久二男さんの木尽くし日記 その120



カシ、カシワ、カシワデ(膳夫)
10/3/16

「かしわで」とは膳夫。カシワの葉を食器に用いたことからだと、広辞苑にありました。
  飲食の饗膳。供膳。饗膳のことをつかさどる人、とも。
  一方、拍手(かしわで)・柏手(かしわで)のほうは、柏は拍の誤写か、とありましたが、神を拝む時、手のひらを打ち合わせて鳴らすことだそうです。

カシワ(ブナ科)
  カシワとは「炊ぐ(かしぐ)葉」の意味で、かつて大型の葉を食物を蒸すのに利用、葉を炊事に使うこと、に由来したのだそうです。
  現在でも、柏餅で有名だな。

カシ(ブナ科)
  ドングリのデンプンや脂肪は、発芽に必要な栄養分であると思われがちだが、うまく種子散布されるように、散布者である動物に食べられるために進化したものなのだそうです。乾燥にに弱く、すぐに発芽力を失ってしまう性質も、動物によってすばやく地中に埋められることに適応したものと考えられるんだと。
  以前トチノキが、ネズミさんの忘れっぽい性格を利用して子孫を残すのと同じだな。

今日、「ハナカイドウ」の植木を買いました。

それでは、また。





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