以下の言葉のうち、漢字と読みが正しく対応していないものの記号を
全て答えてください。ただし、1つもない場合は「なし」と解答する
こと。また、かな遣いは現代かな遣いとします。
い、布地―ぬのじ
ろ、稲妻―いなづま
は、融通―ゆうずう
に、蟋蟀―こおろぎ
ほ、鼻血―はなぢ
へ、放る―ほおる
と、町中―まちじゅう
ち、図体―ずうたい
り、腹鼓―はらづつみ
ぬ、缶詰―かんづめ
この下に答えと解説が隠れています。
答え:
ろ、稲妻―いなづま →いなずま
へ、放る―ほおる →ほうる
り、腹鼓―はらづつみ →はらつづみ
<解説>
現代仮名遣いの原則は昭和61年7月の内閣告示に明記されています。これがおそらく検定教科書での表記の基準になっていると思われます。その告示から設問に関する部分を引用します。
5、次のような語は、「ぢ」「づ」を用いて書く。
(1)同音の連呼によって生じた「ぢ」「づ」
(2)二語の連合によって生じた「ぢ」「づ」
…とされています。(1)の例として「ちぢむ」「つづく」などがあげられ、(2)の例として「はなぢ」「こづつみ」などがあげられています。しかし、(2)には注釈が以下のようについています。
(2)の注
なお、次のような語については、現代語の意識においては一般に二語に分解しにくいもの等として、それぞれ「じ」「ず」を用いて書くことを本則とし、「せかいぢゅう」「いなづま」のように「ぢ」「づ」を用いて書くこともできるものとする。
…とされています。すなわち「いなづま」の表記も許容されているわけです。これが小学生用の問題であれば「いなづま」は誤った表記と確実にみなされ、いくら「辞書にも載ってるじゃないか」とか「あくまでも本則であって許容されているじゃないか」と主張しても「出題者の意図」からは明らかに外れてしまうわけです。
しかし私の出題は「誤っているものを選べ」であり、「本則でなくても許容範囲なら誤っているわけではない」し、「問題の対象が小学生と限定しているわけでもない」という理屈も当然成り立ちます。したがって「いなづま」を正しい表記として扱った解答も正解としました。
「町中」は辞書には「まちなか」しか載っていない、という件に関しては「世界中」「村中」…をいちいち辞書に載せているときりがないために見出しから省略されているのだろうと思われます。「中(じゅう)」の項目を調べるときちんと解説付きで載せられています。したがって「まちなか」しか載っていないから誤表記だ、というのは認めておりません。
なお、教科書では「中」の音読みとして「じゅう」を常用漢字表の音訓では採用していないため「町じゅう」と表記しています。
「はらづつみ」は「こづつみ(小包)」などと混同している誤読です。「はらづつみ」とも、としている辞書もあるようですが、もともとの読みが「腹+鼓(つづみ)」である以上誤った表記と解釈しました。ちなみに舌鼓も「したつづみ」が正しい読み方です。 |
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1、11日23時04分☆tekiさん
2、 23時36分 ろろさん
3、 23時38分☆経友会の進作さん
4、12日11時57分 BossFさん
5、 23時11分 oguchan1さん
6、13日 1時30分☆呑は酔っ払い!マイハニーは???さん
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