レンズの性能比較について(
2018.07.22)ISSの撮影で、軽量の撮影システムが組めるのではと思い購入したTokinaの
Reflex300 mmと、近い価格帯のオリンパス製スタンダードレンズZD18-180 mm
の写りの比較を実施しました。経緯はツイッターで書いていますが、ピントの
甘さが気になったのがきっかけです。撮影条件は以下のとおりです。
同一焦点距離のレンズは所有していないため、できるだけ焦点距離をBに近づける
ような組み合わせとしました。
@
ZD18-180 mm+EC-14(純正テレコン使用:35mm換算で504 mm相当)A
ZD18-180 mm×カメラ本体のデジタルテレコン併用(616 mm相当)B
Tokina Reflex300 mm(600 mm相当)ボディーは
E-M1を使用し、拡大表示で手動ピント合わせを行った。感度は同一。絞りとシャッター速度は、できるだけ
Tokinaのレンズに合わせた。ズームリングの位置情報の関係で、Aは中途半端な焦点距離になっています。
ご容赦ください。
撮影比較に使用したカメラ・レンズ群
<実写結果:全体像>
全て1024×768にトリミングを行っているが、画像の調整は未実施。
撮影データ@(
ZD18-180 mm+EC-14)
撮影データA(
ZD18-180 mm×カメラ本体のデジタルテレコン併用)
撮影データB(
Tokina Reflex300 mm)
全体画像を見ると、それほど違いは無い様に見えます。月の下半分を切り
出してみました。
<実写結果:一部切り出し画像>
撮影データ@拡大 撮影データA拡大
撮影データB拡大
切り出し画像を見ると、差が出てきます。Aの画像は輪郭のぼやけが目立ち
ます。やはりデジタルテレコンの影響でしょう。
画質の良さは@=B>Aに感じます。
<まとめ>
Tokina Reflex300 mmと、価格帯の近いオリンパススタンダードレンズの画質
比較を実施しました。
結果としては、テレコン使用のレンズと画質が近いと感じました。
テレコンを使用すると画質は低下しているはずです。という事は、その組み合わせ
と近い画質の
Tokinaのレンズは、これ以上の無理(デジタルテレコンの併用など)はしない使い方をしたほうが無難と感じます。
ISSの撮影では、焦点距離の短さが力不足となりそうです。
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