社会問題03年版井戸端会議風伝言板

辻本さんの起訴が縁で、投稿者が増え、投稿者に感謝。辻元清美さんにもね。それにしても何かきな臭い。

No.12

年の締め
 いっせい翁
03/12/30

当伝言板を知ったのは、辻元さんが逮捕された時でした。様々な方の様々な意見を読ませて頂ける機会ができて大変有意義でした。

その辻元さんも、懲役2年の求刑で公判も終わり、来年2月に判決。どのような判決になるのか気になる所ですが、北朝鮮問題も含め、息をひそめているというべきか、世間の騒ぎようも少しづつ静まってきたような気がします。

ただこの年末、風景が段差を伴って一挙に変わった感じがするのは私だけだろうか。

来年は、変わってきた社会風景=自衛隊派兵、一段と膨れ上がった国の借金経済、なのにいい加減な構造改革、硬直した拉致家族問題、辻元さんの判決、そして借金国家を支える為に更にお上への上納金が増える民の懐、このような事が更に社会風景をどのように変えて行くのか、民の衆の一人として注意深く見て行きたいものです。

来年も折に触れ、様々なお考えを見れるのを楽しみに。

 平成15年羊の終り




締めていただきまして、ありがとうございます。私も、辻元さんのご縁で、いっせい翁や、みなさまとお知り合いになれ、意見交換ができたことに感謝しております。ご訪問くださった皆さん、投稿してくださったみなさん、ありがとうございました。また新年もどしどしご投稿ください。  




No.11

「医者よ信念はいらない。まずは命を救え!」
 りっちゃん
03/12/12

「井戸を掘る医者」はお読みになっていますか?その続編です。

講演会を聞いている感じで一気に読めました。アフガニスタンでハンセン氏病の治療を始め、病気よりもまずは衛生、食糧の確保のために井戸を掘っているという、目の前の患者さんの命をまずは考えるという、ある意味では当たり前のことをなさっているお医者さんです。

「あそこで困っている人がいて、なんとかしてあげたいなあということで始めたことが次々と大きくなっていった。けれど、逆に20年間それを続けてきたことで私たち自身が本当に人間にとって、大事なことはなんなのか、人間が無くしても良いことはなんなのか、人間が最後まで大事にしなくちゃいけないものは何なのかというヒントを得たような気がする。」

お医者さんへのメッセージとしての題名ですが、3点で、みなさんにもお伝えしたいと思いました。一つは、アフガニスタンの子どもたちも大人たちも、明日死ぬかもしれない時でさえ、生き生きしているんだそうです。それに比べ、日本人の表情は暗い。失うものを持っている者と、何も持たない者の楽天性との違いではないか?と言っています。

「『失業だとか不況だとか倒産が続いて、日本も大変なんですよ』『それで何万人が飢え死にしましたか?』と聞くと誰もいないと言う。代わりに年間3万人が自殺するそうです。アフガン人は日本人の何万倍も困っているのに、自殺者なんかいません。」

もう二つは環境問題とイラク問題です。彼は、アフガンでの旱魃は地球温暖化によるものだから、国と国との争いよりも、環境問題のほうを先決にすべきだと主張しています。井戸を掘るにしても、お金をばら撒くのではなく、現地の人たちと、現地の人たちの力を借り、相談し、ともに育ち、彼らが後々自力で使えるような井戸を作っています。

それほど、現地に溶け込んでいる彼から見たアフガンは今、最悪な状況のようです。アメリカは民主化を促すためといっていたのに、大統領はアメリカの軍隊に守られて一歩も出られない状況とか。アメリカが軍閥に武器とお金をばら撒いたので、治安も乱れているそうです。イラクも、そうしたいのか?と、問いかけています。

「あれほど対日感情が良かったアフガンで日の丸の旗が焼かれた」。復興支援と叫んでも、そう受け止めてもらえるような状況ではなさそうです。

環境問題などの、「人類的な課題、人間として一致できることで、人々との信頼関係を築いていくことができると思うんです。弱いものにこぶしを振り上げて、自分の利益をまもるというのは、人として下品な行為だと思います。」

ぜひお読みになってくださいね。





No.10

「イラク問題=国民の感情」
 いっせい翁
03/12/7

外交官2名の方々の葬送で首相も涙を流した、何の涙か。

外務省関係者も無念の表情であった、何に対して無念であったのか。尊い人命の喪失に対しては黙祷の気持ちを捧げるのは誰しも同じだろう。

しかし、心の奥底から涙した国民はどれ位いるだろう。国家国民を代表しての犠牲であったと思って涙した人はどれ位おられるか・・・

外務省役人の行動であったのだから、国民を代表して国益の為に壮烈な死を遂げた・・・その国益とは何であったのか、何となく分からない。

石油だけか、皆よく分からないのではないだろうか。

犠牲者には誠にお気の毒だが、外務省関係の方々の、犠牲者はイラク復興に対し、このような立派な意志を持って行動していたという賛辞も身内或いはアメリカとの傷のなめ合いみたいな感じがして仕方がない。

イラク国民の為に、又日本が国際的に馬鹿にされないようにとの情熱から、イラクを隅々まで走り回っていたとしても、民間人ではないのだから僅か1週間前に韓国人が襲撃された同じ国道を何故突っ走ったのか。

