このごろ思うこと パート13
☆軽く生きましょう (2005年4月)
1ヶ月くらい前、娘が駅で何気なく旅行のパンフレットをもらって来ました。春休みのためによさそうな旅行はないかと思ったようです。私としては春休みに旅行する気持ちなど全くなかったのですが、パンフレットの「シンガポール・熱帯ジャングル動物園体験旅行」というタイトルに目が留まりました。
動物好きの孫と何度かテレビで見た事がある、シンガポール動物園に行けるんだとフッと心が動きました。よく読んでみるとナイトサファリ体験あり、動物園でオランウータン達と朝食をとったり、広々した柵の無い園内を散策して、ゾウとふれあったりできるようです。別の日はピンクイルカにも会えるし、昼食のため飲茶を手作りして食べるなど、その他にも面白そうな企画がいろいろありました。
そのパンフレットがインターネット申し込み専用だったので、先ずまだあいているかどうか調べてみようということになり早速アクセスしてみました。希望の日程で「空席3」とありました。「これは行けってことよね!」と娘と盛り上がりすぐに申し込みました。
そういうわけで、4月1日から5日までシンガポールへ行ってきます。4日間のツアーだったのですが、孫がどうしても鳥の動物園にも行きたいというので、延泊することになりました。そして孫は6日から小学2年生になります。
2月にダンスの発表会でたくさんお金を使ってしまったので、当分つつましくしなければという想いが心のどこかにあり、自我で考えれば春休みに旅行なんて・・・ということになります。しかし、たまたま見せられたパンフレットに心が躍り、あぁ行って見たいと思った時、お金のことなど全く考えずに決めてしまっていました。
旅行するお金はあるのに、まだ起きてもいない将来への不安(貯金が減るといざ何かあった時に困る・孫の将来のため貯金をしていてあげなければ)にフォーカスして今を楽めないということは、今を生きていないということですよね。
人さまにアドバイスをするときには、いつもいつも「今・ここ」を生きなさいと言っているのに、自分の事となると、まだまだ起きてもいない未来の不安のために今という時を生き切っていません。私の最後に残ったブロックが「お金がないと生きていけない」「一生懸命働かないとお金は入らない」です。そう思っているからそういう現実を創っているのだと娘にアドバイスされました。
娘が最近作ったブログ「これが私の生きる道」を読んで下さった方にはお解かりのように、彼女はあまり仕事をしていないし、収入もさほど無いのに、どうしてあんなにのんびり自分らしく生きていけるのだろうと思うほど、自分を宇宙を信頼しています。したい事をしていたら必ず必要なものは与えられると全託しています。
私も今「娘のため、孫のために稼がねば」というブロックを外しているところです。娘に「今あなたたちを養うために稼がなければならないというブロックをはずしているところよ」と言うと、「そうしたらもっと仕事が楽しくなるわよ」という返事が返ってきました。以前、シャーリーンに言われたようにやっぱりあなたは私の母親ですね。これからもよろしく!
今、稼ぐための仕事をやめて、自分の浄化をしている方がたくさんいらっしゃいます。電話で色々お話しています。今現在皆様がいるポジションは、高次元の自分が体験したくて決めてきていますから、宇宙を信じて今ここの不安、ストレスとだけ向き合ってくださいと・・・。
「クライアントさんに向かってアドバイスしているように見えていますが、それは自分自身に向かって言っているのと同じです。自分を見つめるため、質問者として私の前に来てくださった尊い方々です。」と津留はよく言っていましたが、まったくそうだなぁと実感しています。
自我でじたばたしてもいいし、「もうどうにでもしてくれ!」と宇宙に全託して居直って自分のしたい事だけをする事を自分に許し、楽しく生きましょう。
先月から掲載を始めた「セドナ旅行記」のAです。お楽しみ下さい。
セドナ旅行記A Y・Y (創生会レポート 1996年12月号より)
2日目、心地よい眠りから覚めてロッジのテラスに出てみました。昨夜到着した時は暗かったので、周りがどうなっているか分からなかったのですが、ロッジの裏には木々が茂り、テラスには体が黒く、羽根だけ青いキツツキの様な鳥が遊びに来ていました。そしてセドナを象徴する赤岩の山々に囲まれていました。
