久二男さんの木尽くし日記 その53



ソバナ(キキョウ科)
04/07/25

茎の上側は斜(しゃ)に構え、そこから花がたれさがる姿はりっちゃんもきっとその風情にうっとりするかな?青紫色の鐘形の優しい花をつけます。秋の七草でいう朝貌(あさがお)はキキョウのことだとも謂われています。

ロッジ在勤中、オープン以来「酒井初枝」さんからの絵はがきが売られていました。その中に「ソバナ」というキキョウの仲間の絵がスケッチされていましてね、それ以来ちょっと「紫」にこりました。リュック、デーバッグ、ゴアテックの(これは優れものとは思うが、使う人間の心が問われる)、雨具上下、登山靴、ソックス、帽子、飛んでくる野鳥のカケスなど、これはオーバー。

泊まりによくこられるお客さんに、「紫の好きな人は淋しがりやなんですって」、これからまた思い直しましたね。単純なんですよ私は。

ここのところ、遭難が相次いでいる。体験的に言って、すごい危機意識のなさに愕然とします。ボランティアで行ってということではなく遊び半分です。「進まない勇気」もあるのだと認識して欲しい。

ソバナ、しかしその花は本物ですので、絵はがきも良く売れました。「貴方の私はソバナ、今度貴方にキキョウ科」。冗談交じりにこの絵を薦めたことが思い出されます。営業上手な久二男でした。

くれぐれも、体の冷やしすぎにご注意を。それでは。





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