樂の音その53

樂の音その53



バルカ・デル・エポカ
07/1/28
 りっちゃん

サイアで共演したTAMA21交響楽団のオーボエ奏者下羽南さんからメサイアの打ち上げで頂いた招待券で、バルカ・デル・エポカのメンバーによる室内楽〜フルート・オーボエ・ピアノによるコンサート〜というのを聞いてきました。フルートは古石場修司さん、ピアノは中下千夏さん。三人とも熱演。息も良かったですよ。

とっても難しい曲なそうで、息を切らしながら、フルートの方が解説していました。「みなさん今日の曲の作曲者をほとんど知らないと思います」。ごめんなさい。私はもともと超有名な人、超有名な曲しか知りません。不勉強というか、CDだってたまぁに自分が習う曲のみ必要不可欠と思った時のみ。後はもらったものばかり・・・けちなせいもあるし・・・エンゲル係数超高い生活だし・・・テレビは滅多と見ない、ラジオも聞かないし・・・

ディメルスマン  ファンタジー・コンチェルト
 ドップラー     歌劇「夢遊病の女」によるパラフレーゼ
 クーラウ      フルート・オーボエ・ピアノのためのトリオ
 タクタキシヴィリ  フルートソナタ
 ブリテン       オヴィディウスによる6つの変容
 ライネッケ     ピアノ・オーボエ・アルトフルートのためのトリオ

少々夢見心地になったところもありますが、うん、「隠された名曲」の数々は結構面白かったですよ。ドップラーの最初はどこかで聞いている。タクタキシヴィリは、日本の民謡を思わせるところがあったし・・・朝布団の中で聞く鳥の奏でる曲とどこか共通するというか。初めての曲だけど、なじみもあるという感じがしました。

ひいらぎの選曲で、知らない曲よりも知っている曲の方が客に受けるから、という配慮もしているのだけれど、意外とそうでもないのかもしれないと思わせられました。

音楽家の斬新な試みっていいですねぇ。ぜひどんどんやってもらいたいなぁ。って、チケットを買ってまで行くかどうかは保障できないのだけれど・・・

それにしても、オーボエの音色って素敵ですねぇ。フルートはセブンスでも聞けるけれど、オーボエをこんな近くで聞くのは初めて。高音部では「おっ、この音懐かしい! チンドン屋さんのだ!!」と思った私はいけない聴衆でしょうか。でもチンドン屋さんもこの頃滅多と聞けないから・・・新大久保のホームで聞いたことがあるけれど・・・

さらに、それにしても、間近すぎると奏者の顔って見づらいですねぇ。つい、足のほうに視線がいきます。フルートの人は時々膝を曲げます。歌と同じだ。オーボエは持ち方が違うせいでしょうか、膝ではなかったですね。

さらにさらに、それにしても、タダ券はうれしい!! 下羽さん、ありがとう!! 昨日は山内廣文先生の公開講座。久しぶりに丁寧な発声指導を受けてきました。タダで。やっぱり問題は支えの体力不足。山内先生は、歌い方の指導も上手なんだけれど、疲れて途中で帰ってきました。残念!! リーダークライスのみなさん、ありがとうございました。






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