オーククリークという小川沿いの小道を歩いてみました。既に何人かのツアーメイトが、川沿いの大きな岩の上で瞑想していました。私は、小川をかなりさかのぼった所で目にとまった大きな岩を選び、岩を包み込むようにうつ伏せに寝て、岩に話しかけてみました。「こんにちは、遠いところまで招待してくれてありがとう」と。考えてみれば、日本に住んでいる私が、アメリカの田舎町の人里離れた小川で、一つの岩を選んで横にならせてもらうという事も二度とない御縁だと思い、岩に手を当ててヒーリングしてみました。そこは日陰になっている冷たい岩なのですが、長時間うつ伏せになっているのに、どんどん体が温まってくる不思議な岩でした。午前中は自由時間だったので、時間の許す限りそこにいて、岩に礼を言い、何度も岩の方を振り返りながらその場を離れました。
お昼前に集合、弁慶の様な体格をしているブルースとケビン、通訳のチズコさんが迎えに来ました。これからセドナにある地球の子宮と言われているバーシングケイブへトレッキングです。車の中でブルースに、今回の旅でインディアンのシャーマンと会う事が出来るかと聞いてみると、今からガイドしてくれるライアンは、インディアンとの混血でシャーマンの様な男で、とても多くの体験をし精霊とも話が出来ると教えてくれました。コースの入口に到着すると、そこには大きなオンボロ車のボンネットの上でカーボーイハットの男が、足を投げ出して寝そべっていました。ライアンです。
「今日は私にとって特別の日です」開口一番日本人に似た顔の彼が静かな口調で話し始めました。植物や地形の説明を受けながら、赤茶色の岩山と同じ色のパウダーの様な砂の上を歩きました。途中の枯れ澤で瞑想の時間をとりました。風の音、虫の声、それら一つ一つが我々の波動を調整してくれている様でした。瞑想の後ライアンは「瞑想中に感じた事で何か分かち合えるものはないですか」と聞きました。私は瞑想中に見えた地中を走る黄金色のラインについて話しました。ライアンによるとこの枯れ澤の下には水脈が走っているとの事でした。セドナに来て以前よりビジュアル化し易くなったようです。
どのくらい歩いたのか定かではありませんが、バーシングケイブに到着しました。ハート型に広く窪んだ中心に丸い穴があり、そこが地球の中心の入口だと言うことでした。浅い穴で、エネルギー的に中心に繋がっているという事だと思います。そこでライアンから宇宙のエネルギーと地球のエネルギーを自分のハートチャクラで繋げるエクササイズを教わりました。津留さんから裸足になった方が大地のエネルギーが流れやすいとの説明があり、皆裸足になって瞑想しました。私は此処での瞑想はあまり感じませんでしたが、そこからの景色が素晴らしく、風がとても心地良く感じました。
瞑想後ライアンがインディアンフルートを吹いてくれました。ツアーメイトの中には感激して泣く人、過去世を思い出して泣いている人もいました。フルートが終わった後、ライアンから日本の歌を歌ってほしいと言われ、皆で『ふるさと』を歌いました。「山は決してこの歌を忘れない」とライアンは言いました。
その場所を離れるとき、彼は叫びました「サンキューマザー!」と。石、山、川、風、雲、大自然全てに魂がある事を体で伝えてくれたガイド、ライアン。出発前妻が書いてくれたセドナに必要な三枚のチャネルアートの一枚を、迷わずに彼に渡しました。
その夜は早めに休み、明日早朝出発のハヴァスツアーに備えました。しかし夜中突然目が覚めて、全然眠れません。そのまま朝まで、星を眺めたりして起きていました。翌朝聞いてみると、多くの人が眠れなかったそうです。地球の子宮で想像以上に強いエネルギーを受け、体が活性化していたみたいです。
3日目、今回のハヴァスツアーを企画してくれたデビット社長、ケビン、チズコともう一人知らないドライバーが迎えに来ました。ブルースはテニスで腰を痛めていて馬に乗れないのでこのツアーには参加出来ず、代わりに来たそうですが、彼の名前もブルース。彼も又体格が良いので、皆でにせ者ブルースと呼ぶことにしました。
今から会いに行くハヴァスパイ族とは、ハヴァ=水、ス=青、パイ=人々、という意味の名のインディアンで、セドナから車で約3時間、グランドキャニオンの西のはずれにある渓谷に住む部族です。3時間の長距離も景色を見ているとあっと言う間でした。今までテレビや映画でしか見た事のない巨大な岩山が出迎えてくれました。