そうまでしなければならない国益、それを説明もなくどんどんやって命を落とす・・・心の底からどうしても涙が沸いてこない。

テロは無差別から、アメリカ協力国に狙いを絞ってきている時期に入ったというのに。

どうもここら辺が何時ものことながら、年間1兆円のODA援助も含め、この国が今何をやっているのか良く分からない。

国内もしかり。道路借金40兆円、年金運用損2兆円、事業団がおったてた二束三文の施設の評価損はいかばかりか、郵便貯金の運用先への不良債権は巨額、なのに米国国債買い付け残高は20兆円、最近分かってきたことばかりだ。

人道支援、復興支援ダーと、復興計画が一体どうなってるのか、それに対し日本がどう係わり合はねばならないのか、マスコミも含め説明がなく、ただ自衛隊派遣(いやこれは派兵だ)の是非ばかりの議論・・・

分からないことばかりで、これでは派兵賛成などとても出来ない。

外務省の過去の不祥事の数々、解明されていない機密費のこと等を思い起こすにつけ、今回の犠牲を美化する関係者の風潮に、ストンと賛同する気持ちがわいてこない・・・



多分ね、自分を美化しているんだと思うんだ。自分の言葉、思惑どうりに行かない。可哀想な首相とか思っちゃっているのでは。外務省さんはいかに危険かを知って、でも、反対する勇気もないから青ざめて・・・

父親がいない子育てって大変だろうなあと思う。今のわたしの一人暮らしでも、何かと心細いのに、子どもを育てるのに一人で責任をしょっていかなくてはならないのはキツイよぉ。そんな危険な場所に、若い人を派遣するなんて!!危機感がないんだね。もし、あったのなら、同じ人間、同じ職場で、若い人をかるんじている傾向があるということですから・・・イラクの犠牲者というより外務省の犠牲者といえるのではないかしら?

いまだ現実戦争状態のイラクに、人をやるというのは、犠牲者がでて当然。イギリス大使館なんてずいぶん前からこの日本で厳戒体制という感じだったよ。『自衛隊派遣』が国によっては『派兵』『戦争に参加』と受け止められるだろうことも予想して、東京でのテロなりもっとすごいこともちゃんと予測して防御の体制が取れるのかっていったらそりゃあ無理。絶対無理。言い出したことを引っ込めるのが賢人というものです。もうこれ以上犠牲者を出さないために、『派遣やめた』というのが勇気というものです。




No.9

「第12回 ふっさ女と男のフォーラムのお知らせ」
 りっちゃん
03/12/7

12月20日(土)開場13時30分開演14時

福生市民会館 小ホール

テーマは「自分らしさが大事」−子どもが輝く学校ってー

パネラーは

河野貴代美さん―日本フェミニストカウンセリング学会 代表理事・お茶の水大学 ジェンダー研究センター教授

深沢順子さん―NPOヒューマンサービスセンター 事務局長・ジェンダーに敏感な学習を考える会 代表

宮崎留美子さん―公立高校教諭・著書に『トランスジェンダー』『「オカマ」は差別か』『セクシャルマイノリティ』他



宮崎留美子さんは留美子さんなりにきれいだったけど、深沢さんが、これまた素敵な人で、見とれてしまいました。紬のざっくりした服がセンスの良さを現していた。3者3様の魅力でした。

内容としては、学校に限定されていたので、就職のことに悩んでいる私には今一ピンとこなかったような気もしたが、 河野さんの「自由に生きましょう」という閉めは良かった。

お茶の時間の話の方が面白かった。深沢さ曰く。「女子生徒の言葉遣いがらんぼうで」という質問に、「で、男子生徒のほうはどうなのか」と返したら、男女平等の専門家と自認している教師が絶句したとか。男の子は乱暴で当たり前と思っていたんでしょうね。それがジェンダーなんだけど…男女を問わず、乱暴はよくないのよ。はぁ、わかっていない人が多くて大変。

「都立高の男女枠がなくなって、勉強する女の子に男が締め出されちゃう」との質問に、「いいんじゃないですか。今まで、男は下駄をはかせてもらっていたんだから、努力したことが報われる世の中になったということです。」とお答えになっていました。はぁ、私のこの半年の努力も報われたい。

留美子さんの「男への締め付けも大変なんです」というのもうなづけます。帰りの電車でもおしゃべりできました。100点のお母さん、100点の教師は良くないよね。生徒が文句の言えない小中がやはり問題である・・・暮らしは大変でも、外れ組みの私は、今とっても幸せ。残っている友達は本物だし、自由だし、と自慢してしまいました。

 


No.8

「イラク問題」―政府答弁を見てると腹が立ってしょうがないので再度投稿。
 いっせい翁
03/12/4

りっちゃんが言われる通り、テロには屈しない、という一本調子の勇ましい姿勢より、一番大事なことのためにはどうしたらいいか、ということを今一度原点に還えって考え、議論すべきです。

