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小ネタ シリーズ 「ちっとも怖くない怪談」 第2回   2002.8.23


第4話  「毒の怪物」

  東北地方のとある田舎町
  その村にそびえ立つ裏山には
  昔から毒を吐く怪物が出ると噂されていた

  ある大学の研究班はその正体を突き止めようと
  その怪物を調査することになった
  しかし、村人は誰一人として
  この調査に賛成する者はいなかった

  村長は村人全員に命令し
  山に入らないよう指示し
  登山口を塞いでしまった
  
  調査員達は村人に向かって
  「そこをどいてくれ」とお願いした
  すると一人の村人が、入り口をどこうとした
  それを見た村長が一言
  「どくのかい、ぶつよ」・・・「毒の怪物よ」・・・(ちょいウケ)
 

第5話  「死んだ医者の呪い」
  
  有名大学の医学部に在籍している
  ある若者は一人旅を続けていた
  ある夜のこと 窓を眺めると
  行けども 行けども 
  ただ暗闇が続くばかりであった
  
  このままでは約束の時間に間に合わない
  若者は 得も言えぬ焦りを感じていた
  そして一言つぶやいた
  「寝台車はのろい」・・・「寝台車の呪い」・・・(ニヤリ)


第6話  「死んだ医者の霊」

  ある有名医大の霊安室から
  ここ数日 不思議な声が聞こえてくると
  看護婦の間で 噂が立ち始めた
  
  恐れを知らない ある看護婦は
  それを確かめに行くことにした

  彼女は霊安室の側までくると
  確かに何かが聞こえてくる
  一瞬 彼女はためらったが
  耳をすまして その声を聴いてみると
  「診断した医者の礼はどうしよう」・・・「死んだ医者の霊は」・・・(悲)

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