横浜市開港記念会館 (ジャックの塔)

 横浜市開港記念会館は、開港50周年を記念して、市民の寄付により1917年に建設されました。横浜を代表する歴史的な建物として知られ、大正期における大阪中之島公会堂と並ぶ二大公会堂としても知られています。

 記念会館という名称ですが、実際には公会堂の役割となっています。

 1917年の建設後、関東大震災により被災し、外観はかろうじて残りましたが、屋根のドームは崩壊し、以後しばらくは震災復興のスタイルを保持していました。ところが1985年の建設時の設計図が発見されたため、復元作業に着手し、1989年に竣工しました。

 建物のシンボルとして親しまれている時計塔は「ジャックの塔」と呼ばれており、高さが36メートルあります。付近にある県庁の「キングの塔」、税関の「クイーンの塔」と並んで横浜三塔と言われており、三塔を一望できるスポットを回ると願いがかなうとされているようです。この一望スポットは、公式には3か所認定されています。が、わたくしの調べではもう1か所ありますので、探してみてください。

 なお、重要文化財に指定されています。

アクセス:JR・地下鉄関内駅から徒歩10分
みなと大通り沿い
みなとみらい線日本大通駅すぐそば

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