「テロには屈しないのだー!!人道支援なのだー!!自衛隊なのだー!!」と、 この言葉からは「一番大事なことのためにはどうしたらいいか」といった姿勢は全く感じられない。逢沢外務副大臣がTVで、とにかく人道支援=自衛隊派遣という単純な発言の繰り返しで、さすがに軍事専門評論家の反発を浴びていたが、それと官房長官の「これは人道支援デショ」と、木で鼻をくくるようなシャラッとした言い方で記者会見を終える・・人道支援を強調するなら、構造改革の痛みに耐えてる自国民へも人道支援してよというのは、些か自利主義でそこまで言うつもりはないにしても、しかしそこまで人道支援というなら、戦闘が沈静化してからでも良いではないか(沈静化しそうもないが)。

選挙前国会で、1日やそこいらでイラク特措法を通過させ、そして選挙が終わるとアメリカにせっつかれて、人道支援だー!と先を急ぐ。おっしゃる通り、人道支援なら先ず政治家がイラクに赴いて、イラクとじっくり打開策を検討しても良いのに、それはやらない。

何故なら、人道支援はまさにそれを必要とするイラク国民への直接の約束というよりは、テキサス牧場におけるブッシュ・ガンマンとの男の約束であり、又、東京焼肉店での小泉助っ人の約束だから・・・

第一次、第二次大戦の時でも、したたかであった露・仏・独の動きもさることながら、お膝元の英国ですらブッシュ反対の動きが強まっているときに、そして国連も撤退したときに、ただただ既成事実作りとしか思えない目的から、自衛隊派遣の時期だけを急ぐやり方ではテロの思う壺にはまるだけではないのか・・・

止むを得ない面もあったにせよ、西洋列強のしたたかな外交戦略にはまって勇ましく太平洋戦争に突入し、しかしその後は日本お得意の縦割り組織がああでもない、こうでもないと敗戦情報も隠してズルズルと後退していった歴史的事実。

今のイラク対応を見てると何だか似てきたなという感じがしてならない。

英米でさえ手こずっているイスラエル・パレスチナ問題、背後にあるイスラム原理主義、これに対し人道支援だアー!自衛隊だーだけで対抗し、解決できるのか。

昨日、大江健三郎さんがフランス紙に自衛隊派遣反対の寄稿をされた由、入手できたら読んでみたい。



私も腹が立ってきた。「平和ボケ」「危機管理」とか偉そうに言う人ほど、何も考えていないんだから・・・何で、他の国が動かないかを、しっかり考えて欲しい。キリギスで誘拐された人が言っていたけれど、他の国では、あそこは危ないからという情報をキャッチしていて、民間人なんかいなかったってよ。日本の外務省の危機管理なんてそんなものなんだから・・・

第2次世界大戦の時も、補給部隊も配置せずに進軍して(つまり考えることをしないで勢いだけで行っちゃったんですねえ。今と一緒じゃん!!)、3光作戦なんて非人道的なことをやらかした国が、残念ながら、この日本なんですよ。また、そんな轍を踏まないで欲しいよ。他国の人の命、日本人の命、それをまず第一に考えて欲しいです。




No.7

「国家間の怨念―イラク問題」
 いっせい翁
03/12/2

遂に死者が出た。

予想された事だが、国家公務員であり国の方針に従ったとはいえ、犠牲者は人道支援、復興支援のためにはテロにも屈しないとの情熱で行動されていたから、悔いのない犠牲であったろうと思うのがせめてもの慰めか。

テロリストの行動は、米国と協調路線をとる各国にも狙いを定め、米国の政策を混乱させイラク人に米国ではなく、アラブの血で国家を回復させようとする意図も感じられる。これが民衆を巻き込んだゲリラ戦になってきたら、又国家・民族間の怨念の戦いとなって泥沼化していく。

テロには屈しないという米国の論理は、それはそれで正当性があるとしても、テロの誘発は米国利権と表裏の関係であるし、イラクによるイラクの統治機構がさっぱり前に進まないのが何よりの証ではないか。

しかしブッシュ大統領のトンチンカンな「英米の行動は十字軍である」との発言は、ローマ法王が3年前に、「中世の十字軍によるイスラム教徒への行動は歴史的間違いであった」と懺悔されている事と重ね合わせると、如何にもチグハグな感じがする。 むしろ、地中海商業の覇権を狙ってヴェネチア商人が操った第4回十字軍の行動と似てはしないか。 

それにしても、これを機に尚一段とテロに屈しない精神で「人道支援に邁進する」ために「自衛隊の派遣」を強調する小泉さん、川口外務大臣の発言も、何だかある種一部のエリートグループのヒューマニズムに自分達だけで酔っているような感じがする。 イエルサレムの奪回であるとした、一見ヒューマンな十字軍的感情と似てはしないか。 人道支援、人道支援と何故いきりたち、そのために何故自衛隊なのか、自衛隊でなければ人道支援ができないのか・・・何故イラクとなるとテロに屈しない人道支援が強調されるのか・・・他にも一杯あるだろうに。サマワの住民は日本企業の投資による雇用増加を期待し、自衛隊による防御がなければ投資もできない・・では何から防御するのか・・テロから・・

こうなると戦争ではないか。戦争までして人道支援を行はねばならない大儀が日本にあるのか?

