旅の荷物を少なくするコツ


 旅に出るときには、いくばくかの着替えを持って行く。1泊2日程度の短い旅程ならいざ知らず、一週間程度だとそれなりの量になる。荷物はできるだけ少なく軽くしたいものだが、着替えの衣類はどうしても省けないものである。

 衣類を少なくする手段のひとつとして、普段から古い衣類をストックしておき、旅行の時にはそれを持って行って現地で捨ててきてしまうという手がある。古いといっても、あまりにもボロボロではしょうがないが、下着なら外からは見えないからまぁいいだろう。
 「MOTTAINAI」という言葉が日本のみならず世界的に認知されているこの時代に衣類を捨てるのは勇気が要るかもしれないが、永久に保つ衣類などまず無いだろうし、下着については消耗品と割り切ることにしよう(^^;
 
 この方法を実践してずいぶん経つが、行きはパンパンだったカバンの中身が、帰る頃には余裕ができる。自宅や職場にお土産物を買って帰る時は、その空きスペースに入れることができるから、行きも帰りも荷物の体積はほとんど変わらない。拙者はカバンやバックを一人いくつも持つのは好きではないので、かなり有効な方法だ。

 また、最近は「衣類用圧縮袋」というものが100円ショップなどで売られている。これはふとん圧縮袋の衣類版で、厚手のビニール袋の口に二重のチャックがついているものである。これに衣類を入れ、チャックの口をほんの少しだけ開けて圧縮袋を海苔巻きのように巻いていくと袋の中の空気が抜けていく。完全に空気が抜けた後でチャックをしっかり閉めれば、かさばるセーターやトレーナーも驚くほどコンパクトになる。空気を抜くのに特別な道具はいらないし、圧縮袋も薄くて軽いから、何枚か持って行っても負担にはならない。それに安いから、古くなって破れたとしても買い換えしやすい。

 時々100円ショップを見て歩くと、旅に使える便利なものを見つけられる。

   2008.2.10