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「クーラー有ります」
うちの2000ベルリーナには、クーラーが付いてます。
何の工夫も無く、とりあえずはオリジナルのままですが。
「ジュリアにクーラーぁぁ?」と思う方はいらっしゃるでしょうねきっと。
確かにメカニカル的には(特にこのユニットは)あまり良くは無いと思います。
往時の巨大なコンプレッサー、重い鉄製のコンプレッサーステー、
クランクシャフトを必要以上にエキゾースト側に引っ張るベルト、
オーバークール防止の為?とばかりにラジエターの前に立ちふさがるコンデンサー、等など。
コンプレッサー 噴出し口
しかしこれが無ければ、「一年中乗る」のは、東京では実質不可能です。
「一年中乗らなければいいじゃん」とおっしゃらないで下さい。我が家には現在車はこれ一台です。
「アシ車」はあるに越したことないのかもしれませんが、今のところ必要性をあまり感じません。
私も女房も運転しますし、子供は今のところ2人ですし、皆さんご存知でしょうが案外壊れませんし。
当然のことながら動力性能は、現在の路上においても全くストレスフリー。
何よりも仮にアシ車があったら、これほどは乗らなくなってしまうと思うと、ちょっとかわいそうな気もします。
(乗りまくる事自体かわいそう、って意見もあるかもしれませんが、
それは「より老朽化するから」という観点からですよね、
でも老朽化した物はある程度は元に戻せますし、私はそうしてゆくつもりです。)
でクーラーですが、面白いのは電磁クラッチの作動が、どういう仕掛けか知りませんが、
エンジン回転数とリンクしています。(イグニッションコイルから何らかの信号を取っているようです。)
上が時期設定つまみ、下は風量 電磁クラッチ作動方法選択スイッチ?
「自動」設定にしておくと、アイドリング時には自動的にコンプレッサーが止まり、
(冷風は出なくなりますが)、負荷によるアイドリングの不安定化と水温上昇を防止しています。
「手動」設定にすると、常にコンプレッサーが回り、冷風は出ます。しかし反面アイドリング時等の低回転時には
回転が落ちて不安定になります、水温も上がりがちになります。
ですんで我が家ではこれは、「ここ一番」に使います。
そして「自動」設定でも、コンプレッサーの停止時期を上のつまみである程度調整できます。
良く壊れてませんよね。すごいです。「さすが日本製。」
というわけで、「真夏の日中の渋滞」などには余り効果的ではありませんが、それ以外、
とにかく走ってる限りは外気温が何度でも大丈夫です。良く効きます。
特に雨の日の「曇り取り」効果は絶大です。
しかし色んなところで述べられている通り、各部弱点が多いので、
何とかより現代的にモディファイをしたい、と思っています。
※クーラー撤去しました!! 2008年5月
足動間欠ワイパー
ジュリアオーナーの方ならもちろんご存知でしょうが、
フットレストの上部に足踏み式のウオッシャポンプが付いていますよね?
あれ踏むと、元々はそれと連動してワイパーも動くようになってるんですが、
私のはウオッシャー液は出ないようにしてます。
というのも、ウオッシャーのノズルが詰まり気味なのか、足踏みでは力が充分でないのか、
フットポンプでは窓へと飛び散るウオッシャー液の量が極端に少ないんですね。
その少ないウオッシャー液を「潤滑剤」に、ワイパーにゴリゴリ動かれると、
あまり目の前に広がる光景は気持ちの良い物ではありません。
「おいおい、窓削ってどうすんの。」みたいな感じで。
そこで、まずウオッシャータンクを電動ポンプ付に替えて、
ウオッシャーのホースをそのままノズルに直結、ポンプのホースは外しました。
で、室内にウオッシャー用スイッチを設置しました。
さすがに電動、勢いが違います。充分に窓が潤ったところで、今度はワイパーオン、
これで「ゴリゴリ」もなく、しっかりと汚れを取ってくれます。
フットスイッチ 押している時だけ出るスイッチ ポンプ付バッグ
そのデバイスの副産物が、「足動間欠ワイパー」です。
ワイパーを常時稼動させていなくとも済むような少雨時、
好きな時に足踏みスイッチで一回だけワイパーを動かせます。
オリジナルはここでウオッシャー液が出るのですが、一回ワイパーを往復させるたびに
