琥珀色の南風 〜 残酷な天使のテーゼ 〜 Back Home 2003.5.19 皆さんは、自分の色を持っていますか? 僕は白色と琥珀色を持っています。 以下は、僕が過去の体験で色を得た、僕にとっては現実に起こった 今でも記憶として残っているお話しです。 この経験談を読まれた方が、信じようが信じまいが僕にはどうでも 良いことですが、これを公表する必要性を感じているので、 ここに書き残しておきます。 僕は、一人で暗くて恐ろしいこの世の果てのような世界を旅してきました。 その世界は、一般的には精神世界とか、非常識の世界、異次元の世界、 霊の世界と呼ばれている、芸術家などが創作する原動力になる空間です。 現代医学では精神世界の境界線と呼ばれ、聖書では霊が導いた世界です。 この世界は、次元が違う、しかし現実に存在し、多分誰でも移行可能な世界です。 その世界で僕は不思議な体験をしてきました。 それは、恐怖との戦い、自分との戦いで、まさしくこの世の果てでした。 その時の状態は、精神的、肉体的に疲れ果て、自分でも分からないうちに いつの間にかその世界に紛れ込んでいました。 正確な日付は覚えていませんが、時は昭和から平成に変わる前後の頃です。 自室で本などを読んでいたと思いますが、疲れなどから精神が研ぎ澄まされ 感性が鋭くなっていた時に、突然悪魔が現れ僕に問いかけて来ました。 (悪魔と言っても、姿や形は見えません) あたかも近くにいるような、何となく感じる(霊感)と言ったものです。 現れた悪魔は、青い色を示す悪魔と赤い色を示す2体の悪魔でした。 青い悪魔(世界全ての栄華=富)と赤い悪魔(戦争の英雄=権力)は、 僕に「好きな支配権をお前に与える。 どちらかを選択すれば、この世の全てがお前のものになる。」との誘惑で、 換わりに命を生け贄に捧げることが交換条件の誘いです。 僕は、即座に赤い色(争い・権力)の悪魔に対しては拒否しました。 青い悪魔(栄華)については数日間考え、しょせん悪魔からの誘いであると 冷静に判断し、結論としてどちらの色も拒否し、白色(無欲)を選択することに しました。 僕が白(無欲)を選択したことを悪魔に告げると、悪魔は僕のそばからたちまち 消え去りました。 しかし、その結果、自分の全ての欲望(希望)も一緒になくしてしまいました。 全ての欲望を捨てた日から3日程、突然現れた悪魔の存在についてあれこれ 考えていました。 そして、導き出した答えが、これは自分の深層に眠る自分(人間)の計り知れない 欲望であると理解することが出来ました。 僕は、このまま欲望を捨てて生きて行く訳には行かないと考え、この不思議な 世界は自分が創り出している世界なのだから、この悪魔(自分の欲望)を自分で 呼び出すことにしました。 呼び出した悪魔は、青い光りの欲望(これまでの地球上の繁栄)と 赤い光の欲望は(権力の欲望)です。そんな状況の中、戦いの象徴である 赤い光の力は利用しないことを誓いました。 そして、僕はもう一度自分の色を選択することにしました。 青い光の欲望に対し、僕は既に決めいていた黄色い光りの色(琥珀色)を選択する ことを告げました。 そして、僕の黄色い光の色(注意を促す色)と、赤色(愛)、 青い光の色(これまでの繁栄=科学・自然)を利用 (光の三原色) して 白い光の色(透明色)を創り、新しい世界を創設するための力として使うことを 宣言しました。 この経験により、僕は一度全ての欲望を捨て、次にこれまでの繁栄を保持し ながら新しい世紀を創ることを、聖書に書かれている世界で契約してきました。 その世界が神の世界であることは後から知ったのですが、この世界での体験は、 聖書に記述されているイエス・キリストが霊に導かれ荒れ野の地で悪魔を退けた 体験や、釈迦も悪魔と遭遇し悪魔を退ける体験をしてきたことなどが書かれて いますが、僕の推測では、多分その体験と同じ体験をしてきたのだと考えています。 また、その体験から数日後、旧約聖書に救いを求め、創世記を読んでいたときに、 突然胸が熱くなり涙がこぼれ出す経験をしました。 何で、聖書の物語で涙が出てきたのか? 今でもとても不思議な体験でした。 僕は、この体験により、人間が生きていくために必要な3大欲望(性欲・食欲・睡眠欲) 以外の金銭欲や物欲・支配欲などを捨てることが、「神の真意である」ということを 知る手がかりになりました。 この体験は、戦慄で恐ろしい経験でしたが、今になって考えるととても素晴らしい 経験をしてきたことだけは間違いないようです。 最後に。 僕を生み、これまで育ててくれ、現在のこの地球で暮らさせて頂いている僕の絶対で 唯一の神(宇宙のエネルギー)に、この体験を与えてくれたことに、地球に、自然に、 すべての人々に、そして僕を支えてくれている家族に感謝の意を表します。ありがとう。 PS 結局のところ、現在の僕の状況はこの経験をしてきただけです。 当然ですが、この体験を語って、これから宗教団体を作ろうとか、聖典や教典 教えの本を書こうとかなど、一切考えていません。 また、キリスト教や仏教等の宗教団体にも加入していませんし、宗教勧誘もしていません。 ただ、とても貴重な体験をしたので、興味のある方のためにこの体験記を書き残して おきます。 (2002年6月26日から一時期公開してたものを修正) Back Home