ライテクお薦め本

 スポーツにせよ芸事にせよ、正しい知識に基づいて練習するのが上達の早道である事は 論を待たないと思います。

 私がお薦めするのは 和歌山利宏氏 の諸著作です。

 物理的に非常に理路整然と、バイクの動きと現実の人間の操作の関係を記されています。
 ヨーモーメントだとかキャンバスラストだとかセルフアライニングトルクといった用語に対する 正しい知識もこれで。


 私が読んだ範疇では他に片山敬済氏、福田照男氏の著作が理に適っておりよろしいかと思いますが、 若干偏りもみられるのと、ほとんどが既に絶版であるのが難点です。



 実際にバイクに乗っている時は、細かい理屈など考えている暇はありません。
 右脳を使い、イメージ、インスピレーションで走らせるべきです。
 その為に、あらかじめ左脳を使って理想的走りのイメージをシミュレートしておいて下さい。
 そしてそのイメージに自分のライディングを近付けるべく努力するのです。

 最初からイメージが間違っていては、絶対に良い結果は生まれません。
 いくら練習してもタイヤとガソリンとブレーキを無駄に減らして大気汚染するだけです。

 一般的に広まっている理論には、物理的に無理があるものが多く見られます。
 ネモ●ン氏の著作やその流れを汲むライ●ースクラブ誌はその際たる例です。

 有名人の理論だからといって、本質を理解せずに鵜呑みにするのは非常に危険です。

 無論、一介のバイク好きに過ぎず、ジムカーナにしてもJAGE認定C1ごときであるばんざいの言う事など 間違っていて当然です。

 どんな知識も、御自分の大脳新皮質を使いよく吟味して下さい。



表紙へ戻る