PUPPY


おわりに

クッキーを飼い始めて、約半年。もともと犬好きだった上に、
マッキントッシュさんの、沢山のビーグルに囲まれた生活を見てしまったC&C家。
もう1匹飼いたいという気持ちが高まり、あちこち探し歩いて、巡り合ったのが
キャンディでした。2匹目を女の子にしたのは、穏やかで飼いやすいと言われていた
のもありますが、やはりクッキーの子どもを見たいという気持ちもありました。

とはいえ、こればかりは2匹の相性というものもありますし、産まれて来る仔犬に対する
責任もあります。健康に産まれて来てくれれば嬉しいですが、障害のある子が
産まれて来るかもしれません。はたまた、クッキーやキャンディに、子孫を残す能力が
備わっているかどうかも不明です。

そんな中で、家族で何度か話し合って、やはり一度は交配にチャレンジしてみる事に
しました。息子たちにとっても、良い性教育になりますし、親になるという責任感も
実感して欲しい、命の神秘や重さも感じて欲しいというのが、私の願いでした。

サイトの題名にもありますが、我が家は両親がいて、子どもがいて、「家族」をなにより
大切にしています。何故こんなにも、家族にこだわるかというと、私自身が親を亡くして
みて、改めて家族のつながりの大切さを痛感したからです。生まれてから死ぬまで、
血の繋がりは変わりません。どんなことがあっても、愛する家族となら、乗り越えて行
けるような気がします。そして、主人の両親が私を迎えてくれたように、血の繋がりを
超えた「家族」の絆のようなものもまた、支えになって行くものと思っています。

幸運にも、5匹の元気な赤ちゃんが誕生し、それぞれ素晴らしい飼い主さんと出会い
深い愛情とご理解のもと、すくすくと成長しています。
里親さんになって頂くにあたり、少々無理なお願いもあったかもしれませんが、今も
犬をとおした「新しい家族」として、お付き合いいただいていることは、この上ない幸せで、
深く感謝しております。
里親さんを募集する過程で、「何故生き物にお金を払うのか?」「自分で育てられない
のに、何故産ませる(避妊をしない)のか?」というご批判も、間接的に耳にし、悩んだ
こともありましたが、多くの方のご協力とお力添えのおかげで、乗り切ることが出来ました。

クッキーとキャンディとその子どものサイダー。
3匹育てるだけでも、物凄いお金と体力と時間が必要です。幸い人間の家族が協力して
この課題は何とかクリアして行っておりますが、さすがにこれ以上飼育することは環境や
経済的な意味でも、不可能です。
そこで、苦渋の選択でしたが、キャンディに避妊手術を行いました(2005年11月5日)。
女の子が発情しなくなれば、男の子が発情してストレスを感じることも無くなります。
可愛いパピーの誕生は、もう望めなくなってしまいましたが、この4人+3匹の新しい家族
でこれからのワンライフを、思い切り楽しんで行こうと思っています。

ここに、応援して下さった全ての方々への感謝をこめて、心よりお礼申し上げます。


そして、これから交配を考えていらっしゃる方に、今一度新しい命の重さについて
真剣に考えて頂きたく、お願いするとともに、もしその責任を受け入れる覚悟のうえで
出産を希望されるのであれば、いくらでもご協力させていただくことを、お約束します。

それから、いつの日かサイダーをみそめて、お嫁さんになってくださるビーちゃんが
現れてくれることを、密かに願っています。

最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
                                            C&Cママ


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