京浜急行 1500形

 1985年に登場した1500形は、当時流行っていたブラックマスクを採用して、従来の京急車のデザインを一新しました。当初は銅合金製の車体で界磁チョッパ制御を用いた車両でしたが、後にアルミ車体で製造されるようになり、さらに1990年から製造されたグループからは、VVVF制御を採用しました。この三者は、銅製車は戸袋に窓付き、アルミ車は戸袋の窓なし、VVVF車は前面にスカート付きという風に簡単に見分けることが出来ましたが、車体の更新が進み、戸袋の窓が埋められたり、スカートが取り付けられたりしているために、この見分け方はもう通用しなくなってきました。

 車内は更新作業が進んでいますが、未更新車はブルーのロングシート、VVVF車においてはブルーのバケットタイプのロングシート、更新車は赤のバケットタイプのロングシートになっています。

 この車両は8両編成と6両編成、4両編成があり、「快特」「特急」「急行」「普通」の各種別に使われており、都営線内にも乗り入れています。京急線内では最も頻繁に見られる車両といっても過言ではないでしょう。