結局構造改革と同じように、先の哲理もなくその場だけで意地になって叫びだしたツケが又出てくるのではないか・・しかし国民が支持したのだから文句も言えないか・・・・・



ひょっとして、イラク戦争で戦争終結と思い込んでいるのは、アメリカだけなのではあるまいか?イラク側からしたら、まだ戦争状態なのかもしれないと、このニュースを読んで思いました。そんな所へ自衛隊を派遣したら、参戦するのとまったく同じこと。そうでなくとも、戦後復興、平和を築く援助を目的とするなら、自衛隊は不向き。「怖いところへは、日本人は行きません。行かせません。」となぜいえないのだろう。「弱虫」といわれるのがこわいのだろうか?そんなことよりも、一番大事なことのためにはどうしたらいいかを考えましょうよ。「テロに屈しない」そんな戯言を吐くよりも、どうしたら防止できるかではないですか?テロ行為は憎むべきことですが、何で、テロなんかをするのか、いっせい翁の投稿を読めばわかりますよ。利権を追う事をやめて、聖地を平和の地とするように話し合いのテーブルに着いてもらう。そのためには、自衛隊ではなく、まず政治家の方々が足を運ぶのが一番いいと思いますわ。次には行政の方々。平和な暮らしには、何が必要かを教えて差し上げて、次に医療関係。赤十字もいられないところへ、日本の医療機関には行かせられません。私は子どもの時にニュースを見て感動したのですよ。自衛隊が台風の接近に備えて働く姿を見て・・・これこそ、国を守る人たちだと・・・そんな大事な人たちを危険な所を行かせて、命を粗末にして欲しくありません。




No.6

「国家間の怨念C」
 いっせい翁
03/11/17

フセインのような何をしでかすか分からないような独裁者は排除されるべきであったが、中東と西洋諸国の歴史的葛藤からすれば、ことはイラク一国の治安を超えて、底流となっているアラブの怨念が表面化し(アラブの大儀を掲げる過激派はイラク以外の場所から来るし、彼らが自爆テロを実行するときは、イラクのためにではなく、アッラーの神に従って、となっているし、現に今日ビンラデインはイスラム戦士と戦いたいならイラクへ来い、日本人も東京で爆発を目の辺りにすることになるだろう、と声明を出した)・・こうなってくると、文明の怨念の中で人道支援なるきれい事では済まなくなってくる。

自衛隊派遣について、死者が出ると困るから先送りするという説明は国際的に理解されないだろう。何故なら、人道支援に行くといったところで、どの国も自衛隊は軍隊と見てるし、死者が出ると困る軍隊って何?ということになる。ここに憲法を無理して解釈してきた矛盾が顔を出してくる。

選挙も終わって憲法をどうするかという動きが早まると思われるが、当面イラク派遣については死者が出るからどうこうという説明ではなく、現行憲法では日本には戦死者を容認する軍隊はないとして、完全に戦闘終了後に復興人道支援を実行すると、はっきりした姿勢を明確にすべきであった。

これまでの憲法論議は、社会党の第9条一辺倒の改正反対、ならば解釈憲法で現実的にやればいいとする自民党のチャッカリ型現実論で処理されてきて、そもそも憲法って何だという根本議論が国民に広がっていなかった。

第9条にとらわれた改正議論ではなく、憲法の根幹となる自然人=その人権、そこで生活する人間と国家、国家の中の個人の自由、一体人間は何で苦労して生きてるのだという、人間実存の根源的なことと国家を重ね合わせて、憲法改正の動きが出てきたこの時期にじっくり考えて見る必要がありはしないか。

国民我々が根本の土台的思考なくして又目先の解釈辻褄合わせで改正に乗っかると、これはもうどうしようもない。その時こそ無常観で生きていきましょう。いや、じっくり考えている最中だから投票率が低かったのだ、というならまだ救われる。



「頑固に平和」というキャッチは好きですよ。ただ、いっせい翁の言われるように、平和を創るという積極的な姿勢も欲しかったです。憲法前文より「日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであって、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めている国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思う。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。」 現実とは、だいぶ遠いけれど、どっちに向かうのかっていうのは、とっても大事でしょう? 




No.5

「国家間の怨念B」
 いっせい翁
03/11/17

衆院選も60%弱の低投票率で終わり、公明党に支えられた自民党が引き続き政権担当。拉致問題、道路公団、郵政民営化、年金等など、先送りされてきた問題がどうなるのか。これらの改革をどのように進めるのか行く末をもう一度見てみたいから、国民は同じ政府を選んだのだろうか。

しかし予算が足りないから年金を減らす、医療費も上げたまま、民間企業の回復が景気の浮揚につながるとして、リストラはだまって見てるだけ、失業保険は英米並には増えず、しかし雇用促進事業団が失業保険掛け金で全国におったてたホテル・プール等は二束三文で売却、特殊法人の無駄はどの程度公開されどう無駄を節減しようとしているのか、それも正さず、予算が足りなくなった原因について不思議にも思わずに、国民生活・福祉は犠牲になってもいいから、あなたもう一度やってということなのだろうか。

