青いかぜの休日

惜別 10-030

〜都営新宿線の初期を支えた車両たちの最期〜


10-030が入線する。もう写真に収めるのは此れが最後・・・(その後も目撃はしましたが)

10-000系は最初開業時、17編成が6両ずつ製造された。
それは1978年のことだった。
もう一本は、先の1971年、試作車として三田線で実験を積み、新宿線仕様として改造された。


セミステンレスといって、外版をステンレスで作り、骨格を普通鋼で作る当時のポピュラーな方式で作られたこの車両は、傷むのも早く、今回新ATC導入に伴い、10-300系に置き換えられることとなった。

雨の日も、風の日も、晴れの日も、どんな日も、たくさんの人を乗せて走ってきた、18編成の車両たち。
主役であったこの列車も、新しい車両に置き換えられ、廃車となっていく・・・悲しいことであるが世の中は常に変化するものである。まだ10編成もの後輩たちが残り、また18編成の車両たちに組み込まれた2両たち(8両化時に組み込んだもの)も、新しい仲間と走り続ける。今後は、これらの車両たちおよび新しい10-300系の仲間たちに注目していきたい。

というわけで、
お疲れ様でした。どうぞ、安らかにお眠り(?)ください。

以下は企画室に残っていた写真をランダムに羅列

車番不明

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