久二男さんの木尽くし日記 その52



ホタルブクロ(キキョウ科)
04/07/20

チョウチンバナ、トッカンバナなどとも呼ばれ、ちょうちんの昔の呼び名”火垂(ほた)る袋”からの名前と謂われる。ツリガネソウという別名もある。若芽は食用にします。

こどものころ、よくこの花の中にホタルを入れて遊びました。ちょうどホタルが飛び交う時期や、今ごろも釣鐘型をした紅紫色、白色の花をつけます。おしべが先に熟し、めしべはまだ熟していません。従ってマルハナバチもせっせと受粉活動を繰り広げますが、同じハナでは「実」は出来ないということになります。やはり”自家不和合性”。面白いことに、この花はおしべが”おませ”なのです。

ヤマホタルブクロ 区別しにくいものに、同じ仲間のこのヤマホタルブクロがあります。

一応、萼が5裂して反り返るのがホタルブクロで反り返らないで、ふくらみだけのものがヤマホタルブクロ、紅紫色がほとんど、と教わりましたが近種もあったりしてようわかりません。こういう場合は、すかさず「違いなどにこだわらない、貴方の観たまま、それで美しければ最高なんです」。と申し上げます。

水分の補給を充分に行ってください。水不足が心配なのですが、とりあえず我等の時代は飲み続けられるでしょうけどね。

水源地の方が降っているから大丈夫と思うのは誤りです。

それではまた。





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