やはり日本人はやさしい。大きな根っこは、根本哲学が仏法的・観念的な無常観に支えられ予算がどうの、お金がどうの、憲法がどうのと現世的なことは余り意味がないという観念論があるからだろうとしか思えない。しかし社会経済の原因には、ムード的な漠然とした観念から生じるのではなく、物質的・科学的に分析できる原因があり、その原因をもとにどうしたら矛盾を解決できるか、ということだと思う。

今回選挙で意図的に争点からはずされたのが、北朝鮮(失礼、この呼び方をすると向こうは「日本群島島国国民」と呼び返してやるとワメイているが・・)拉致問題・イラク派遣問題。前回の国会閉幕直前に短時間でイラク支援法案を通過させ、ブッシュが立ち寄ったらハイと数千億円・・日本も予算の50%は今や借金でやってるからカンベンしてとは言えない。

スペイン、トルコも及び腰になり、安全と言われたイラク南部でイタリアが攻撃され、西洋諸国でさえ米国の思惑通り動かなくなってきて、ましてや国連が撤退した所へ極東の、それも隣に大きな問題を抱えた国のこともあるのに、イラクへ行かねばと派遣時期を巡ってああでもないこういでもないと逡巡している。



「朝鮮民主主義人民共和国」ですよね。私も、拉致問題特集の方から、直さないといけないかなあと思ったけど、個人が呼ぶことを問題にしているのではなく、公共機関なり、マスコミに言っていることだと理解しました。でも、これからは気をつけるね。長いから、つい略したくなるけれど・・・いっせいじいちゃんも、いっせい翁に改めました。それにしても、あの国連での発言は、なかなかのヒットだと思いました。




No.4

「国家間の怨念A」
 いっせい翁
03/11/4

第一次大戦が終わってヒトラーが出てきてユダヤ人の弾圧が激しくなると、ユダヤ人はどこかへ逃げなければならない。イギリスが祖国の地パレスチナに建国を約束してくれたのだからパレスチナへどっと流れ込んだ。アラブが住んでいた土地での人口の増加は短期間で数百万人に膨れあがった。アラブはアラブで独立国家を約束されたのに、これどういうこと、となる。

第二次大戦終了し、国連はヨルダン王国の独立を認めたが、ヨルダン川西岸の国境線があいまいで、それはそうでしょう、英国の3枚舌で明確にできない部分は当然出てくる。イスラエルは約束された地だとして、ここぞとばかりに軍事力で国連が決めた土地の1.5倍にまで領土を広げた。アラフアトが怒って激しいテロが始まる。同じ神から派生した宗教なのに、ユダヤには2500年前の恨みが脈々と子孫に受け継がれている。これはもう欧米では手がつけられないでしょう。

質は違っても、ユダヤ難民が一挙にパレスチナへ流れこんできた状況を重ね合わせると、韓国は有事に備えて北からの難民受け入れ準備を密かに始めているとの話もありますね。このよう事態に迄ならないと、拉致家族問題は解決できないのだろうか・・・国家間の怨念からすれば、北は日本による植民地時代の清算をやれと未だに言ってるが、データーがどこかえ失せて数字がありませんが、日本は米も含め相当な金額を払ってきている。政府は数字も提示して、やることはやってきてるではないか、万景峰だって入港させてると北に迫るべきと思いますが、数字を出せない理由があると下々はゲスの勘繰りをしたくなる。二枚舌を使ってきたのではないかと勘ぐりたくなる。

面白い例えをした方がいますが「内の子を誘拐した奴は分かっている。その犯人が又米・金をくれと軒先にくる。その来かたが理にかない法律違反ではないから、玄関に上げて、しかもお土産まで持たせる、こんなバカな家がどこにあるか!」ということですよね。

ただ今も万景峰に50トンの米を積み始めている。朝鮮総連による買取の米なのかどうかよく分からないが、こういう細かいことも説明すべきでしょう。一時盛り上がった帰れコールも、ただだまって眺めているだけになってきているのか。真紀子女史が応援演説で、残された家族の国籍は北朝鮮だから、本人の意志表示がないと話が進まないということを、何故外務省は言わないのだ、と発言して、拉致家族からひんしゅくをかってますが、どちらが政権を取ろうと選挙後には国民が注視しないと・・民主党はマニフエストで菅さんが、個人の不幸が政治のせいなら、政治によってそれを取り除く最小不幸社会の実現をめざす、と言っているが・・・



中東についての詳しい説明を、ありがとうございました。物事をきちんと解決せずに、ごまかしていくと次々に問題が発生するということになりますか・・・例えのほうには、「うちの孫」が登場しておりませんね。孫ができるまでほっといた日本政府がいちばんけしからんことは言うまでもありませんが・・・また、他国とはいえ、庶民の大半が飢えている状況を考えると、「金はやらん、米もやらん、孫を返せ」と言って、交渉が成立するとも思えないし、情も足りないと思います。孫だって意思のある大人なんだから、情報が少ないのは考えられるから、一時日本にきてもらう必要はあるけれど、真紀子女史の言うのが筋ってものでしょう。(ただし、日本人同士の子どもは、日本国籍も当然取れると思うけど・・・そうでない人も、もともとは、誘拐なんだから、それも交渉しだい。つまりは国と国とが話し合うテーブルにつく必要があるということです。)どっちにもひんしゅくをかうのを恐れて、何もしないのでは、何の解決にもなりゃあしない。地村さんの言うのは、そこんところではないでしょうか? 




