樂の音その62

樂の音その62



ロシアの大地アンサンブル
07/10/13
 りっちゃん

懐かしいロシア民謡の数々、バレエ団によるダンスとその衣装、日本の曲(浜辺の歌、夏の思い出、恋のバカンス)、ジャズも。いやぁ、堪能しました。あっという間の2時間でした。聞きにいったのが11日。日本の曲、もう一曲あったような・・・

合唱団自身は、元がソ連内務省第36師団ということで、軍服姿の男声合唱団です。でも、恋の歌なんかでは、首を傾げる可愛い振りつけもあって・・・音楽での交流使節としての制服なら、許せるかな。基本的に軍服は好きでないのだけれど・・・2003年に60名とあるけれど、今回は25名くらい。

ソリストは女性が1名。あとは合唱団員です。やはり低音の方が主だけれど、甘い声の人もいたり、それぞれの持ち味で歌っていました。ただ、マイクを使うのはどうかなぁ、少し声が割れているような気がしました。良く響く声なのだから、そのままでもいいのでは・・・また、声のためにもマイクを使うと良くないのでは・・・と、思ってしまいました。

バレエ団も、込みなんですよね。合唱の合間に、ダンスが入ります。オープニングの宮廷用の衣装?白に金の縫い取り、で、実にきれい。ジプシーや民族衣装も素敵で、踊りも、例の足を上げリ、回転したり、手拍子を一杯してしまいました。クラッシクだと最後に長時間で手が凄く疲れるけれど、音楽にあわせて参加型というのは、少しも疲れませんでした。不思議ですねぇ。内容もコミック調とか、ロマンチックなのとか変化があって、あきさせない工夫がいっぱい。

オケも入れてひとつのアンサンブルとなっているようです。特徴は「他の何ものにも似てない。常識を覆す。」だそうです。確かに。で、お客様を楽しませることに徹底しています。その姿勢がいいですね。ステンカラージンでは指揮者もソロで歌いました。サービス精神でしょうか。

これはおまけ?花束贈呈の子どもがとっても可愛かった。開場までの待ち時間には、お相撲さんも見かけたし、鬢付け油の臭いって、香水みたいだったよ。なんか得しちゃった気分。

ただね、ロシア民謡が好きな日本人って、今は多いけれど、若い人はどうかなぁ?日本の唱歌同様、世代の断絶みたいのがあるのではないかしら? カチューシャ、トロイカ、ステンカ・ラージン、カリンカ、モスクワ郊外の夕べ、ボルガの舟歌、誰でも知っている曲が次々と演奏されたけれど、ある一定の年齢以降だと、「何この曲、知らない!!」ってことになるのでは・・・

世代を超えて、一緒に歌える曲がたくさんあるといいなぁ、と願っています。ロシアの大地アンサンブルの皆さん、楽しい演奏をありがとう!! これからも日本に歌いに来て下さいね。






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