樂の音その42

樂の音その42



脱皮
06/5/30
 りっちゃん

井崎先生が「声が良くなった」とおっしゃったとおり、合宿での練習は最高に気分よく歌えた。両隣の声がきれいで伸びがあって・・・イン西東京は脱皮したと言って良いのではないかしら?

私がイン西東京を気に入っているところは、例え少々地声が混ざろうとも伸びやかに表現するというところにあった。地域性もあると思う。顔見知りが多いから縮こまるということがないんだね。そういういいところはちゃんと残して、声が良くなった。pを歌う美しさと楽しさがわかったんじゃぁないかな。

うれしいことに、おせっかいな注意をきちんと受け止めて下さった人が右隣、何度も誘ってやっと「本当は歌いたかったんだ」と今回初参加の人が左隣。練習が終盤になって指導者の発言に「邪魔な声だったらどうしよう、歌うのよそうかしら?」などと悩んでいたのがウソのようだ。いや、悩んだからこその声かな。二人ともきれいよぅ。私挟まれて幸せな時間だったわ。

初参加と言うのは先生の注意をきちんと実践するからねぇ。私のようにコケが生えているとそれがなかなか難しい。これも知ってるあれも聞いたことがある。だけどできるかどうかは?というのと大違い。声の質だけでなく音量もばっちりな彼女のいいところは、フレーズの終わりの音がきれいなんだな。だから次のフレーズが高音でも、さっと、準備良く出られる。私も大事なところの前のフレーズの終わりに気をつけなくてはと、気づかされたよ。

やはり、要は支えです。(口縦もね)

合宿前から、ソプラノのメンバーの配置の変更が言い渡された。反発をした人がいた。大きな声で歌える人たちだ。きれいなんだけれどちょっと違うかなというのと、pもfで歌っているのが、私もちょっと気になっていた。声が出るので楽しくてしょうがないという歌い方だった。だったというのは前回から、pがpの美しさになったので、彼女たちも気をつけてくれたんだと思う。大きな声の人は影響力が大きいので、他の合唱団では、目立つというだけでも、にらまれることもある。そうしないための、彼女たちの良さを発揮できる場所としての配置換えを指導陣が提案したということらしい。合宿で配置に納得してもらえたようだ。良かった。

私も心配だったんだ。声をそろえることを重視するあまりに、誰かを排除する雰囲気になんてならないで欲しいなぁと。

それで一つ気づいたのは、全体のボリュームを出すためには、大きな声の人が頑張るのではなく、ひとり一人が支えのしっかりした声を出すことかなと・・・声が自分で小さいと思い込んでいる方、出番ですよ。支えがしっかりしていたらもっともっと出ますよ。遠慮せずに出してね。そうすればこの人数でも充分な音量になります。大きな声の持ち主ともどもね。

さらにうれしいことに、井崎指揮者が、きれいな声で小さくまとまっていては、感動を呼ぶことはできないと飲み会でおっしゃっていたのです。「ああ、先生もわかっているのねぇ」と安心しました。支えは必要だけれど、遠慮は不必要。pでは繊細に(だけではないけれど、)fではバンバン声を出しましょうね。お客様に鳥肌を立っていただきましょう!! 

うむ、感動させるポイントを教わったし、音色も彩り華やかになりつつある。今回は脱皮した音楽を聞きに来てくださいね。あとの問題はアンコール曲。全体に練習不足なのだ。もうちょいこなれないとな。練習練習。






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