なぜ、レジェンドなのか?

 

数年前からセフィーロの後継車に関して検討しており、車の使い方が変わるわけではないため、求めるスペックはセフィー

ロを選定した17年前と大きく変わることはない。あくまで機能優先のセレクトである。

 

1995年時点でのセフィーロ選定のポイント

 

@      6気筒の滑らかな回転フィーリング    
→直6orV6

A      高速での余裕あるパワー        
NAであれば2500以上、 2000であればターボ付

B      4WD                        
→スキーエキスプレスとして必須

C      大人4人スキー分の荷物を収容できるスペース 
→必然的に中型以上のボディ                                                                                                                                                                           

D      十分なブレーキパワー(ABS付4輪ベンチレーテッドディスクがMUST)        
→上級車種、グレードにしか設定されていない、つまり高価

E      値段がこなれている

F      できれば5ナンバー

 

条件:「セフィーロNA31型を上回る機能を持ったクルマ」を候補としてピックアップすることにした。

ただし、前回は大人4人でスキーに出かけることを想定したが、今回それは必須ではないが、冬の長距離移動の必然

性は変わらない。

 

また、私も齢を取ってきたので、長距離をなるべく安楽に移動したいという気分になってきており、「疲れない車」という

のが加えた条件。今まで不足していた衝突安全性(セフィーロはエアバックはもちろんサイドインパクトバーすらなかった)

は十分としたい。

 

具体的な条件

@      余裕のある長距離クルージング性能

   パワー   →セフィーロ以上のパワー(220PS以上27kgm以上) ターボに拘らない

   走行安定性 →先進的な4WDシステム(アクティブトルクスプリット型)

A      低ミュー路の走破性 →4WD必須

B      安全性

   衝突安全性 →高剛性ボディ、エアバック、プリテンショナー付シートベルト、等

   積極安全性 →対向式キャリパーのブレーキ、ABS、車両安定化装置、ブレーキアシスト、TRC

   視界確保  →H.I.D.ヘッドライト、自動防眩式室内ミラー、自動防眩式ドアミラー(できればヒーター付)

C      十分なスペース→中型以上のボディ 十分なトランク容量

D      十分な装備  →ナビ、よいオーディオ、オートクルーズ、ETC

E      快適なシート →ランバーサポート、ヒーター、(できればベンチレーターほしい)

F      こなれた値段 →不人気、低年式、多走行でもOK

G      燃費     →セフィーロと同じレベルであればOK

H      なるべく、後付けのチューンが少なくて済むモデル

           →ブレーキ、オーディオ、シート、視界確保関係のチューンでセフィーロではお金が掛かった経験より

 

候補

条件を当てはめた場合、メーカーごとに以下のモデルをピックアップ

 

1:日産  フーガ、スカイライン、ステージアのATTESA E-TSモデル 

2:スバル  レガシィシリーズ  

3:トヨタ  魅力的な4WDシステムなし

4:三菱   ギャランしかない?

5:ホンダ  レジェンド

6:アウディ A4  A6のクワトロシリーズ

7:ボルボ  S70  V704WDシリーズ

 

日産にセフィーロの後継と呼べるクルマがあれば、それに越したことはないのだが、直接の後継車はない。

日産車の中では、R34型、V35型スカイラインの4WDがそれに近いが、2.5Lで若干パワー不足であり、生活4駆に

近い位置づけだが、候補といえば候補。さすがにR34型は古く、V35型はスタイルがイマイチ。NA31号レベルにする

にはそれぞれ、ブレーキとシートに手を加えなければならないし、電子制御パワステじゃないため、セフィーロからスペ

ックダウンしてしまう。

そういう意味ではステージアM35型の4WDが最有力候補。日産の各種パーツの流用も可能。そろそろ値段もこな

れてきたタイミング。もしくは3.5Lモデルも有力な選択肢だった。

 

次に、機能・価格とタマ数という点では、レガシィシリーズが最も重要な選択肢であり、乗っている友人も多い。候補とし

ては2.0ターボないし6気筒の3.0だろう。B42.0ターボであれば、維持費と言う点でもセフィーロと同様で済む。

 

「なんだかいろいろ能書き言ってた割には結局、レガシィじゃないの。それだったらもっと早く乗ったらよかったのに!」

って友人に言われそうだし、それだと、なんだか気分すっきりしない(笑)。でもサッシュレスドアは嫌いだし、マイナー

志向の自分としては、多数派に陥ることを潔しとしたくない。

 

三菱は候補が実際ない・・・

 

アウディ、ボルボは割高な価格がネック。

 

この中で最もマイナーな存在であるレジェンド。先進的な4WDシステムをはじめ、値段以外、基本的に全て満たす。

 

レジェンドは新車であれば価格的に候補にならないが、中古の値落ちが大きく、ステージアと比較できるレベルの金額
で手が出るようになってきたため、レジェンドを優先候補とし、適切なタマが出てこないようであればステージアにする方
針とした。

いろいろ調べると、KB1型はKA型からのキャリーオーバー部分が全くない新モデルのため、初期トラブルが多かった模

様で、20059月の第1回マイナーチェンジでその多くを改善したらしいので、このM/C後のモデルを候補とすることにし

た。しかしながら、雑誌等での評価は高いのだが、いかんせん売れない車だったため、タマ数が多くなく、選択肢があん
まりなかった。

 

レジェンドの条件

1:色      →グレー・シルバー系

2:外観    →できれば、モデューロ

3:内装・装備 →黒革内装 アドバンス・エクスクルーシブPKG  できれば禁煙車

4:走行距離 →整備がきちんと行われていれば問わない

5:価格    →こなれていること

 

721日から速攻で探し始め、8月になってから、このようなタマが出てきた。

 

1:色      →シルバー

2:外観    →ノーマル

3:内装・装備 →黒革内装 アドバンスPKG 禁煙車

4:走行距離 →15万キロ 記録簿完備 ディーラーによる完全整備

5:価格    →そうとうこなれている

 

過走行車であり、シートとグリルにダメージがあり、敬遠されていたようだ。

ただし、割安な分、自分の手元に来てから金をかければ解決することなので、それ以外の状態がよければ、問題ないと

判断した。モデューロエアロ(サイド)を装着すると、マッドガードが装着できないことがわかった。

 

完備された記録簿を精査した上で、実車を検分し、自前で手を加えなければならない点を確認した上で購入を即決した。

 

補修ポイント

@      ドライバーシート革張替 

A      グリル交換      

B      塗装補修           

     タイヤはまだ6分山以上あるため、そのまま使用予定

     スタッドレスは6分部山以上あるため、そのまま使用予定

 

その他改修予定ポイント

@      ブレーキ関係(ローター、パッド、キャリパーO/H