね。 想像が膨らんで止みません(笑)。 というわけで、のぞみさんどうもありがとうございました! あゆみちん 2003.11.18
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