No.3

「国家間の怨念@」
 いっせい翁
03/11/3

今の世の中の紛争は過去の経緯に全て関わっていると言っても過言ではありません。

パレスチナ紛争で言えば、秘密協定による二枚舌、いや三枚舌になりましょうかね。紙数が足りないので走り書き順番で言えば、1916年のフサイン・マクマホン協定、数ヶ月後のサイクス・ピコ協定、そしてユダヤ人に祖国建設を約束したバルホア宣言、AにはBと言い、BにはCと言う目茶苦茶な秘密協定を英国が結んでいたから、これはもうイスラエルもパレスチナアラブも、双方被害者なのに現象は双方のテロ戦いになってしまっている。

のぶこさんのおっしゃる米国のイスラエル偏りが遠因とのご指摘、その通りだと思いますが、過去の複雑な経緯から、この偏りを簡単に取り除くことは非常に困難。現在はブッシュ政権も双方の顔を立てるにはパレスチナアラブの国家独立も認めましょうと、これは相当踏み込んだ妥協案ですが、パレスチナ過激派は簡単にテロを止めない。それはそうでしょう、過去何度も騙されてきた訳ですから、些細な事でも欧米が付いてるイスラエルは信用できないとの口実でテロに走ってしまう。ローマ帝国の弾圧で祖国を失い、世界中に離散したユダヤのそもそもの地=パレスチナには既にアラブが住み着いてしまっていた。第一次世界大戦時イギリスは、ドイツと同盟したトルコを退ける為に、トルコの支配下にあったアラブ諸国を味方につけるエサとして、アラブの居住地となっていたパレスチナも含め、戦後アラブ諸国の独立を認める秘密協定を結んだ(フサイン・マクマホン協定)。所が一方で、大戦後の膨大なエネルギー源の必要性を先読みした英国は、仏・露を巻き込んでイラクと、その石油を地中海から積み出すためのシリアは独立させず、共同支配下に置き、更にけしからんのはアラブに独立を約束したパレスチナも共同管理にしようと、アラブに内緒で秘密協定を締結(サイクス・ピコ協定)ここでイギリスの舌は二枚となる。

ピーターオトール、アンソーニクイン演じる映画、ご存知アラビアのロレンスでも、アラブの指揮に赴いた英軍将校ロレンスが母国の二枚舌外交に振り回され、精神異常に陥入っていく様が描かれていましたね。更に三枚舌となるのが、巨大な戦費をユダヤ金融から調達するために、ユダヤには大戦後パレスチナ地方に祖国復活建国を約束(バルホア宣言)する文書をユダヤロスチャイルド家に内緒で渡した。今の感覚でいうと、これはもう目茶苦茶ですよね。英国はその前にもエジプトスエズ運河を手中に収めるため、ロスチャイルドから巨額の金を出させている。ロシアにしてもシベリア鉄道建設不足金を表向きフランス、実質はパリロスチャイルド家から調達。(ヒトラーに対抗するためユダヤ保護の名目を使い、しかし数年前にロシアカチンの森から大量のユダヤ人虐殺の白骨が出ましたよね)。シベリア鉄道が極東にまで延びて、朝鮮半島を巡るきな臭い動きが出てくる。北と南をどこが、ロシアか中国かどちらが併合するのかという動きの中で、朝鮮民族が日本を選んだとする石原都知事の見解もありますね。

・・・・一服休憩・・・



「金に恨みは数々ござる」ということですわね。ニューヨークの貿易センタービルが標的になったのも、それなりの根拠があったのですね。ドイツでは、中東の争いは、自分たちのしてきたことが原因でもあるとの認識があるそうだけど、イギリス、アメリカ、ロシアは、自国の責任を問うことよりも、自国の利益を考えて、これからも動くんだろうなあ。そして、日本は、あっちを見て、こっちを見て、とりあえず、文句を言われないようにしか、気を使わないんだろうなあ。韓国でなぜに日本語が禁止されていたのか、北朝鮮になぜに、在日朝鮮人が帰っていったのか、そんなことは考えていないだろうなあ。北と南に分かれた悲劇の責任もね。 一票を大事に使わないと・・・




No.2

「雑談 身体障害者になってから気になって仕方がないこと、他――」
 いっせい翁
03/8/31

1、脂ぎったオバサンに限って、シルバーシートの一番座りやすい場所に我先に駆け込み、買い物袋を両側にどっさり置いて占領し、松葉杖でオッチラオッチラ乗ってくる障害者ジジイを無視する。このタイプは必ずといっていい程デップリとして強そうで、怖くてものが言えない。

