ひいらぎ合唱団

ひいらぎ合唱団

更新日 2010/6/18

1954年発足。都立北園高校のOBが創立したとか。

言葉を大切にし、やわらかい自由自在な表現ができる合唱団を目指しています。

練習は、毎月第2日曜日午後1時半から5時半まで、豊島区の椎名町小学校音楽室で。

会費は月1000円。(入会金無し)

指揮者は先輩の小林福治さん。太田充さん。ピアニストは後輩の大野晶代さん。発声指導は先輩の村上康明さん。

メンバーはソプラノ11名、アルト14名、テナー7名、バス9名。計38名。


団長から、《ひいらぎ合唱団の紹介》

ひいらぎ合唱団は都立北園高校の卒業生を中心に結成された混声合唱団です。2004年が創立50周年ですからやたらに古いのですが、途中に長く休眠した時期もあり、13年前に活動を再開しました。現在の団員は40人くらい。といっても練習に参加するのは入れ替わりで25人前後。北園高校外の方も多く加わっています。 団員の平均年齢は60歳くらいでしょうか。月1回の練習のほか年に1回、秩父で1泊の合宿練習をおこなっています。毎秋の豊島区のコーラス大会参加と3〜4年に1度の演奏会が主な発表の場です。団員の中にドイツ語の先生(元大学教授)がいて、ていねいに教えてくれます。

私は、けっして歌がうまいわけではありません。その私が何でこんなに合唱にのめりこんでいるかというと、何回も練習を積み重ねているうちに、とつぜん、すごくいい表現ができたと感じるときがあります。涙が出るような、背中がぴりぴりするような、そんな感動を覚えるときがあるのです。こういう感動をもっと味わいたい、聞いてもらいたい、ただただそんな気持ちでつづけています、合唱に興味のある方は出かけてきませんか。うまい、へたは問いません。


声も若い、気も若いけれど、団員の平均年齢は50才以上。間違いじゃないか?って、うーん、正確な計算はしていないから…でも、以上である事はたしか。60才未満とは限定してません。念の為。

団員が若かりし頃は都のコンクールで準優勝したとの話を聞いたことがある。じゃあ上手かって?うーん。

団長 柴田紀和夫さんはテナー。長崎寄席の世話人もやっている話のわかるおじさんです。「おじさんはないだろう、お兄さんに訂正!」との注文あり。私からするとお兄さんの年代ですが、うーん。