ヒルトップという所からヘリコプターに乗り込み、谷底に向かいフライトです。まさしく地球の割れ目に降りていく様な感じでした。景色に見とれていると、小さな集落が見えてきました。小さなヘリポートに着陸すると、会いたかったアメリカインディアンが出迎えてくれました。こんな所に住んでいるなんて、風の谷のナウシカを思い出しました。
ヘリコプターは何往復かして全員到着した後、ハヴァスパイの人達が作ってくれた昼食をいただきました。此処に来る前にデビットやケビンからしつこく言われたのは、インディアンの許可無く、彼らの姿、風景を写真に撮ってはいけないという事でした。彼らはインディアンを愛すると共に、とても気を使っていました。私は昔からインディアンに会うのが夢だったので、嬉しくて足が宙に浮いている様でした。昼食を味わうより早く礼が言いたくて気持ちはインディアンに飛んでいました。 つづく
☆人生シナリオ論 (2005年5月)
よくいただくご相談で、今の自分の苦しい状況を「これはシナリオだから」とその体験に縛られすぎて、身動きできなくなっている方が多いのでそのことについて考えてみましょう。
私も「宇宙のシナリオ・魂が決めきた体験」という言葉をよく使います。実際、自分がどの時代・どの国の・どんな両親(先祖の血統やDNAの影響も含む)のもとに、どんな性別で生まれるのがいいか、魂の望む体験をするために、全てを選んで私たちは生まれてきます。
産まれ出るタイミングも、天の星々配列により刻印される影響を考慮して、自ら決めていますし、幼少期の育成環境や様々な体験もしっかり計画してきているようです。ですが、この言葉を強く握り締めてしまうとちょっと困ったことになります。
いつまでもどこまでも、するべき体験が事細かに決められていたら(例えそれがかって自ら決めた事だとしても)何だか窮屈ではありませんか? 第一、自由意志の自由選択という宇宙の法則は、私たちの創造主としての力はどうなってしまうのでしょう?
確かにある程度決めてきたシナリオ・プランはあります。でも大人になった今、一挙手一投足、するべき体験が決められているわけではありませんよね。
過去から持ち越した、または今生で築いたブロックやエゴを通して、私たちは無意識に一瞬一瞬の出来事を選択し創造しています。同じパターンを繰り返し引き寄せます。
そしてとうとう「苦しい! こんなのはもうイヤだ!」と思った時(魂からのサインです)、そのブロックに気づき手放していく浄化のプロセスが始まります。「待っていました!」とばかりに、宇宙から次々とサポートの手が入ります。
すべて決めてきた体験だから、耐え忍ばなければならない・・・そんなことはありません。耐え忍ぶ困難な道を選ばれる方もそれはそれでO・Kですが。
今している体験が自分にふさわしくない、もう充分だ!とおもわれるのなら、あなたが創造主です。どんどん変えていきましょう。目の前に在る無限の選択肢の中から、最も自分にふさわしい、心ときめく道を選び取ってください。
宇宙は無限・臨機応変です。シナリオはいくらでも変更・書き直しが出来ますのでどうぞ安心してこの地上での旅をお楽しみください。
このことについて書いている津留の文章も併記しますので、読んでみて下さい。
私が言っている「人生はシナリオで決まっている」という表現は、大きな真実のほんの一つの側面です。「自分が自分で運命を切り開ける」というのも真実の一つの側面ですが今現在、この考え方の方に集合意識が偏っているために「人生シナリオ論」が私の文章の中で強調されました。
そして実際にこの考え方を受け入れることによって私の目の前で多くの人が楽に楽になっていきました。貴女同様、自己否定型の人間は、この考え方を採用する事によって救われるわけです。
「自分の不本意な部分は、自分の責任だ」と自分を責める人に、私は徹底的にこの話をします。でももう救われた貴女は、そろそろこの考え方も多くの真理の一つにすぎないと手を緩める時が来ています。 津留晃一
連載している「セドナ旅行記」のBです。旅行記はCまであります。次回をお楽しみに・・・。
セドナ旅行記B Y・Y (創生会レポート 1997年1月号より)
