樂の音その69

樂の音その69



ともだちの“わ”
08/11/17
 りっちゃん

15日に「ともだちの“わ”」というイベントがありました。暑い盛りのコンサート、セブンスの主力メンバーN・N企画の主催です。会場もいつもの上用賀アートホール。

出し物は、長唄、アンサンブル、朗読、独唱、ピアノ独奏、ヴァイオリン独奏、ピアノ&シャンソン、朗読とピアノ、津軽三味線、弦楽三重奏、アコースティックギター、タンゴ、全員合唱。そしてワインパーティー。

私は、夏のセブンスに引き続き、「雛鶴三番叟」の後半を。いやぁ、またあがりまくり。お恥ずかしい。でも、来てくれた友達も、他のお客様も「楽しかったよ」と喜んでいただいて・・・ポリポリ。長唄なんてみんななかなか聴くチャンスがないからねぇ。と思っていたら、ピアノを弾いた方のお父様が研精会だそうで・・・うちの親父もそうでしたぁ。あがりまくっていたのが、バレバレでありました。心配していた出と、割と自信のあった終わりは何とかなったのですが、中間部は撥がすかすかという感じで・・・構えがまだ安定していないのかなぁ。津軽三味線を弾いた先輩は、ずーっとお上手なんだけれど、ここのところ忙しくて練習ができなかったとかで、やはり撥のあたりが・・・三味線って、簡単なんですよ、弾くのは。ただ、打楽器なので、当たらないと、響きのある音が出ない。スカッ。二の糸を狙ったのに、はずれて一の糸を弾いちゃったり。なんでもそうですが、うまく演奏するのは難しい。

今回は、弦楽器が多かったです。しかもお上手。むむむ・・・。和物は次回乞うご期待にしましょう。高校の同級生コンピのシャンソンもよかった。アダモのインシャラー。「この曲はイスラエルとパレスチナの紛争を歌ったものです。そして、今だに紛争が続いています」。朗読の「音痴の天使」も可愛らしかったし、鼠のノイミーの「神さまのおくりもの」も、内容といい、演出、声、とってもほのぼのとして愛にあふれていました。そう、この会全体がそうでした。主催者の意図どおり、大成功でしたね。

ワインパーティ、来てくださったお客様も交えて、ともだちの“わ”が広がりました。遅れてきた友達にさわりだけでもと、三味線を持って参加。ヴァイオリンが弾ける人は、いたずらのように曲を弾けちゃったりして・・・そして、出演者のお嬢さんから歌のプレゼント、すでにプロだそうで、その声の素晴らしいこと。ビンゴゲームの当たりの特典(?)で、ハバネラの時に舞台に上がり、タンバリン片手にしたその姿から、演技もお上手。情感も豊か。オペラでこれから活躍されるのではないかしら。

打ち上げも楽しかった。黒猫室内楽団は、ネット仲間でもあるそうで・・・お話上手。「音楽が社会を変える」と宣言。そして、今日はお客様だったセブンスの仲間が一句。

秋 闌(た)けて ともだちのわ≠フ 響き合い

実は、翌日の「朝鮮学校を支える会」の学習会に、右翼が押しかけてくるのでは、と心配していたのですよ。でも、そちらもともだちの“わ”の響き合いがあって、右翼は来れなかったみたい。いいですねぇ、ともだちの“わ”って。ほのぼのと、あったかくって。それが日本中に、世界中に広がったら、きっと紛争なんかなくなりますよ。「音楽が社会を変える」、心から願っています。





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