じゃんがら

供舞環列 供舞環列 夕間暮れ 供舞環列 奉納行 夜行
道中太鼓 雨天決行 道中太鼓 迫(はざま) 雨天決行 奉納行
夜行 盂蘭盆会 宵闇 出を待つ 念舞



1991年夏の卒業制作のための取材以来、じゃんがらを描いています。

新盆のお宅を踊りで供養して回るという伝統行事は、今も福島県いわき市内の青年会など90以上の団体が守っています。

いわきの夏は、盆も祭りも「じゃんがら」の鉦と太鼓が重低音で鳴り響いています。それは少し怖くて神秘的な音です。
私は夜のじゃんがらが特に好きなのですが、闇の中から低く鳴る太鼓の音と、白く浮かび上がる襷がなんともいえない怖さで迫ってきます。
踊っているうちに無心になっていく青年たちの輪は、この世とあの世の間に入り込んでいるようです。

伝統芸能という絵にされることの少ないモチーフを選んで、ずっと苦心してきました。まだまだ実際の雰囲気などは再現できずに、もどかしい思いでいます。
しかし最近では、描いていると少しずつですが、夏におどる彼らの輪に自分がとけていくような気がしてくるのです。


                                                                
 2000年11月


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