ひいらぎ合唱団 2010年演奏会 プログラム

2010年演奏会

2010年演奏会

2010年5月9日(日)   東京オペラシティ リサイタルホール


T.混声合唱組曲「内なる遠さ」

     作詞:高野喜久雄

   作曲:高田三郎

     指揮・小林福治

   ピアノ伴奏・大野晶代

  1. 飛翔―――白鷺

  2. 崖の上―――かもしか

>

  3. 合掌―――さる

  4. 燃えるもの―――蜘蛛

  5. 己を光に―――深海魚

U.合唱アラカルト

     指揮・林 誠

   ピアノ伴奏・大野昌代

  1. 「ホームソングメドレー」よりイギリス編

     編曲:源田俊一郎

     アニーローリー

訳詩:藤浦 洸

作曲:スコット

     グリーンスリーブス

作詞:三木おさむ

イングランド民謡

     ロンドンデリーの歌

作詞:津川圭一

アイルランド民謡

  2. すみれ

作詞:ゲーテ

作曲:モーツァルト

  3. 春へのあこがれ

作詞:オファーベック

作曲:モーツァルト

V.男声合唱

     指揮・村上康明

  1.見上げてごらん夜の星を

作詞:永 六輔

作曲:いずみたく

  2.いざ起て戦人よ

作詞:藤井奏一郎

マグラナハム

  3.遥かな友に

作詞・作曲:磯部 俶

編曲:林 雄一郎

W.女声合唱

     指揮・太田 充

   ピアノ伴奏:大野昌代

  1.カリンカ

訳詞:音楽舞踏団

編曲:土屋公平 ロシア民謡

  2.美しく碧きドナウ

作詞:堀内敬三

作曲:ヨハン・シュトラウス

  3.さくら さくら

日本古謡

編曲:中田喜直

X.混声合唱とピアノのための「花に寄せて」

     作詞:星野富弘

作曲:新実徳英

     指揮・小林福治

ピアノ伴奏・大野昌代

  1.たんぽぽ

  2.ねこじゃらし

  3.しおん

  4.つばき・やぶかんぞう・あさがお

  5.てっせん・どくだみ

  6.みょうが

  7.ばら・きく・なずな

ひいらぎ合唱団 結成50周年記念演奏会(2005)プログラム

ひいらぎ演奏会

2005年6月26日(日)   光が丘IMAホール


T.愛のワルツ集

     ブラームス作曲

     指揮:小林福治

  ピアノ伴奏:大野晶代 鳥居由美子

  1. Rede.Madchen,

語れ、乙女よ、

  2. Am Gesteine rauscht die Flut,

岩に大波がざわめき打ち寄せる、

  3. O die Frauen,

おお女たち、

  4. Wie des Abends schone Rote

夕焼けの美しいくれないのように

  5. Die grune Hopfen-ranke

緑のホップのつるが

  6. Ein kleiner,hubscher Vogel

一羽のかわいい小鳥が飛んできた

  7. Wohl schon bewandt

以前はとても幸せな毎日だった

  8. Wenn so lind dein Auge

お前の瞳がそんなにやさしく

  9. Am Donaustrande

ドナウのほとりに

  10. O wie sanft die Quelle

おお、なんとおだやかに泉の流れが

  11. Nein,es ist nicht auszukommen

いやだ、仲良くつきあうなんて

  12. Schlosser auf,

錠前屋よ、起きろ、

  13. Vogelein durchrauscht

小鳥がぱたぱたと羽音をたてて空を飛ぶ

  14. Sieh,wie ist die Welle klar,

見てごらん、波がなんと明るいことか、

  15. Nachtigall,sie sigt so schon,

ナイチンゲールは美しく歌う、

  16. Ein dunkeler Schacht ist Liebe,

恋は底しれぬくらい穴だ

  17. Nicht wandle,mein Licht

さまよい歩くな、ぼくの光明よ、

  18. Es bebet das Gestrauche,

茂みがふるえる、

訳:野田保之(野田さんごめん!! ウムライトが書けない)

U.ホームソングメドレー

     源田 俊一郎編曲

     指揮:林 誠

  ピアノ伴奏:鳥居由美子

  1. イタリア編

     サンタルチア

小松 清作詞・ナポリ民謡

     帰れソレントへ

徳永太郎訳詞・クルティス作曲

     オーソレミオ

川路柳虹作詞・カプア作曲

  2. ドイツ・オーストリア編

     ローレライ

近藤朔風訳詞・ジルヒャ―作曲

     野ばら

近藤朔風訳詞・シューベルト ウェルナー作曲

     ウィーンわが夢の町

あらかはひろし訳詞・ズィーチンスキー作曲

V.混声合唱のための組曲「蔵王」

     佐藤 眞作曲・尾崎左永子作詞

     指揮:小林福治

  ピアノ伴奏:大野晶代

 1、蔵王賛歌 2、投げよう林檎を 3、苔の花

 4、どっこ沼 5、おはなし 6、雪むすめ 

 7、吹雪 8、樹氷林 9、早春

2005演奏会


曲解説

『愛の歌ーワルツ』 ヨハネス・ブラームス

『どれほど、あなたにお会いしたく思っていることか!・・・・・・どんな物音を聞いても窓辺に駆け寄ります。あなたのことを思いつづけているのです。お願いですから、ぼくを忘れないでください。』(1855年5月)

これは恩師ローベルト・シューマン(1810〜1856)の愛妻、クララ(1819〜1896)にあてた数多くのブラームスの書簡の一節です。驚きですね。彼にはクララのほか、何人かの女性との出会いもありました。でも、つねにその心の奥底にはクララの姿が消えず、生涯独身を通しました。それは、ハンブルク生まれのブラームスが、北ドイツ人にありがちな、重厚で、無口、しかしその性格の裏側に熱烈、かつロマンティックな魂を宿している青年だったからなのでしょう。

今回演奏される合唱曲『愛の歌』も、ブラームスのこのような資質を抜きにしては考えられません。歌詞は、ニュルンベルクの学校教師であったダウマーがロシア語、ハンガリー語、ポーランド語からアトランダムに集め翻訳した単純な愛の歌で、それにブラームスが曲をつけたものです。

聴けばお分かりのように、ブラームスの音楽は、大衆におもねるような明快な旋律やリズムを持つものでは必ずしもありません。しかし、北ドイツ人ブラームス独特の抑制された表現の中から、現実には満たされなかった異性への想いや愛の苦しみが、むしろ切々と伝わってくるような気がするのです。いかがでしょうか。

バス 野田保之

『蔵王』 佐藤 眞(1938〜)