4日目、ハバスパイ族が住む渓谷でテントを張った私達は、心地よい風、澄んだ青空、そびえ立つ赤い岩山達に呼びかけられるように朝を迎えました。津留さんや数名の方が寝袋だけで外に眠ったそうですが、すごい大地からのパワーを受け取ったようでした。私達が泳いだハヴァスの滝が女性性のエネルギーで、ここからさらに奥へ行ったところに男性性のエネルギーのムーニーの滝があるので、ぜひ訪れてバランスをとるようにと滝の精霊からのメッセージがあったそうです。
さっそく朝の散歩がてら奥の滝まで行ってみました。そこには、昨日訪れた滝の3倍くらいありそうな迫力の大滝がありました。私は、大滝の近くの岩山の壁に穴があるのが目に入りました。地上より50メートルくらい登ったところでしたが、行った方がよいとインスピレーションがきたので登っていき、中で瞑想しましたが、とても強いエネルギーを感じました。
朝食の後、いよいよ馬に乗って昨日ヘリコプターに乗り込んだヒルトップまで約2時間位かけてホースライディングです。既に人数分の馬がキャンプ場の近くで待機していました。インディアンに導かれて各自馬にまたがりました。みんなワクワクしているようです。3つのグループに分かれ、各グループに一人か二人のインディアンがついています。
私達のチームがどうやら先頭のようです。「さあ、行け!」とインディアンが私に言いました。えっ、行けって言われても、どうやって操ったらいいかわかりません。私も含めほとんどのツアーメイトは乗馬初体験です。困っていると、インディアンが私達の乗っている馬の尻を鞭でたたきました。なんだかわからないうちに一行は出発し始めました。
私は馬に乗るまではちゃんと乗り方、止まり方等を教えてくれるか、観光用の馬に乗ってのんびり荒野を渡るのかと思っていましたが、実際馬達は観光客には慣れておらず、各馬が競うように走っていきます。それでもインディアンが馬を操るのを見よう見まねで何とか操れるようになってきました。しかし、のんびりしていると後ろからインディアンが馬を鞭打ち、一斉に走り出します。馬が走り出すと内蔵が上下に強く揺さぶられ、お尻も痛く走らせたくないのですが、私達のグループはペースがとても速く走ることが多かったです。
この乗馬体験については、ツアー最終日にも話題になったのですが、一人一人全く違う印象、体験を語り合い、やはり現実は自らが創造していき、各自違う宇宙を体験しているのだと感じました。
私の場合、景色も良かった、お尻も痛かった、でも何と言ってもインディアンと共に馬に乗れたことに意識をフォーカスしていました。そのせいでしょうか、私の馬はいつもグループの最後尾を歩き、インディアンの馬の近くを走っていましたので、私は彼らの言動を感じることが出来ました。私の乗っていた馬が途中何回も歩かなくなり、とうとうリタイヤしてしまいました。仕方がないので、馬を途中でおいていき、インディアンが自分の乗っていた馬を私に貸してくれました。私は心の中で子供のように喜んでいました。この喜びはどこからくるのでしょうか? 過去世で私もインディアンだったのでしょう。
最後の登りを終えてヒルトップに到着しました。私にとっては時間が短く感じられました。馬を降り、急いでインディアンにお礼を言いに行きました。「とても良い体験でした。有り難う。また来たいと思います」。「おまえはすぐ戻ってくるだろう」。彼らと握手をして別れました。ツアーメイトも無事全員到着し、準備してあった車に乗り帰路につきました。
夕食後は津留さんの部屋でグループセッションが行われました。津留さんによる誘導瞑想で始まりました。大宇宙の中心と地球の中心とをハートチャクラでつなげ、細胞を12本のDNAに変換させる為のエネルギーワークです。終わった後、なぜか涙が流れてきました。感情的な涙でない、内なる本質の我の祝福だと感じました。
グループセッションの中で特に印象に残った話ですが、インディアンの言葉には有り難うという言葉が特に無いそうです。それは、与えることと受け取ること、教える人と教わる人、そこには何の差もなく、善悪・上下はなく、根本的に全て同じで、つながっていることをインディアンは知っているのでしょう。
5日目の朝、腰痛から回復した本物のブルースとケビンが車2台で迎えに来ました。今日はレイチェルズノルというパワースポットを訪れる日です。そこはレイチェルさんの私有地ですが、瞑想する聖なる場所として開放されています。ゲートを入ったら、声を出さずに静かにするように表示がありました。「あっ、ここだな」と思いました。日本の熱田神宮から持ってきた二つの石はここに置こうと直感しました。
