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「死後の世界は存在するのか?」                 2003.12.16〜19


●言葉とエネルギー (2003.12.16)

人間の暮らしは、全てがエネルギーの変換で成り立っています。

例えば、モノを温める場合、電力を使って電子を動かし摩擦で温める、

ガスや石炭・木などを燃やし熱エネルギーに変えて温めるなど、

何らかのエネルギーを消費して、別のエネルギーに変換しているだけなのです。


私たちの毎日の食事もそうです。

肉や野菜など、他の生命(カロリー)を消費して、私たちは生きています。

では、私たちは奪ったエネルギーを何に変換しているでしょう?

体力を維持するための体温(熱エネルギー)に変換する、

行動を起こすことにより風力を発生させる、

色々なことを見聞きし考え、そして言葉や絵、音楽などを生みだし

他者へ気持ちを伝える、などなど。


その伝えるための言葉自体にもエネルギーがあり、

そして、言葉のエネルギーにも、良い悪いの質があります。

優しい言葉は、相手の心を温め、優しい気持ちにさせることが出来ます。

厳しい言葉は、相手を熱くし、争いを引き起こしたり、恨みなどの気持ちを発生させます。


人は、この世に生まれ、他の動植物・鉱物など自然界からエネルギーをもらい、

そして言葉というエネルギーの中で、毎日を暮らしています。

せっかく創り出される言葉なのだから、エネルギーを破壊的な言葉として使うのではなく、

豊かに、そして建設的な方向に変換したいものです。


世の中の風潮が悪い言葉で溢れたら、地球環境の悪化や

社会秩序の乱れ、戦争や犯罪などが多発し、

人間活動という大きなエネルギーが悪い方へと突き進むだろうし、

逆に世の中が良い言葉で溢れれば、

良いエネルギーに変換され、穏やかで理想的な世界へと傾くのでしょうね。



●心とエネルギー (2003.12.16)

物理学の重要な法則に 「エネルギー保存の法則」 というのがあります。

これは、昨日の雑記 「言葉とエネルギー」 で書いたことそのままであり、

「エネルギーという量は増えも減りもせず、変換するだけ」 という、

物理学の考え方の大原則です。


また、 「この世の物は全て原子の組み合わせで出来ている」という考え方が

大前提にあり、物理学上では、人間も原子の集合体になります。


さて、人間の活動の中で一番使うエネルギーは 「考えること」 だと思われます。

何も考えなければ、食べることも、歩くことも、寝ることもしなくなります。

思想、計算、感情、記憶、予測、意思、無意識など、その人自信を認識している

「心」 自体には形はないけど、実際自分の中にあるとても不思議な存在です。


その心をエネルギーとして捉えるなら、 エネルギー保存の法則により、

生まれる前の元となったエネルギーがあるはずであり、

また、死が訪れ心が分解したときにも別のエネルギーに変換されることとなります。


死が訪れたときに、身体という物体はその役目を終え、微生物などの

食物エネルギーや熱エネルギーなどに転換されます。

しかし、心の場合はどうでしょう。

多分、微生物の食物や熱エネルギーには転換されないので、

別のエネルギーに転換する必要があります。

もしかしたら、心のエネルギーは、別の世界に移行するのかも知れませんね?


では、その心とは何でしょう?

脳は神経細胞の集まりで、脳自体は物質であり、原子の集合体です。

脳を1つの器官と考え、 脳と心はまったく別物と仮定します。


そして、脳の中には、目には見えない原子の集合体があると仮定します。

人がこの世に生存している間に、体と脳の器官を使って大気中の原子を集めていて、

人生体験などを通し集めた様々な原子の集合体が1つの形を形成し、

出来上がった組み合わせが、その人の記憶や性格・感情を支配していると考えます。


そして、死が訪れたときに、集めた原子の集合体が脳から切り離され、

別の世界に移行していくと考えてみました。

その集合体は、電子や水素・酸素などで形成され、目では見えない物質だったら?

僕の考えでは、その可能性はまったくない、とは言えないと思います。


最近の生命科学で、脳の感情を伝える仕組みが大夫分かってきました。

テレビなどで、脳の伝達方法や脳神経物質伝達構造のイメージ画像をみていると、

何かにとってもよく似ています。

それは何かというと、最新の宇宙科学で発表されている 「宇宙構造」 に

何だかとてもよく似ています。


もしかしたら、宇宙という脳の中に、銀河系があり、太陽系があり、

地球があるのかも知れませんね。

地球などの星は、巨大な宇宙脳の中の、たった1つの伝達物質なのかも知れません。


脳の成長過程では、新たな神経細胞が作られ、脳の組織が発達していきます。

もちろん、脳の成長には、脳細胞の元となる物質が必要になってきます。

その新たな細胞物質は、脳内の細胞から作り出されていきます。


もし、この宇宙が、宇宙という脳であるならば、新しい脳内細胞物質(星)も

宇宙で作られることになります。

もしかしたら、この世で生きた人間の心は、新たな世界の新星として

生まれ変わるのかも知れません。


その時アナタの心は、生命エネルギーの元ととなる太陽になるのでしょうか?

緑が豊かで、生命が宿る地球のような星になるのでしょうか?

それとも、暗くて冷たい、生命が存在しない星になるのでしょうか?

塵とガスしかない、気体のような星になるのでしょうか?


かなり突飛な発想だけど、琥珀さん、常日頃こんなことを考えています。

あれこれ考えているうちに、物理学の考え方に無理な点があるのか?

自分の考え方が問題なのか? 上手く纏められないので、これで戯言は終わりです。



●死後の世界は存在するのか? (2003.12.19)

人間として生まれる前、私たちは遺伝子の運び屋さんでした。

人間の前進、XとYの染色体を持つ遺伝子(精子)です。

XとXを持つ遺伝子(卵子)と巡り会い、その時に精子のどちらか1つの染色体

Xを選択するか? Yを選択するか? によって、

女性として生まれるか? 男性として生まれるか? の運命が決まります。


その精子は、卵子と結合したときに、精子は事実上の死を迎えます。

では、自分が遺伝子だった頃、精子の自分は次の世界(現在の世界)が

あるとは考えてもいませし、思いもよらなかったと思います。


この様に、今この世で生きている私たちが死を迎えたときに、

本当に次の世界はない、と言い切れるのでしょうか?


私の前進である精子が死を迎え、次の世界があったように

今の私たちが死を迎えた時に、もしかしたら次の世界があるのかも知れませんね。

それは、ビッグバンなのかもしれない? 何て今日は考えていました。


 続き  パラレルワールドを証明することは可能か?


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