久二男さんの木尽くし日記 その105



土・圭・桂・佳そして坐る
08/7/10

嬉しいな、「桂花酒《はありました。『中国から盛んに輸入されている「桂花酒《というお酒は、モクセイ(木犀)の香りを仕込んだ酒だそうです』。という記事を見つけました。酒屋さんに今度聞いてみよっと。

「土《は万物を内包(石油、石炭、ダイヤモンドなどの鉱物資源、昆虫、土壌動物そして一番大事な水も)し、また生み出す充実した力がある。
  土を示したものが「社《。

土を三角形(⌂)に、かっこうよく盛り上げることを表すため「土+土《と書いたのが圭(ケイ)という字。(藤堂明保)。
  ⌂→この形は、昔の人たちにとってよほど好ましいかっこうだと意識されたものと見える。「人偏+圭《を合わせると「佳《。好ましい姿をした美人(=佳人)。
  だから「桂《とは「かっこうのよい木《、好ましい感じを与える木《を意味しているとあります。

西南中国に産する「肉桂《(ニッケイ)クスノキ科、シナモン(cinnamon)も中国では「桂《の仲間とみなしているとのことです。
  日本では、奈良、平安朝の昔から日本特産のカツラのことを「桂《だと思い込んで、桂(かつら)という訓をつけてしまったそうです。カツラも姿のよい好ましい木の一つに違いないが、中国本来の「桂《とは全く別のものだった訳です、と言われています。

80,10,8天声人語↓
  「坐る《 土の上に人が、ふたりすわっていることだ、自分と自分である。土に坐って自分と自分との対話をし、自分の内側を見つめる、瞑想や座禅につながるとあります。更に土の上、草の上、畳の上に黙って坐っていると、波立っていた怒りも、恨みも悲しみも静まってきて自分自身の誤りを見つめるゆとりがでてくる。
  さっぱりそんな時間も余裕も取れなく、常にあたふた過ごしている久二男です。





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