デジカメ持って…撮影記(第一海軍燃料廠跡)
〜 事前調査編 〜
本郷台周辺には、戦時中第一海軍燃料廠の研究施設がありました。根岸線で通勤しているため、山腹に
開いた横穴(防空壕)や古い建屋の基礎などが、車窓から良く見えていました。しかし、ここ最近駅周辺の
再開発が進み、山を削ってマンションが建てられるなど、当時の面影を探すことが難しくなっています。
そこで、身近な場所にある戦争遺構を記憶(記録)に留めておこうと考えました。
徒歩による事前確認で、本郷台周辺を巡っていた時には気づかなかったのですが、自宅に戻り
PCでマップを確認していたところ、燃料廠があった裏手の山に公園が作られていることに気づきました。
もしかすると、その公園から隣接する山中に入ることができ、境界石柱など痕跡を探すことができるかもしれない。
そう考え、後日改めて確認に向かうことにしました。
調査のため、自転車で現地に到着。公園名を確認します。
Google マップなどでは、公園名が記載されていないため、比較的新しく造成された公園かもしれません。山を確認すると、公園との境にはフェンスが二重に建てられて
いました。踏み入るのは難しいかなぁと考えつつ歩みを向けた時、隅に何かを見つけました。
これは… ゴクリ…
それはまぎれもない境界石柱でした。この石柱はコンクリート製で、2本存在。状態も良く文字をはっきり
読み取ることが出来ました。元々この土地に打たれていた石柱を公園造成の際に移したものと思われます。
この場所に海軍の施設があった証です。
この画像は、根岸線高架下から公園を遠望したもの。手前の空地および、横の介護施設が建っている場所も
元研究施設がありました。今回見つけた石柱も含めて、改めて調査(確認)を実施したいと思います。
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