2003.may-ダニーと紺碧の海ー

5月16日で42歳を迎えてしまいました。お祝メールを下さった方、ありがとうございました。
今は、6月7日の舞台に向けての稽古にあけくれております。この「ダニーと紺碧の海」について説明をすると、作者はジョン パトリック・シャンリ−/アメリカ人、代表作は「お月さまへようこそ」「ダニ−と紺碧の海」「ウィメン オブ マンハッタン」等。映画の脚本家としては、1987年「月の輝く夜に」でアカデミー脚本賞を受賞。
日本でも何度もいろんな所でいろんな人が公演を行ってるようですが、アメリカでは最初ジョン・タートゥーロとメアリ−・マクドネルが演じその後、女優がジューン・スタインに変わったそうです。話しによると、ふたりは何ヶ月もこの舞台を勤め、気が狂いそうになったようです。ジョンは7キロも痩せたし、ジューンは肺炎になって、入院させられそうになったという事です。役者にとっては大変な芝居というわけです。まあ楽な芝居なんてものは無いとは思いますが、特にこれは最初から最後まで出ずっぱりで、感情の起伏も激しいし、テンションを保つのが大変です。
今回はこの芝居を4組のペアーが演じるというなかなか面白い事になっております。演出家は同じで違った役者が同じものを演じるという事で、どのような違いになっているのか演じてる我々も実に興味深いものがあります。最初はお互いの稽古を見学しつつ参考にしたり比較したりして進めていきましょうという演出家の意向ではありましたが、今だ見学した事は無いし、された事もありません。私としても今は見たくないという思いです。他のキャストも言ってましたが、見る事によってどうしても何か感じてしまう、少なからず何かしら影響されてしまうという事が受け入れられないとでもいいましょうか。自分の役が自分の役でなくなってしまう瞬間を感じてしまうとでもいいましょうか。説明は難しいですが。でも是非見たいと言っているキャストの人もいるから、思いは様々です。自分の公演が終わった後の日曜に演じる2組は是非見たいとは思ってます。それはかなり楽しみにしてます。
稽古状況は4組ばらつきがあるようですがそれぞれがそれぞれ違った感じで仕上がって行くのだと思います。夜に稽古をするとテンションが上がってしまっていて家に帰っても明け方まで寝られなかったりしますしね。とにかくテンション勝負のような所がある芝居です。
舞台装置も結構スタイリッシュで美しいと思いますし、生演奏も入って雰囲気はいいと思います。芝居は激しいとは思いますが。一回しかやらないのがかなりもったいない気もしますが一発勝負というのもまた集中できて面白いのかも、とにかく全部を出し切って終わりたいという思いです。ぜひ本番とその後のこのページをお楽しみに!

今回も写真を載せようかとは思いましたが稽古中の様子はちょっとお目にかけれない感じです、あしからず。
私の相手役の街田しおんさんのHPアドレスです。前の事務所のページらしいのですが、見れるようです。
http://www.box-corporation.com/shion/
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december.
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2003