丘を登るとあちらこちらにメディスンホイールが石を並べて作られています。ツアーメイト各自が瞑想するため、自分の場所を見つけに行きました。私は丘の東側の突きだした大岩の上を選びました。ちょうど太陽の昇ってくる方向に石の一つを置きました。そして土地の精霊に語りかけました。「日本の中心辺りにある熱田神宮の女神の石です。この石を置くことにより日本の地とセドナの地がさらにつながり、エネルギーの交流が出来ますように。それから、この土地の石を一つ戴いてよろしいでしょうか? 私有物ではなく、熱田神宮のこれら二つの石があったところへ置きたいのです」日本の石を置いた近くの細長い刃のような石が目に入りました。まさしく剣の波動の石です。これは、熱田神宮内にある草薙の剣に関係あると思い、それを戴きました。
その後瞑想に入りました。すると、青い光り輝いた身体の、長髪でものすごい大きな羽を持った存在が現れました。その存在は私の背に回り、身体の中へ入ってきました。羽を残したまま・・・。瞑想を終え時計を見ると、約束の時間が迫っていました。私は熱田の石をもう一つ持っていましたので、それを置く場所を探していました。すると、ツアーメイトの一人が小さな声で「あの岩はエレファントロックと言って、ホピ族がとても大切にしている岩だそうですよ」と知らせてくれました。見ると本当に象のように見える岩山です。「あっ、ここだ!」と思い、そのエレファントロックが正面から見られる場所に熱田の石を置きました。そしてそこにあった真四角の石を代わりに戴きました。その石は盾のようでした。剣と盾を戴き、その場にお礼を言い車へと向かいました。
その後、ブルース、ケビンの案内でセドナでも有名なカテドラルロックが見える公園でピクニックランチです。私はレイチェルズノルでの青い存在が気になっていました。津留さんのパートナーに先程の出来事を話し、「宇宙からのメッセージと自分の想いをどうやって判別しているの? 青い存在が本当に来たのか、自分の空想で作り出しているものなのかがわからないんだけど・・・」と聞いてみました。すると、「私もそのあたりで悩むことがあるんですよ。メッセージの内容が人の人生を左右するようなとき、特にそのあたりで悩むんですよね。」という返事がかえってきました。
津留さんに聞いてみると、「分ける必要はないのですよ」という意見でした。私が以前言葉によるメッセージを受け始めたときに津留さんに聞いた答えも確か同じでした。
夕方、私達のリクエストで、セドナにあるニューエイジショップへショッピングに行きました。私はセドナに来る1ヶ月位前から、今まで全く関心の無かった水晶をヒーリングに使ったらいいと感じ始めていたので、クリスタルを探しましたが、なぜか買いませんでした。その代わり、以前から手に入れたくてもなかなか手に入らなかったクリスタルボールを手に入れました。津留さんと大阪からのツアーメイトも買い、東京、名古屋、大阪と一個ずつクリスタルボールを買ったのも意味がありそうです。 つづく
☆そのままの自分を受け入れる (2005年6月)
新緑の季節ですね。こういう時期は外に出たくなり、3週間続けて週末に孫と井の頭公園に行きました。吉祥寺の駅から公園までの道にエスニックな雑貨やさんや洋服を売っているお店がいっぱいあり、それをのぞきながらのんびりと歩くのも楽しいものです。
ブルームーンストーンのペンダントに惹かれ買いました。おひさまの加減で虹色に光ったり、色が変化するのが嬉しく宝物となりました。孫も石が大好きであれこれみては欲しがっています。幼いころから石にすいよせられるようです。きれいな石を拾う名人でもあります。部屋には沢山の石がきれいに飾られています。娘は今、お香に凝っていて、夜ゆったりした時間を楽しむとき、必ずお香をたきます。私も欲しくなり、母の日にお香たてをプレゼントしてもらいました。
公園のベンチで若葉を楽しみながらおにぎりをいただき、のんびりしているだけで心が癒されます。隣接している動物園がまたよくて、3回続けて行ってもあきません。動物はわずかで、後は野鳥園と名づけたほうがいいほど鳥がたくさん見られます。孫は鳥の名前や鳴き声をたくさん知っていて私に教えてくれます。私はつい最近までメジロをウグイスだと思っていたくらい、鳥に関して知識がなかったので、わかってくると楽しく、嬉しくなります。オナガ・ルリビタキ・オオルリ・ルリカケス・ゴジュウカラ・ヒガラ・・・
