「ハヤトラ」レビューその2
<連写性能とISの利きを確認する>
前回のチェックで、長時間露出をするとドット抜けが発生する旨は書きましたが、その他に
は問題が無さそうだったので、早速フィールドに持ち出して連写性能を確認してみることにし
ました。連写を試すのにうってつけの電車を撮影してみることにします。「ハヤトラ」は連写
モードで、毎秒3,5,7.5,15コマの4モードから選択できます。今回は7.5コマ/
秒での撮影としました。連写枚数はカメラ本体のバッファ容量に依存しますが、おおむね9〜
10コマの連続撮影となります。
1コマ毎に見るとこんな感じになります。これを繋げて動画にしてみ
ると
このようになります(ファイルちょっと重いです…)。使ってみた感想は、こりゃスゲーなーというのが正直なところです。こんだけバシャバシャ
撮れれば、ベストショットをものにできる可能性が高くなります。
次にIS(手ぶれ補正)の威力を確認してみます。下の画像は、5月2日箱根に行った時に
ケーブルカー早雲山駅から強羅方向を撮影してみたものです(当然手持ち撮影です)。時刻は
17時をまわっていたので、辺りは薄暗くなっていました。
画像をクリックするとオリジナル画像が開きます
撮影データ:焦点距離 望遠端(35mm換算で380mm)
シャッタースピード 1/13秒
ISO感度 100
絞り F3.5(開放)
本当はケーブルカーにピントを合わせたつもりだったのですが、手前のもみじにピントがいっ
ていました(笑)。普通では手ぶれを起こしてしまうシャッター速度でしたが、ISのおかげで
ぶれの無い写真を撮ることができました。ISさまさまですね。
総括すると、やっぱりこのカメラは凄かった。CCDは、今では低スペックの150万画素し
かありませんが、それを補ってもなお余りある基本性能を有しています。買って間違いなかった
です。撮っていて楽しいなと思えるカメラに出会えました。
このあと鉄道の写真は、大半の場合このカメラを使うようになりました。弊害として今まで
メインで使用していたC730UZの連写でうまく撮影ができなくなってしまいました。理由は
1.6コマ/秒の3コマ連写なので、フレーム内に収めるのにいつシャッターを押せばいいかタ
イミングがつかみにくくなってしまったのです。
まだまだ修行が必要なようです…
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