樂の音その67

樂の音その67



いい人、いい仲間
08/8/15
 りっちゃん

雛鶴三番叟セブンスの演奏会終了。無事にと言いたいところなんだけれど、着物を着るのが大好きなのに、なんたってこの暑さでしょう? 打ち上げで盛り上がって、酔ったのもあって、帰りの電車の中に三味線を忘れてきちゃった・・・まったく、父が大事にしていた三味線なのに・・・深く深く反省。でね。本当にいい人が仲間でよかった。ちゃんと預かって下さっていて助かりました。幹事さんや仲間にもご心配いただいて、大感謝です。

演奏会は、すごかった。なんと言っても圧巻は、三大テナー。3人の熱唱「誰も寝てはならぬ」もそれぞれの曲も圧倒されちゃった。御大の「鬼のパンツ」(フニクラフニクラの替え歌)も楽しかったし・・・全員合唱「少年時代」もメンバーが増えたので厚みがあったし、素晴らしい演奏があったから、バリトンが際立ったし、「エーデルワイス」が新鮮に感じられたし、子どもたちのピアノ演奏も可愛いだけでなく、堂々と落着いていたし、定番のデュエットもほほえましく、ひとつひとつの演奏が互いに生かされていました。

私の好きな曲「牧者主はそのむれをば」を聞けたのも嬉しかった。懐かしいなぁ。思い出のメサイヤ。女声合唱もきれいだったけれど、女声ソロが一曲「ソルヴェイグの唄」だけというのが淋しかったなぁ。若手が今回欠席なのが痛い。ジャズのソロピアノも。シャンソンも。次回はぜひ聞きたいなぁ。

邦楽は、謡と長唄、それぞれミスはあったものの、「存在感があった」とか。着物姿も含め、「雰囲気があるのよね」とか、お褒めいただきました。まだ、邦楽の方は習い始めだもの。ミスは勘弁してぇ、というところかな。甘い? はい、これからもっともっと精進いたします。

少年時代謡は「高砂」、長唄は「雛鶴三番叟」(今回の演奏は前半のみ)。それぞれ別々の選曲だったのに、歌詞に同じ部分があって、歴史のある歌詞なんだなぁと・・・「実に様様の舞いの曲 指すかいなには悪魔を払い 納むる手には寿福を抱き千秋楽には民を撫で万歳」と言うのは後半に出てくる歌詞なのだけれど、まったく一緒。2曲とも、夫婦円満、国土安泰を祈る曲だったのです。カップルの皆様、千歳、万歳、仲良くなさってください。

三味線置忘れ事件、ご心配いただいて・・・で、つくづく思ったのよね。いい人、いい仲間がいるから、続けられるんだって。遠いし、暑いし、お客はほとんどいないし、でも、セブンスには出たいのよね。人間関係がいいからだと思う。ほんと、貴重なお客様でもあり、いつも写真を撮ってくれる友人も含め、みんないい人、大事なメンバーであります。いつもありがとう!!





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