今頃は鳥の恋の季節で、先週行ったときはかなりの鳥がたまごを抱いていました。鳴き声も艶っぽく、美しい様々な鳥の声の合唱を聞いてハートがまん丸になりました。
前回、人生シナリオ論というタイトルで文章を書きましたが、それに関してお便りをいただきましたのでそのQ&Aをお読み下さい。ついわからなくなるのが、「願望実現」と「ゆだねる生き方」だと思います。想いを実現化するためにはリアルに「ありたい様」をイメージで描ききる事が必要です。そして願望とは自我が足りないと思っているところに湧いてくる欲求ですから、その「足りない」と思っている自我を癒してあげる必要があります。究極的には、癒しが進んでいくと「願望」が消えていくのです。そして「ゆだねる」生き方に自然に導かれていくということだと思います。
お便り
山口様はじめまして。東京在住のDと申します。37才です。最近、津留晃一さんの存在を知り、津留さんのHPを拝見してメッセージに出会い、毎日が今までと違う世界になりました。そのメッセージ集はプリントアウトして、何かある度に再読させていただいています。本当にありがとうございます。
私は今年の11月で結婚10年目を迎えます。その間、夫との間には本当にいろいろありましたが、今はすべての出来事が偶然ではなく、必然だったと思えるようになりました。そう思えるまでには、とても長い時間を費やし、いろいろな体験をしました。今では夫は人生の最高のパートナーですし、最愛の人です。
すべてのことは必然・・・と思えているのですが、一つだけ受け入れられないことがあります。それは子供が授からないことです。結婚10年の間、半分ぐらいは不妊治療をしていました。体外受精も1度しました。しかし排卵誘発剤の副作用がひどいので、今は治療はしていません。この件も、半分ぐらいは「私が体験すべきことだったんだ」と思えていますが、あとの半分は納得がいってないのです。
去年までの私は、子供をモノのように考えていたのだと思います。だけど今は本当に愛する夫と私の子供をこの手に抱きたいと思っています。その瞬間を想像すると涙が溢れてくるぐらいです。
そんな気持ちになれたのに、今日、婦人科の子宮頚ガンの検査にひっかかってしまい、再検査をしてきました。まだ結果はわかっていませんが、なぜここまでの経験をしなければならないのか・・・と思ってしまいます。
そして今日、HPの人生シナリオ論を拝読しました。体験したくないことに身をゆだねるのではなく、「私はもうこんな体験はしたくない! 私は子供が欲しいです」と言っていいのでしょうか。
もう夫との夫婦の体験の第一段階は体験しつくしたと思っています。次は子供がいて私達がいて・・・という家族の体験をしたいんです。
よく「手放したとたん、それが手に入る」ということをいいますよね? 私は子供が欲しいと思っていてはダメなんでしょうか。
子供がいないなら、いないなりの人生を・・・という気持ちにはなれないし、夫婦二人だけの人生というシナリオを、私は望んではいないのです。子供が欲しいという思いを手放すことはやっぱりできないんです。
今までのいろいろな辛い体験には感謝できたのですが、子供が授からないという体験については感謝の気持ちは全くわきません。逆になんで? どうして? という思いが強いです。いつまで待てばいいのか、もう待ちくたびれたんです。もうたくさんです。1日でも早く、愛する夫との子供が欲しいのです。そして大好きな両親にも孫を抱かせてあげたいのです。これはただのエゴでしょうか。
なんだかよくわからなくなってしまったので、このタイミングで、山口さんのメッセージを読んだことにも意味があると思い、メールさせていただきました。お忙しいところ、恐縮ですが、何かひとことでもいただければ幸いです。
返事
愛し合うご夫婦が、お子さんを望んでいらっしゃるのに、なかなか授からない・・・さぞ、お悩みは深いことでしょう。様々な努力をされてきたのですね。
「努力するのも、悩むのも、もうたくさんだ!」というDさまの魂の叫びが聞こえてきます。お子さんを授かるという結果を求めて、これまで懸命に進んでこられましたね。どうぞ、ここで立ち止まって一休みしてください。
まず始めにしていただきたいのは、お一人でゆったりと座ってお腹に手をあて、子宮さんに意識を合わせ、話しかけること。
