画像劇場 第3回  「となりのドロニャン」




この子の名前は「めいニャン」




私の可愛い妹ニャンよ。


だけど、昨夜から家に戻って来ないニャン。


とても、心配しているニャン。


めいニャンは生まれてまだ日が浅いから、余り世間を知らないニャン。


あっ、そうそう、私の名前は 「さつきニャン」。


茶トラの猫ニャンよ。さつきニャンは、エステが大好きニャンよ。











私たちは、隣町で働く お父ニャンと、めいニャンの3匹で暮らしているニャン。


お母ニャンは病気が再発して、遠い街で入院しているニャン。


そうそう、こんな事している場合じゃないニャン。


早く、めいニャンを捜さなくちゃいけないニャン。


「めいニャーン。めいニャーン」


あれ? どこにもいないニャン。


はっ。もしかして、お母さんに会いに病院に行ったのでは?





「神様お願い。どうか、めいニャンを守って下さい」









私は急いでめいニャンを捜しに後を追ったニャン。


すいません、そこの人。めいニャンという名前の仔猫、

見かけませんでしたか? → 通行人Aさん





はぁ、変なもの見ちゃったニャン





すいません、そこの人。めいニャンという名前の仔猫、

見かけませんでしたか? → 通行人Bさん





まったく、もう。あの人も助けて上げたいけど、めいニャンが先だわ。





すいません、そこの人。めいニャンという名前の仔猫、

見かけませんでしたか? → 通行人Cさん





あっ、ごめんなさい。ゆっくり出して下さい。





ダメだわ、どこにもいないニャン。


「めいのバカニャンコ」


どうしよう。もしも、めいニャンに何かあったら・・・


でも、これ以上ほかに探す場所もないし・・・


完全にお手上げだわ。










  「 もう、ダメぽ 」



そうだ! こうなったら最後の手段。


こんな時にはあの人にお願いするしかないニャン → 頼れるお方


......................................


一方、さつきお姉ニャンが、めいニャンを一生懸命捜していたその頃。


めいニャンは、となりの家でテレビを見ていました。










(ピラリ〜ん。 ピラピラ ピラリ〜ん。)


必殺仕事人って、かっこいいニャン。 


いつかワタシも、仕事人になるニャン。


さっそく、テレビ界で修行してくるニャン。











やったぁ。かなり演技力が磨けたニャン。


それでは、さっそくお仕事してみるニャン → 初仕事



技も盗んだし、取る物も取ったし、


そろそろ、お家に帰るニャン。







「お姉ニャン、ただいま」






あっ、めいニャンが帰ってきた。


「どこに行っていたニャン? 心配してあちこち捜しまわったニャンよ」


「めいニャンは、仕事人になるために修行をしてたニャンよ」


「何これ? となりで泥棒してきたの? お姉ニャンは、アナタを泥棒猫にする

つもりはありません。ちゃんと謝ってきなさい」



「お、お姉ニャン。ごめんなさいニャン」











話もつまらなくて、正直すまんかった・・・


おわり

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