2、少子化のせいで、子育て用の乳母車に補助金でも出ているのか?気のせいか乳母車がドンドン増えているような感じがして、駅のエレベーターもシルバーシートも真っ先に占領されてしまう。(一上がりのオッサンはもう国の役に立たず、税金食ってるだけと思われているのかな?しかし昨年は在宅バイトで税務申告もキチットし、納税も済ませたが、障害者控除もあるにはせよ、介護保険料、国民健康保険料も倍強になって、逆に運悪くバイトがなくなり、稼ぎがなくなった年に前年分を払はねばなくなり、遂に滞納開始、昨日区役所の来訪を受け、国民健康保険証のことでガタガタが始まってしまった。年金は家族年齢構成にひっかかり10%減、商売やると通信費などアッという間に増加し、少々稼いでも、この国何でこんなに社会的コストが高いのかーーー先日友人に聞いて知ったのですが、所謂フリーダイヤル、あれは一旦中国に転送されて、瞬時に国内に帰ってくるシステムらしいですが、あらゆるものが、コストの安い国から入ってきている。とにかく郵便費、通信費、JR運賃高い。構造改革終わったら少しは安くなるのかな?NTTのプッシュ回線料金、今時ダイヤル機器でグルグル番号を回す電話機なんてあるのかな?それともプッシュホンに切り替えた時の償却がまだ終わっていないのかな?)

3、年金改革の討論会見ていたら、社会保険庁等の維持経費月に3000億円年3兆6000億円、旧年金運用事業団の株式等への運用損は天文額的数字、トップはしかるべく天下りして更に金食い虫となる。これを財投=郵貯で穴埋めしてきて、足りない分は消費税アップーー私の知人に信託銀行OBがおりますが、年金運用で国に貢献してきたから、OBの年金はうらやましい金額、しかし不良債権が累積し税金で穴埋めしてもらう立場でも、年金は減らないそうな。

4、電動車に頼りだしてから、道路段差ってこんなに多かったかなと思う。何故東電の電柱は狭い歩道を更に遮るのか、段差の少ないところを選んで行くと一般車がズラッと歩道を占拠。やむなく一般車道に下りようとしても、歩道の途中からは更に段差が大きくて降りられない。都市整備公団に無段差場所を増やせとかけあって1年。まず警察に行って一般車の撤去を求めろと言う。バカヤロウ次から次へと駐車してくる車を、交通課警官でもあるまいし、私に一日中見張らせて一々警察へ連絡しろと言うのか!!ならば一般道路に出る段差を僅か1メートルでいいのだから、せめて取り払ってくれとネジ込むと、管轄は市だという。市の道路課は段差を撤去すると、水溜りが出来るので段差確保の法律は曲げられないという。バカヤロウ高台に立ってて、出口はどこも15度位に傾いているのに、どこに水が溜まるのか。では何故隣の棟には見事に段差がないのか!

5、ベーカリーで山高イギリス食パンを買い、8等分にスライスを頼んだら「1枚が8分の1の厚さに切るのですか」ときた。???8等分すると1枚は8分の1になるに決まってるだろう!

6、喫茶店でメニューを見てコーヒーの所を見たら、ホットコーヒーとしか書いてないので、ホットコーヒーと頼んだら、「ブレンドですね」ときた。???

7、これは作家の藤本義一さんが何時も笑わせてくれる話ですが、奥さんが自宅で軽食同窓会を開くことになり、藤本さんにマックでバーガーを60個買ってきてと頼まれて、サンダルはいて近くのマックで60個注文したら「ここでお召し上がりですか、と言われ、藤本さんは瞬時に、俺は馬と間違われているのではないかと思ったそうです。

8、私の近隣の話で、他所ではどうか知りませんが、70歳位から上のオバアチャン達に多いのですが、バスを降りる時に運転手に、ありがとうございました、と礼を言う方が多いのですね。バス会社の知り合いの方かな、或いは無料パスに対する謝礼の気持ちかな、と良く分からないが、無料パスへの気持ちなら、長年国にだまされだまされ乍らも相当の税金も払ってき、それを役人達が食い散らかしてきてる現実もあるのだから、何も運転手にまで一々礼を言うこともないのになあ、と思っていた所、昨日の品の良いおばあちゃんは、3人の孫達の頭を押さえて、運転手に礼を言ってから降りるのよ、とまで言っている。仕事をしている人への感謝の表明との道徳的教育としても、同時に、セッカクのノンステップバスだから、障害者が乗りやすいように出来るだけ路肩に接近してあげて、とか、炎天下でフウフウいって並んでいるお客の為に、口をあけて寝てないで、だだつ広い始発駅で他の交通の邪魔にはならないのだから、早く客乗せてから寝て欲しいとか、いっせいのジッチャンが降りる停留所の前でボタンを押してるのに、行き過ぎて途中で止めて、道路交通法によりバックできないから歩いて戻って等と、障害2級の人に言わないようにとか、神奈川県は東京よりバス代は10円高く、しかもこのバスは民間のよ、それでもお礼を言うのよーー(これは矛盾していて孫にも教えられない筈)−−ただ昔堅気でお上にハハーツと礼を言わせるような感覚で教えるのではなく、同時に市民感覚による丁重な発言の勇気、力の涵養も教えて(いてくれているかナー)そしてついでに、スーパーは子供の遊び場所ではないのだから、叫び声を上げて走り回らないで、この間いっせいのジッチャンびっくりして倒れてしまったでしょう。とか、狭い歩道で、東電の電柱と生垣に電動車を挟まれて、フウフウいってるのに、喜んで船の周りを飛び回るイルカのように、まとわりついて喜んでジャンプしないように、とか教えてくれているかナー?それとも、何事も率先して物を言ってはダメヨ、分かっていても誰かが言い出すのを待つのよ、と教えている確立の方が高いか?道理で代わりに言ってくれる小泉さんの人気がジリジリ高くなってきて(朝日AERAの分析では高齢者女性の支持がだんだん高くなってきている)、しかし中身がどうなっているのか、更に足りない所をどうして欲しいのか、ただ漠然と働いている人に礼を言うだけの感覚では、沈む、いや米国識者の論調では更に沈んで行く。



