久二男さんの木尽くし日記 その118



サンシュユ、ハルコガネバナ、アキサンゴそれとヤマグミ・・・
10/3/4

先日、近くのお店で「侘助(ツバキ科)」と「サンシュユ(ミズキ科)」の苗木を買って来た。
  少しでも家に植木があればいいかなと考え、木など放っておけば育つだろう思ったのだが甘かった。
  かみさん曰く、「椿」にはカイガラムシがびっしりつく、植木というのは毎日のように水をやるなど、手入れが大変だと聞かされた。

ともかく買った以上、丁寧に育てることにしよっと。

サンシュユ(ミズキ科)<山茱萸> 中国、朝鮮半島原産 享保年間(1720年頃)渡来とあります。
  別名 ハルコガネバナ「春黄金花」
  「山茱萸のどこかさびしきや黄はさびし」・・・及川貞

春早く、葉の展開に先立って黄色の花を開く。
  「明るい春の陽ざしを全身に集めるように咲く姿は印象的と」と言った方がおりました。
  和名は、漢名「山茱萸」の音読みで、漢方では完熟した果実の核を除いて乾燥させたものを「山茱萸」とよんで煎じて服用し、滋養強壮、腰痛、めまい、耳鳴りなどに用いるそうです。
  生でも食べられると。
  果実酒。花、果実は生け花の材料として珍重されるとありました。
  別名  アキサンゴ<秋珊瑚>は、「茱萸」とはグミのこと。秋にはグミ(茱萸)のような実がなる。
  赤く熟した果実に基づくとありました。

葉っぱの裏側は褐色の長い毛が際立って目につき、子どもが胸につけ、勲章だと言って遊んだりするようです。

宮崎県民謡、「稗搗(ひえつき)節」に歌われる「庭のさんしゅうの木 鳴る鈴かけて」の木は、このサンシュユだとのことです。

ナツグミ(グミ科)
  別名  ヤマグミ<山茱萸>
  グミとは「グイミ」がつまったもので、「えぐい味のする実」の意味ではないらしい、そうです。
  「グイ」とはとげのように硬い短枝を意味する「杭」のことである、とありました。
  ナツグミはヤマグミ「山茱萸」とも呼ばれると?。

植物の、動きの激しい季節です。
  どうぞお身体ご自愛を願います。





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