樂の音その15

樂の音その15



胸を膨らます
05/5/12
 りっちゃん

ひいらぎのメンバーでもある村上さんが書いている「発声訓練法」をじっくり読んでみた。

「こんにゃく体操」も載っているし、笑顔が大事とも書いてある。他にもいっぱい「なるほど」と思わせるけれど、今、一番私に欠けているのは「胸を膨らます」ということ。

悲しいことがあるととたんに「胸がしぼんでしまう」。歌うというのは、全身を使った運動ともいえるけれど、精神的なものの影響も大きい。私が一番声が出ていた時は、「胸膨らむ」思いをしていたからなぁ。

歌っているときは、生活のことも忘れ、ひたすら幸せをみんなと分け合う気持ちになれれば、発声を気にせずとも歌えるような気がする。今の私は、体力的にも弱っているので、支えが充分ではないけれど・・・

イン西東京の本番が間近です。井ア指揮者には、「声を自分から離しなさい」と言われた。これも私の弱点である。何せ、引っ込み思案だし、努力しないとすぐ引きこもりがちになる。声も大事に抱えすぎているのかもしれない。

その2点に気をつけて、オケ合わせ、ゲネプロ、本番に臨みたい。モーツァルトとハイドンがそれぞれ光り輝くように歌いたい。身の回りでも、世界でも、なんだかこの先暗くなる前兆が見える。そんなときだからこそ、この2曲を、人間を信じて明るい気持ちで歌いたい。

聞きに来てくださるお客様に幸せになってもらえるようにね。






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