久二男さんの木尽くし日記 その66



シロネ(シソ科)、アカネ、ヘクソカズラ(アカネ科)
04/09/30

シロネ(シソ科)

ヨシなどと共に生える、地下茎が太く真っ白いので「白根」の名。水辺に生える1bほどの多年草です。東京、小平市に行ったとき、ちょうど今ごろでしたので、咲いていたことが印象的でした。シロネの仲間は湿地に住む甲虫「オオルリハムシ」の食草となります。

シソ科にはご存知のように、ラベンダー、オドリコソウ、ハッカ、ジャコウソウ、ジュウニヒトエ、ラショウモンカズラ、ナギナタコウジュなど個性豊かな匂を持つ方々が成育しています。茎が触ってみるとすぐ解かりますが「四角」です。

アカネ(アカネ科)

つる草で、茜染めとして用いられてきました。漢方では「茜草根」と呼び、利尿、止血剤などにも使われます。柿が色づき始める頃、山あいの道沿いにアカネの実が見られます。でも真っ黒なものだから「茜色」のイメージはないかもしれません。古い「根」にそれは現れる。正に草の西日の色、「茜」です。

アカネ科には他に「ヤエムグラ」、「へクソカズラ」などあるよ。茎や葉の匂に由来しているんだけど、属名もラテン語で「汚物」の意味だ。小泉内閣を「ヘクソカズラ内閣」と命名しよう。

しかし植物は違います、やったことないでしょうか?花冠につばをつけると人の体にくっつき易くなります。こどもの遊び道具になったよ。くっついたところが、お灸をすえた(あちかったなー、よくすえられましたよ)跡に似ているため、ヤイトバナ(灸花)とも呼ばれたね。小泉にお灸をすえているのにねえー、なんで懲りないの。「俺、シラネ」では済ませませんよ。

「ヘクソカズラ」は、花がかわいらしいので「サオトメカズラ(サオトメバナ)」ともいわれるよ。「へクソカズラ内閣」などとは「雲泥」の差です。

いっせい翁の足元にも、もちろん根っこにも及ばない自分ですから、りっちゃん、いっせい翁の人柄からだと思っていますが、いっせい翁にあんなにいっていただくと、本当に恐縮してしまいます。ありがたい気持ちでいっぱいです。それではまた。





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