光体験ワークショップ

  ASIAS芸術家と子どもたち 2005年12月14日(水) by MAAH

           ―あなた自身が光になる―

NPO ASIAS(エイジアス)芸術家と子どもたち の依頼により板橋区にある小学校で
全6年生46人と図工の時間に光体験ワークショップを行ないました。

光体験 Part 1「暗闇の中のひかり体験」 in資料室

空き教室だった資料室を舞台空間のように構成し、影のオブジェを配置。
水の入った透明な燭台の蝋燭に火をつけ、真っ暗になった空間の中に、こどもたちがひとりずつ入る。
蝋燭の揺らめきや立ち位置によって大きく変化する
影のかたちの変化をゆっくりとながめる。
日常にはほとんどない静かな光との対峙を体験。

足元の波打つ光の環が水先案内をしながら
共にすすみます

影のオブジェは学校にある見慣れた机や椅子、
脚立、布などを利用

こどもたちはみんな緊張しているようでした。どきどきがこちらまで伝わってきます。
最後に蝋燭の火をふっと消すときのうれしそうな表情が印象的です。

ひとり3分の短い時間でしたが、暗闇でひとりになる体験によって、わたしたちの想いが少しでも伝わればと思います。
人の意見に惑わされずに、自分の感覚を信じて進んでいいいのだということに自信を持てるきっかけとなればうれしいです。

光体験 Part2 「みんなとつくるひかりとかげ」 in図工室
授業で既に完成していた子どもたちのランプシェードの作品を使う。
班ごとに作品を机の上に置き、アルミホイルなどを使って作品と作品をつなげて
ひとつの大きな作品に仕上げます。どんなことになるのかな・・?

次はどうする?

最初は遠慮がち・・

だんだん面白くなってきたぞ

最後に電気を消して各自持っている
豆電球の光をあててみました。
大歓声!!

街を歩いていると、光と影は沢山あります。昼間は太陽の影、夜は電灯の影。
毎日歩いている道から見える影も、日によって時間によってかたちが違います。

そういった日常生活の小さな出来事を敏感に感じとれる感受性が育って欲しいと願います。
それは人生を豊かにするものであり、これから生きていくうえでの力のひとつとなるでしょう。

Work shop

活動記録2005−06