ウオッシャー液に出られても、(雨降ってんのに)ちょっと無駄ですよね。
このデバイスならばウオッシャー液は出ませんので、気兼ねなく「間欠」させられます。
でもこの一連の動作は、結構トリッキーで、「AT限定免許」の人には絶対に真似できない技だろうな、
なんて女房と話したこともあります。(ちなみにうちの女房は出来ません・・・。)
ワイパーフェチ
「フェチ」とは自ら穏やかではありませんが、そうでなければ完全に網羅できないほど、
とにかくワイパーアームの種類の多さには驚かされます。
今も下図のように結構持ってますが、ほとんど全部、微妙にサイズや形が違います。
(中折れタイプしか持ってません。全部オリジナルだと思います。)
今現在装着している物も含めると、(左端のジュリア用でない物→多分スッド用も含め)全部で
ワイパーアームは16本あります・・・。ブレードはキャレロと、日本製のあわせて4本ですが。
まあこれらの一部は実は「売りたし」なんですが・・・。
そして私の車に付いている物さえ、果たして本当に「2000ベルリーナ用」なのか、
それもはっきりとは分かりません。
何故分からないかというと、アームにはパーツ番号が書いてないからです・・・。
先ず基本的に、「ストレート」なのか「中折れ」なのか、という違いがあり、ここではストレートを除外するとして、
つまりブレード差し込み式の中折れアームのみに限定したとしても、ぱっとショートパーツカタログを見ただけでも、
「キャレロ」、「ボッシュ」、「ボッシュ−キャレロ(?)」とメーカーがあります・・・。
そしてそれら各メーカーの品でも、モデルによって微妙にサイズが違ったりするようです。
キャレロの、ほとんど同じシェイプのアームがあるんですが、全然長さが違います。
多分ですが、片方は1750ベルリーナ用、もう片方は???ジュリアスーパー用?
そしてキャレロでないアーム、多分ボッシュだと思うんですが、こちらになるともう大混乱です。
先ず微妙に違う細部、
長さは言うに及ばず、曲がりの角度も全然違います。
下から2番目のなんか、少し外に湾曲してから中折れしてます。
(同じ物を見たことありますんで、これもオリジナルだと思います。)
で結局、今うちの車に付いているのを(外すのが面倒なんで)除外すると、
左(エキゾースト側)用は7本ありますが、そのうち同じのは2本のみ(キャレロ)で、7本、6種類です。
また右(キャブ側)用は5本あり、ディティールまで含めると、5本全部違う物です・・・。
こうなったら全種類集めるか?それでこそ本物の「フェチ?」
あとちなみにワイパーブレードですが、今使ってるのは日本製です。
「NWB」製 ”AERAMIC”、英TRICO社ライセンスドです。
長さは約330mmちょっと、ベルリーナ用としては少し短めかもしれませんが、この長さは絶妙です。
替えゴムを買う時に、エスティマ用を買うんですが、長さが700mmですので、1本買えば2本分です。
このブレードは、かつてオークションにて売った事がある、
キャレロの「赤パック」のジュリア用ワイパーブレードと、
TRICO社ライセンスドという点も含め、デザイン的にも全く一緒です。結構気に入ってます。
AERAMIC NWB LIC. TRICO こちらが使用中の物 こちらは赤パックキャレロ
おなじみのキャレロの、”繊細な”、例のブレードもありますがあまり使いません。
出し惜しみしているというところもありますが、実はちょっと長すぎ(約40cm)、
「ゴッツンコ」しやすいんです。
(お分かりですね。ジュリアオーナーの方なら。あっ!、一部スパイダー除きます。)
オリジナルの・・・。
全塗装はしましたが、奇跡的にもオリジナルのペイントコードが
書かれたプラーク(シールですが)は残っていました。
その他、オリジナルとして付いていた貼り物や、
2000ベルリーナならではのオリジナル装備品の写真たちです。
ジーバード防錆施工済。
おなじみ「disegno di bertone」、右側のみに付きます。
ドアノブ、スーパーとちょっと違います。
←こちらは2000ベルリーナ用
忘れてました。フロントの盾。オークションで間違えてアルフェッタのを落としたことあります。
←こちらはアルフェッタ用・・・。 違い分かりません。
ロメオエンブレム。ノンオリジナル。いい出来です。オリジナルはヤレてますが大事に取ってあります。