作曲者の佐藤眞は、昭和13年に茨城県に生まれ、東京藝術大学に在学中から作品を発表し始めており、この曲は昭和36年民放の依頼でその年の芸術祭参加作品として作曲されました。その翌年に作曲された混声合唱組曲「旅」やカンタータ「土の歌」なども芸大専攻科に在学中の20代前半に作られました。早熟で天才肌の作曲家であると言えるでしょう。「土の歌」の終曲である「大地賛頌」は大人から子どもまで広く親しまれており、ご存知の方も多いことでしょう。

「蔵王」は表題のとおり、山形県民が蔵王山に対してもっている誇りと、愛着と、あこがれを山の四季を描きながら謳いあげた作品で、そのことは楽譜の表紙をめくると

  「みちのくを ふたわけざまに そびえたまふ 蔵王の山の 雲の中に立つ」

という斎藤茂吉の歌が印刷されていることからも察せられると思います。

バス 植村義満
 
 


ご挨拶

北園高校の卒業生で合唱団を創り、学校の中庭に大きく茂っていた柊の名を冠して「ひいらぎ合唱団」と名乗りました。あれから昨年でもう50年になりました。

顧みますと、いろいろなことを思い出します。先ず、北園高校の音楽室が練習会場として使えなくなったこと。次に、メンバーに卒業生が少なくなり、団員の補充が難しくなったこと。そしてよき仲間であった人々の死。とりわけ、創立時に合唱の本質について熱く語った人、舞台の演出に抜群の働きをした人、合唱団の運営を黙々として支えてくれた人、それは、良き歌い手たちでもあった松田善夫、伊東敦夫、菊池黎子、閏間慶之助、わが妻規子たちでした。これらの人々の死は心に残ります。

長い間にメンバーの変化もありましたが、その時々に多くの人々が力を尽くされ、それが合唱団を続けることが出来た要因だと思います。卒業生以外の人たちが多くメンバーとなり活動を支えてくれていることに深く感謝いたします。また、創立以来永く指揮者として我々を引っ張ってきてくれた小林福治氏に感謝申し上げます。

心の歌を歌うことをモットーに練習に励んできましたが、今日お越しの皆様とひとときでも心の共有ができれば無上の喜びであります。

本日ご来場の皆様に心からお礼申し上げます。

                    結成50周年記念演奏会実行委員長 鈴木道夫


 

ひいらぎ合唱団2002年演奏会 プログラム

2002ゲネプロ

2002年6月9日(日)   東京オペラシティB1リサイタルホールにて


T.組曲「水のいのち」

     作曲:高田三郎

  作詞:高野喜久雄

     指揮:小林福治

  ピアノ伴奏:大野晶代

U.愛唱曲集

  ケンタッキーの我が家

  夢路よりかえりて

  潮音(しおのね)

  早春賦

  村祭り

     指揮:林 誠

  ピアノ伴奏:大野晶代

V.レクイエム

     作曲:フォーレ

     ソプラノソロ:池田 順

  バリトンソロ:村上康明

     指揮:小林福治

  ピアノ伴奏:大野晶代


ひいらぎ合唱団1997演奏会 プログラム

1997演奏会

1997年4月29日(日)   豊島区立南大塚ホールにて


T.混声合唱曲「沙羅」

     作曲:信時 潔

  作詞:清水重道  編曲:木下 保

     指揮:小林福治

  ピアノ伴奏:菊池晶代

U.イギリスのマドリガル

  SING WE AND CHANT IT

  THUS SAITH MY CLORIS BRIGHT

  THE SILVER SWAN

  APRIL IS IN MY MISTRESS FACE

     指揮:横田忠也

  ピアノ伴奏:菊池晶代

V.アラカルト

  女声合唱 花

        椰子の実

     指揮:伊東律子

  男声合唱  3匹の蜂

        Standchen

        いざたて戦人よ

     指揮:横田真佐子

  ヴァイオリン独奏 愛の挨拶

     ヴァイオリン:林 誠

  ピアノ伴奏:菊池晶代

W.フォーレの作品

  ラシーヌの雅歌

  レクイエムより 入祭唱とキリエ

          アニュス デイ

          リベラメ

     指揮:小林福治

  ピアノ伴奏:菊池晶代



りっちゃんちへ りっちゃんはうたいますへ 伝言板へ 樂の音へ “宝石”へ 木尽くし日記へ enjoy yourselfへ 翼へ 組合へ 友達へのリンクへ りっちゃんへメール