久二男さんの木尽くし日記 その43



梅雨
04/05/17

人にとってはうっとうしく、嫌な時期到来といったところですが、お変わりありませんか。

「梅ノ木の実のころの雨、また風情ありか」などというと怒られるかも知れないが、実際梅ノ木のみならず、グルメもできず、動くことのできない植物にとっては3mの積雪、豪雨などはむしろ無上のご馳走なのです。しかも嬉しいことに、森にすむ動物は別として今、共生しようとしない人、敵に回ろうとしている人間が、こういった時期はあまり立ち入らないからです。

土砂崩れ、増水など自然災害の発生することが心配されますが(すでに起きている)、基はというと人が招いたことです。多くの報道も、起きてから他の注意を言うケースが当たり前になっています。

年間の降水量はおよそ決まっていて、雪が多いか、雨が多いかの違いだとか。雪はぼつぼつ融け、森があれば地下深くに保水される。雨は早くに地表面を流れ、川を溢れさす。しかし、この事実を熟知している「専門家」が現実には、自然の仕組みに対して敵対するような事を、早くに知らせないことが結果を出してしまう。例えば事故のあった場所などは数年前、木を伐採したとか何かアクションをしているはずです。土石流などかなり解明されているが、その対策が叫ばれない。簡単なことです。植林活動(雪国を除いて入学式の頃がいいが)に差別なく最大規模の子ども、老若男女を動員することです、これからずっと。

もっと解かり易いところで、正々堂々と真剣に闘って欲しいと願う訳だが、あまりにも政府与党は「卑怯」で、どう行動したらと、思いあぐねています。まさか、こういった人は自然が大好き、ということはないだろうな「疲れたから気持ちを癒しに森に」、などという資格はない。きっと森の動物、木々も拒否し場合によってはこういう人間に対しては襲い掛かるでしょう。

それでは、梅雨明けまでさわやかに、いやいつもかな、お過ごしください。





続きは田植え   メニューはこちら   りっちゃんちはこちら