いっせい節、ますます好調。ちょっと長いけどね・・・1、に関しての私の回答は、「うっそー!! この文章から見る限り、どんどん言えそうだよ。」



主婦様たちに聞いているような雑談になってしまいましたが、他にも教えて下さる方がいるかも知れませんので掲載してください。しかし、デップリオバチャンにお願いするのは、やはり怖いナー



デップリオバチャンであってもなくてもいろんなご回答に期待しています。




No.1

シンポジウム「不戦・非核の北東アジアを!」
 りっちゃん
03/8/14

●有事法制の成立や、イラクへの自衛隊派遣など、日本政府が米国の安全保障戦略を補完する姿勢を明確にしつつある現在、北方アジアの非核化や、多国間で平和を作り危機を回避する必要性が高まっています。

●こうした中で朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の核問題に対して、多国間協議による平和的な解決を主張する意義は大きいでしょう。

●特に韓国の盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は、前政権の太陽政策を継承し、北東アジアでの戦争と破局を回避するために、経済協力を推し進め「東北アジア共同体」を実現するビジョンをうちだしています。

●今回のシンポジウムではゲストに韓国の国会議員を迎え、日本の各界の識者が、北東アジアを「緊張」から「平和と協力」の地域へと転換していく意義と、そのためには何が必要かを論議し、対話による問題解決を考えます。ぜひ、ご参加をお願いします。

■パネリスト 姜尚中さん(東京大学教授)    秋美愛さん(韓国国会議員・新千年民主党)   朱建榮さん(東洋学園大学教授)     土井たか子さん(社民党党首)

■進行役   岡本厚さん(岩波書店「世界」編集長)

というご案内が来たので行ってきました半蔵門まで。

太陽政策とは、童話の『北風と太陽』の太陽です。暖かくして上着を脱がせようということですね。経済的には破綻状態の北朝鮮ですが、日本での拉致問題の扱いとか、アメリカの好戦的態度によっては、手負いのいのしし状態に追いかねません。北朝鮮自身が世界を広げて、これからどう変化していったらいいのかを考えられるように、して欲しいものです。

土井さんの北東アジアに非核地帯をつくるという提言もよかったな。多国間主義の平和システム。南北朝鮮、中国、モンゴル、日本、ロシア、カナダ、アメリカの8カ国で、信頼と協調による、多国間の総合安全保障機構を創設しよう。そして、4非核兵器保有国を非核地帯とする北東アジア非核地帯条約を締結し、核保有国に対しては、@この地域に核兵器を持ち込まない、Aこの地域に核攻撃しないの2点を約束する条約付属文書への署名を求めることを提案。さすが、頑固に平和!!です。日本の非核3原則たって、日米安保の傘の下じゃあ怪しいものだし、韓国にも米軍がいるしねえ。そう単純には行かないけれど、中国の粘り強さを見習って、対話を繰り返して実現への道を歩んでくれそう。

帰り道。英国大使館ががっちり門を閉め、警備の車が何台も。インド大使館は開けっぴろげ。そうかあ、アメリカと一緒に無法な戦争を仕掛けた側は、仕返しを恐れなければならないわけねと納得。千鳥が淵と靖国神社にも参拝。両方とも祭られているのは兵隊さん。一般人の犠牲者はどこに祭られているのかなあ?

靖国神社には特攻隊の兵士の最後の手記(手紙)が掲示されています。読んだことがありますか?今日のはね。



「 私は突然征く事になりました。何も言ひ残す事は有りません。只戦が勝つまで頑張ってください。充分健康に注意して・・・

私は必ず立派に目的を達成します。私が今までただ本当にご両親様にお世話になり、又数々のご心配をおかけした事は御許し下さい。今迄御両親には何とかして安らかな生活をさせたいと思って居りました。それも出来ませんでした。愚人の空想でした。

ホンノ少しでは有りますが、このトランクに入って居る品、私が一生懸命にためたものです。食べたかったのを食べずにためました。

大きな箱の中に入って居る清酒其の他の品は、七月三十日、出撃準備命令と同時に出撃者のみ頂いたものです。生罐等皆様と一緒に食べたかったのですが、それも出来ませんでした。本当につまらぬばかりですが、これが私の最初で最後の心からの品です。箱の中の品は私の写真と一緒に食べてください。(中略)

では皆様、充分健康に注意され、最後まで頑張ってください。私は立派にやります。



立派になんかしなくていいから、生きていて欲しかったよな。昭和天皇の歌も載っていたけど、22歳のこの子を死にいたらしめたのはあんただよと思っちゃうから、載せてやんない。  




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りっちゃんちはです。