今朝、かあちゃんに、自分は食べないが干し柿買ってこょうかと言われた。
以前、テレビで悪玉コレステロールをやっつけてくれる話しを聞き、話題にしたからだ。
カキノキ(カキノキ科)アジアの豊富な種は、約4500万年前にインドからやってきた種と、1800〜1500万年前にオーストラリアからやってきた種が自然交雑してできたんだと。
中国では長江流域をカキの原産地としており、日本のカキは中国から渡来、らしいそうです。
平安時代の「延喜式」は宮廷の園地にモモやナシとともにカキ100株が栽培されていたとあるが、「源氏物語」や「枕草子」には出てこないから、王朝の才女たちには好まれなかったのであろうか、とありました。
故郷魚沼、各家には必ずと言っていい程に柿の木があった。
しかし渋柿が多かったように思われる。
それを干し柿にすべく、縄で結わき軒先に吊るした。
冬、積もった雪の上に、高過ぎて取れずに残った真っ赤に熟した実が、落ちていて、美味しく(渋も取れ)、食べたことを思い出す。
甘柿、渋柿は、以下の4種に類別されるそうです。
A完全甘柿「富有」1892年、「次郎」1902年に発表。B完全渋柿
ごまと呼ばれる褐斑がつく。種子が4個以上入らないと渋みが残る。
C不完全甘柿
D不完全渋柿
この分類は遺伝的に固定され、新品種の発表には特性として明示されるそうです。
脱渋方法は、江戸時代から行われている「湯抜き」のほか、「アルコール脱渋」「炭酸ガス脱渋」があるよね。
カキは様々な効能があるようだ。
高血圧に有効、ビタミンCも非常に豊富。
緑黄色野菜並みの高栄養。
健康食品として消費の拡大を工夫すべき果実といえると、植物百科にありました。
草食系男子に教えてあげよう。
カキにまつわる話はいろいろとある。
さるかに合戦や、熟したカキが落ちて頭に当たったのを、敵の矢に当たったと勘違いして騒いだ臆病法師の話。
カキ盗人は昔からで、室町時代の狂言には、カキを盗み食いした「柿山伏」の演目があるそうです。
酒井田柿右衛門の物語は有名だが、彼の「赤絵」は長崎で唐人に教えられ、陶商や顔料商らの協力で成功したのだそうです。
「さるかに合戦」の話。
現代では蟹や猿は怪我をする程度で、猿は反省して平和にくらすと改作されているそうです。
何か違和感を感じますね。
それにつけても、人間同士の「戦」は、どんな形であれあってはならないよね。
それでは、お身体ご自愛を!、またね。