リラックスした深い呼吸とともに、細胞の一つ一つに愛の光を届けるイメージをしてください。「いつもありがとう。愛しているよ。これからもよろしくね」と。子宮の細胞が全て金色に光り輝き、喜びに満たされる様子を思い描き、できるだけリアルに感じてください。
再検査の件は、子宮さんやDさまのハイヤーセルフからのメッセージかもしれません。「今このままの自分を、丸ごと愛し、受け入れてください。自分を大切に抱きしめ、身体の声にも耳を傾けてください」と・・・。
ご自分が安心して、リラックスしていることが、何より大切なことではないでしょうか。「欲しい」という純粋な想いも、ずっと強く握っていると、「〜でなければならない」という執着のエネルギーに変わります。「足りない・満たされない」という想いも、理想の現実化を妨げます。
どうかご自分を責めたり裁いたりすることなく、ありのままの自分の内なる想い・思考・感情・価値観を冷静に観察し、感じてみてください。
[子供という存在に対する期待]を見つめてみてください。子供さえいれば○○なのに・・・という思考に気づいてください。その期待はどこから来ているのでしょう。見つめ、感じてください。
そして、もう不要な価値観・思考パターン・コントロールなどに気づいたら、思い切りよくばっさばっさと手放してください。
詳しい浄化の方法は、津留の「幸せテクニック講座」などにも紹介されています。期待と執着を手放し、心が軽くなったら、そこに新たなエネルギーが流入するスペースが生まれます。
「私は、新しい魂を私達夫婦の子供として迎え入れ、共に体験を分かちあいます。」と宇宙に堂々と宣言してください。
そして宇宙やハイヤーセルフに導きを願ってください。その後は、全てを宇宙に委ねてください。新たな道が広がって行くことでしょう。
連載していたセドナ旅行記は今回で終わりです。
セドナ旅行記C Y・Y (創生会レポート 1997年2月号より)
今夜はブルースの友人の透視能力者、シャーリーンのグループセッションがあります。初日のツアーの帰りの車の中のことです。シャーリーンのセッションはとても明確で正確だし、ぜひ会った方がいいと津留さんに話しているのを偶然ブルースの後ろに座っていた私が聞き、言いました。「その人のこと、ある雑誌で読んだことあるけど、世界的に有名なジュディス・カーペンターというヒーラーがその透視能力者に出会ったことで、全て始まったそうですよ。ぜひやりましょうよ。多分みんなやりますよ」とやや興奮気味に言いました。
津留さんは冷静に「一応考えておきましょう」と言われましたが、私は絶対に受けたいと思い、ツアーメイトの何人かに話し、早速確認をとりました。そして次の日の朝、数名から参加するという返事をもらったと津留さんに伝えると「あまり強制的に勧めてはいけませんよ」と言われるほど熱が入っていましたが、その理由は後でわかりました。
さて、津留さんの部屋でシャーリーンのグループセッションを受けるために全員集まりました。シャーリーンは入ってくるなり皆の顔を一人ひとり見始めました。「あなたのスピリチュアルマスターが、昨夜私の所に来ましたよ」とある参加者に向かって言いました。ここでのセッションの内容を一人一人の分まで書きたい位ですが、私のセッションをそのまま書くことにします。
まず、シャーリーンオリジナルのカードを机の上に並べ、左手で広げ、右手で一枚とります。そしてそのカードを取る前にその人の現世に影響を及ぼしている過去世を一目で言ってくれます。「たくさんの過去が見えるけどどれにしようか」と言いながら話し始めました。「第2次世界大戦の時、あなたはとても年老いた軍医でした。南の島に遠征していきましたが、貴方だけおいて軍は帰ってしまいました。そこであなたは現地の植物を研究し、薬草として使い島の原住民と交流し慕われますが、その島で生を終えました。もう一つは、やはり南の島ハワイで王子でした。全て恵まれ幸せでしたが、とても退屈していました。1302年です。」この2つの過去世から影響を受けないように、ジッパーを開けて殻を脱ぎ捨てる動作をしました。2つの過去世はとても思い当たることがありました。
