樂の音その29

樂の音その29



こげらコンサート
05/12/12
 りっちゃん

12月3日、こげらコンサートでみんな精一杯歌いました。

聞いてくださった皆さんが、障害者たちのひたむきさに感激して、ウルウルしてくださったそうです。そう聞いた私も感激です。

最初に市長の挨拶やら、市議会議員の紹介とかがあったのが、なんとも田舎臭く、私は好みではなかったけれど、友人の話では気にならなかったようです。一部の青木まり子さんが「野に咲く花」と「翼をください」を一緒に歌わせてくれたのも好印象でした。発声練習代わりにしては、ちょっと音域が低かったので残念でしたが、好きな曲なので、気持ちよかったです。

私たちの舞台では、ダンスの人たちが、とても生き生きしていました。また、最後の「もっと高く」で登場した巨大風船も評判がよかったようです。曲のイメージにぴったりですって。

実を言うとリハーサルでひとつ割れちゃったんですけれど・・・

会社でこげらの宣伝をしたら、「あんたも障害者かい?」と聞かれてしまいました。私も難病患者だから、まあ端っこには位置しているかな? いくつかの合唱団に所属しています。「こげら」は「ひいらぎ」とかち合うことが多く、練習になかなか参加できないのですが、一番気持ちよい合唱団です。ボランティアの皆さんの心配りというものが暖かいということもありますが、何より、心からこの合唱を楽しんでいる障害者と歌うということが、私にとって自分を表現しやすいということがあるようにも思います。仲間。歌が生きる上の喜びであるという共通項があるからでしょうか。

平行して、小平のオペラの合唱曲、昭島の「グローリアミサ」の練習もありましたが、オリジナル曲は確かにこれらの作品に比べたら、複雑でもないし、難しくもないし、歌いやすいです。それでも、なんだか同じなんだよなぁ。歌だからというか、大事なところ、表現をするということ、歌詞を理解して、フレーズを意識して、歌う。そう、小さい作品も大作曲家の大曲も、歌い方は同じなんです。だから、こげらには、音楽をかじっている人に聞きに来てほしかったな。いい勉強になると思ったんだ。歌ってなんだ?ってことを。

新年明けて、22日からまた障害者センターで練習が始まります。ゆっくり歌い貯めていきます。私もなかなか参加できないのですが、いけるときには参加したいと思っています。どうぞ、心優しい方、音楽の好きな方、いらしてください。障害者とともに、楽しく歌いましょう。






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