久二男さんの木尽くし日記 その95



ドングリころころ、オオナラ、コナラ
06/4/22

こちらではサクラの花見時期が過ぎ、他の木々も勢いよく芽吹きを開始しているね。中には葉を赤くさせて、開葉しているのもあるな。紅葉と同じなんだって、「春紅葉」という人もいるよ。

新緑にドングリ?は季節外れですが。

コナラ 別名ホウソ ブナ科

花は、新葉の開出と同時に開く。低木のものが多いが、条件がよければ15bほどの高木にもなる。雑木林の主役。多くの昆虫がその葉を食べ、樹液に集まる。ドングリは多くの野生動物の食料でもあるのだ。落ち葉は、土壌動物に食べられ、結局腐葉土となり、コナラ自身の養分となるだけでなく、多くの林床植物を養う。岩手県東部、北上山地の山村では、トチの実は救荒食として、シタミの次によく利用されていたそうです。シタミというのはブナ科のコナラ、ミズナラ、カシワのドングリの総称です。

自給食料が充分ではなかった日本の山村では木の実は、重要な存在だった。飢饉や凶作の年の救荒食として、あるいは半常食として食用に供されてきたのだ。

ミズナラ 別名オオナラ ブナ科

日記48にも書きましたが・・・高さ30bを超え、直径1.5bほどになる。栃木県の奥日光では珍しく、巨木があり、どこか神々しささえ感じられるとある。玉原高原には、負けない位のミズナラがたくさんあったよ。

5月ごろ本年枝の下部から4〜5aの雄花序を垂らし、上部の葉腋に雌花序をつける。

ブナ科の植物は人びとの生活と深いかかわりを持つ。石油や石炭の普及する前は薪炭材としての利用が重要であった。茶席用の菊炭(クヌギ)や蒲焼用の備長炭(ウバメガシ)などは今でも利用されている。シイタケ栽培の榾木(ほたぎ)としても欠かせない。ナラ類の材は家具材としても美しく、オーク材と呼ばれ好まれますね。北日本では、ヤドリギに寄生されている場合が多いよ、この方は。私に言わせればこれも共生だな。

植物による鉱脈探しも行われているんだって。金脈があると植物に超微量の金属が測定できるそうです。今度、小泉邸の植物を測定してみたいものだ。不正金鉱脈が測定できるかもね、もっとも小さい泉では植物の方から生育拒否かな。

恐竜と共存して進化したとも言われています。このことは次回、それではまた。

植物が激しく変化している季節、気候も落ち着きませんよ。お体ご自愛を!





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