次にカードを引きます。一つ目のカードを見て、「あなたは多くの感情を持っています。」 次のカードを見て「あなたはエネルギーワークをしていますか?」 私「はい、ヒーリングをしています。」シャーリーン「どんなヒーリングですか?」 私「直感にまかせるオリジナルです。」 シャーリーン「素晴らしい。宇宙エネルギーはどこから入るか内側に聞いてみて下さい。」 私「今すぐ答えは返ってきません。」 シャーリーン「みぞおちから白い光を入れ、喉、クラウンチャクラそして全身に入れるのです。」 「これはあなたのものです」とシャーリーンは鞄から大きなクリスタルを出し、私に渡しました。「これもらっていいんですか?」と尋ねると、シャーリーンは「イエス」と言いました。私は驚いてしまいました。
私は昨日体験したレイチェルズノルでの青い存在について質問してみました。シャーリーン「それはあなたのスピリチュアルマスターがあなたのエネルギーの調整に来たのです。」 私の左手と彼女の右手を合わせながら続きました。 「あなたはとても強いヒーリングパワーを持っています。あなたは今ここで思い出すでしょう。」 その時、細胞全体足元からさあっと上がってくる感覚がありました。 「お母さんだ!」 私「あなたは過去世で私のお母さんだったんではないですか?」 シャーリーン「その通りです。」 私「お逢いできて光栄です。」 抱き合いました。驚きでなんだかわからなくなってしまいました。頭ではなく、確かに身体でお母さんだとわかりました。 「あなたが今ここに来たのは、常に自分自身を浄化することに務めていたからです。自分の直感を信じ、内に問いかければ多くの能力を思い出すでしょう。」
私はセドナに来る一日前に仕事を辞め、問いかけていたことがあります。「もう好きなことは充分にしたし、特にやりたいこと、行きたいところはない。今後はもうハイヤーセルフにお任せします。ヒーリングを今やっているけれど、これをやっていくのか何をするのか明確な形で答えを欲しい」と。セドナに来て、本当に答えを得ました。
私がシャーリーンのセッションをどうしても受けたいと思ったこと、クリスタルを買わなかったこと、全て今理由がわかりました。そして帰国後、ジュディス・カーペンターの話が載っていた雑誌をすぐ読み返してみました。そこにはシャーリーンの名前ではなく、他の人の名前が書いてありました。間違いだったのです。だけど、セドナに行く直前に何気なくその雑誌を読み、たまたまブルースの後ろに座って話を聞き、どうしても受けたいと思ったのは、とても偶然とは思えません。もしその雑誌の記事が有名なジュデス・カーペンターでなければ、もし私がその記事をしっかり読んで記憶していれば出会いはなかったかもしれません。今この瞬間の間違いの部分だけをとらえていると、心の光はどんどん輝きを失い始めます。
今回のことで、正しさも間違いもないのだと実感できました。間違いのおかげで、素晴らしい出会いもあるのです。間違うこと、失敗する事への恐れが無くなりました。全ての存在には、宇宙全体で見ると正しさ、間違いなど無く、全てベストな事が起きているんだと感じました。
続いてのシャーリーンのセッションですが、津留さんを始め、みんなに向かいすごいメッセージが次々とでてきました。皆それぞれ今までやってきた事、これからやっていこうとする事に対して確信が持てるようなメッセージを受けたのではないでしょうか。
ガイドよりのメッセージや直感的なことは形として目に見えるものではないのでどこかで不安があったツアーメイト達もいたことでしょう。しかし、全く初対面のシャーリーンのパワー、正確さ、メッセージにより確認がとれたことでしょう。それは次の日の夕食の時の津留さんの言葉にも現れていました。「世の中の常識を破るような言動を行うとき、やはり不安もあります。しかし、シャーリーンとの出会いにより確認できました。どんな時でも自分を信じて生きれば間違いない」と。
セッションの最後にシャーリーンが伝えてくれました。「全て内側にあるのです。外の情報より、内の声を大切にして下さい。」
グループセッションは夜12時近くまでかかりました。シャーリーンは普通一日に2,3人しかやらないそうです。「今回の21人のメンバーにはビックリしました。こんなすごいグループは初めてです。セッション中はあなた達が助けてくれたのです。有り難う、とても素晴らしい体験が出来ました」とおっしゃいました。 完
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