Present for you !


RRRRRR…

私の携帯が鳴った。
着信を見ると、坂本くんからだった。

「もしもし」
「あっ!ちゃん?今、ちゃん家の近くまで来てるんだけどさぁ…、
 もしかして、長野と喧嘩した!?」

そうなのだ。
今日、くだらないことで博さんと大喧嘩してしまったのだ。
さっきは、言い合いになってしまったけど、
今考えれば、私のほうが悪かったかなって思う。

「今日、いきなり長野が飲もうって誘ってきて、
 さっきまで2人で飲んでたんだけど、長野が珍しくハメはずしちゃってさぁ。
 おかしいなと思ってたんだけど、やっぱ喧嘩したんだ」
「うん…。」
「長野、ちょっと1人じゃ帰せない状態だから、
とりあえず、ちゃん家連れてくわ」
「えっ?ちょっと…」

坂本くんの電話は、それで切れてしまった。
そんなこと急に言われても、気まずいじゃん…。

しばらくすると、インターホンが鳴った。
ドアを開けると、酔いつぶれた博さんを連れた坂本くんが立っていた。

「ちゃんと送り届けたからな」
「博さん、なんか言ってた?」
「別に何も。ただ、勢い止まらず飲んでたから、
 よっぽど喧嘩したことがつらかったんじゃないの?」
「そう…。」
「じゃ、俺はこれで帰るから、ちゃんと仲直りするんだぞ!」
「ありがとう。」

坂本くんは、私の言葉に微笑んで、帰っていった。
博さんは、私の肩にもたれかかって、顔を赤らませている。

「ほら、博さん!」
「あれぇ???がなんでこんなとこにいるのぉ?ん〜、チュ〜!」
「何やってんのよ!いいから中あがるよ!」

普段、お酒の飲めない博さんがここまで酔っぱらうのは、確かに珍しかった。
やっぱり今日の喧嘩がまずかったかな…。

「博さん、とにかく水飲んで!」
っ!今日は、にプレゼントがありましゅ!」
「何?」
「それは、お・れ!」

と言って、博さんは私に抱きついてきた。

「ちょっと!博さんっ!」

すると、博さんは寝息をたてて、寝てしまった。

「んもう…」

だけど、博さんのひどく酔っぱらった姿は、私を深く後悔させた。
私は、博さんを抱え、ベッドに運んだ。
そして、博さんを寝かせたあと、隣に座り込み、博さんの手を握って、
今日の喧嘩を後悔した。
いろいろ考えてるうちに、私は寝てしまったらしい。
数時間眠ってしまったあと、私が目を覚ますと、博さんは先に起きていた。

「あっ、博さん…」
「ここ、ん家なの?」
「うん。坂本くんが博さんを届けてくれたんだよ。…今日、ごめんね。私が悪かった。
 逆ギレなんてみっともないよね」
「もういいよ。俺も悪かったし。
 それに、が今日の喧嘩を後悔してるって、この手でわかったから」

私が博さんの手を握っている手と手を見て、博さんがそう言った。
私は、急に嬉しくなってしまい、

「…ねぇ、博さんがさっき言ったこと、覚えてる?」
「え?何?覚えてない」
「私にプレゼントがあるって」
「俺、そんなこと言ったっけ?俺がに何あげんの?」

私は、黙ってベッドの上にあがった。

?」
「博さんをくれるって♪」
「はぁーっ!?」

博さんにキスしてみた。
半分本気だったけど、半分は冗談だった。
だって、博さんは酔い上がりだったわけだし。
博さんに拒否されたら、やめるつもりだった。
だけど…。

「嘘だよ。ちゃんと覚えてる」

って博さんが言った。
ありがとう。
博さんからのプレゼント、ありがたくいただきます!

−−− E N D −−−

 最後の言い訳っ。

これは、実は、男と女逆で最初は書いたんです。
だけど、女のコの“私”を主観にしたかったので、チェンジしちゃいました。
でもこうなると、ちゃんは随分大胆な女のコだよねぇ(笑)
ちょっと無理があったかしら(汗)
てゆうか、酔っぱらった博さんを想像してると、
どうしてもトンカツロックの優さんが浮かんできます(笑)
ちゃんも「ちょっと!博さんっ!」って友美になってるし。
断っておきますが、これは、トンカツロックを観る前に書いたモノですので、あしからず…(笑)

B a c k  H o m e