一級建築士対策 学科W(構造) Q.017解答


×(不正解)、正解は4

  1. 地盤の強さに関わる指標として、粘着力と内部摩擦角があります。粘性土地盤では粘着力の影響が大きくなります。この粘着力は内部摩擦角を0とした場合、一軸圧縮試験にて測定した一軸圧縮強度の1/2の値になります。




  2. スウェーデン式サウンディング試験から地盤の許容応力度を算定する場合には、基礎の底部より下2m未満までの間にスウェーデン式サウンディングの荷重が1kN以下で自沈する層が存在しない事、 若しくは基礎の底部より下2mから5mでの間にスウェーデン式サウンディングの荷重が500N以下で自沈する層が存在しない事を確認する必要があります。ただし、この自沈する層があった場合、建物に有害な沈下(変形)が発生しない事を確認すれば、その限りではありません。



  3. 選択肢1に記載しました通り、地盤の性質としては粘性土地盤では粘着力が支配的になります。一方、砂質地盤では内部摩擦角が支配的になります。



  4. これは間違いです。梁の計算において、強度の確認とたわみ(変形)の確認を行うように地盤においても、強度の確認と沈下(変形)の確認が必要です。地盤の許容応力度とは地盤の強度を示す数値です。