久二男さんの木尽くし日記 その18



ハナミズキ(ミズキ科)
03/11/19

よく沿道に植えられている木に、このハナミズキ(アメリカヤマボウシ)があります。

日本からサクラが送られたお礼にと、アメリカから届いたものですが、もともと日本にはヤマボウシがあります。それはハナミズキよりはるかに総苞片(花弁のようなもの)が大きく、10月頃実が赤く熟し、美味しい。もちろん紅色のものもあり、ベニヤマボウシはハナミズキにひけをとるものではありません。日本海側型(表・裏日本という言い方はしない)気候によく生息します。

ミズキ

枝が水平に近い形で伸び、開花期には階段状に咲き誇りますので、峠道などを車で通るときにもはっきりと見分けられます。団子の木とも言われる。謂れは、私どもも毎年、目の当たりにしたけど、女の正月、1月15日(小正月)に繭玉(お団子)をこのミズキの枝に刺して飾り、好い繭が取れたことと、今年も好い繭が授かりますようにとの願いをこめて祀ったのです。ただ、それを食べるのはこども、男が先でしたけどね。1940〜50年当時、群馬、新潟では、埼玉もかな?養蚕が盛んで、農家の大きな?収入源でした。お袋とその時期、毎日5時起きで桑の葉を採りに行ったことを思い出します。

ナナカマド(バラ科)

北海道の街路樹によく植えられています。今ごろ真っ赤な実をつけていることでしょう。7回竈に入れても良く燃えないとの謂れ、実際には良く燃えます。いろいろ調べたんですが、違う説もありました。つまり燃え尽きにくいということだ。

こども時代、「囲炉裏」「竈」での煮炊きです。藁でご飯を炊きました。私の唯一と言ってもいい得意技で、始めちょろちょろ、中ぱっぱ、赤子泣いても蓋とるなを忠実に実践して、美味しく炊け、皆に喜ばれるときは鼻を高くしたのですが、失敗して1升ものご飯が全く食べられなくなったときは悲しかったなー。芯が残ってしまい、何にしても食べられないのです。ところが現在、当たり前ですが、この技術は必要なくなりました。おこげは無いけど、本当に近頃よく炊き上がりますねエー。

昨日、有楽町マリオンに、手話でシャンソンを歌う、朝倉まみさんのコンサートに行ってきました。

1年半ぶりに聴くそれは、歌は大好きですがよくわかるとは言いがたいのですけど、ロッジでのコンサートよりも数段上達して、幅も出たと思います。12階ホールは満員の盛況でした。




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