[夏の18きっぷ旅へ]
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 東 京 − 岡 崎   375M 快速ムーンライトながら・大垣行 クハ372-11  9両
  23:43        5:56(遅れ)
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 ”ムーンライトながら”出発ホームである東京駅10番線へ出た。ホーム上に
ある、コンビニタイプのキヨスクは、これから”ながら”に乗ると思われる買
い出しのお客でいっぱいだった。

 9日は平日。”湘南ライナー13号”の運転日だ。(9番線から発車)ホーム
上のライナー券自動発売機で、勤め帰りと思われるサラリーマンがライナー券
を買っていた。残り席数がLEDで表示されるのは親切だと思う。

 たくさんの通勤客を乗せた湘南ライナーが23時30分に発車。ホーム上のライ
ナー券発売機では、ガードマンが見守る中、売上金の回収作業が行われていた。

 そして”ながら”が入線。「待ってました!」とばかりに並んでいた乗客が
乗り込んでいく。

 下り”ながら”は、東京−小田原間全車両指定席の列車。(定期券では乗車できな
い) そんなに急がなくてもいいと思うのだが…。(^_^;)

 乗車口に並んでいた乗客が車内に吸い込まれた後、私も乗車。指定された席
へ座る。

 列車は23時43分、定刻に発車。車内放送でメロディーが流れる。”ながら”
には何度も乗っているが、初めて聞くメロディーだった。

 列車は、品川駅に到着。窓の外を見ると、なんと、SL・C62 2が停まってい
た。同じ線路には113系と103系の改造車が・・・。”車体にはアンドロメダ号”
と書いてあった。

 列車は、横浜駅でもお客を拾い快調に走る。私の乗った車両に車内検札担当
の車掌がやってきた。新宿−横浜間の乗車券と18きっぷを渡し、18きっぷに10
日の日付を入れてもらう。”東京車掌区”の青いスタンプだった。

 いつのまにか、快適なフリーストッブリクライニングシートで寝てしまう。

 目が覚めて窓の外を見ると、列車はホームに停車していた。「静岡かな? 浜
松かな? あれ?」 良く見ると吉原駅だ。列車のドアは開いていない。
(時刻表では通過表記。)

 腕時計を見ると、すでに静岡到着時刻が近づいていた。

 車内放送があった。それによると、静岡−用宗間で人身事故があったとのこ
と。眠かったのでウトウトしていると、また車内放送。2時52分に開通したこと、
前を走っている列車から順に動いていることを伝えていた。

 ”ながら”が吉原駅から動き出したのは3時過ぎだっただろうか? 果たし
て、この遅れを回復することができるのか? 不安だったが、睡魔には勝てず
寝てしまう。

 浜松で目を覚ました。普段は19分の停車時間があるため、飲み物を買いにホ
ームへ降りる客の姿を見ることができるのだが、すぐに発車するので、浜松か
ら先利用の客はホームへ降りないよう、車内放送で案内があった。

 列車は遅れを引きずったまま豊橋駅へ到着。同じホームの反対側には、オレ
ンジとグリーン、いわゆる湘南カラーの電車が停まっていた。臨時快速・大垣
行(9375M)、田町の車両を使った11両編成だ。

 また車内放送。臨時電車を先に発車させるので、名古屋、大垣に急ぐ客は臨
時電車に乗り換えるよう案内していた。

 この案内放送のあと、かなりの乗客が臨時大垣夜行へ移っていった。臨時大
垣行のデッキや通路では、座って寝ていた利用客が多く、”ながら”から乗り
換えた客は乗り込むのに苦労していた。

 臨時大垣行を見送って、”ながら”が発車。

 さて、岡崎で1421M(普通・米原行)に乗り換える予定の私、「1421Mを定刻
に発車させてしまうかな? だとしたら間に合わない…。」と不安な気持ちに
なったが、とりあえず予定どおり岡崎で降りる決意を固める。

 幸田を発車後、荷物を網棚から取り出し、デッキ(といっても373系は仕切り
扉がないのですが…。)へ移動する。

 列車は岡崎駅のホームへ33分遅れで滑り込む。ドアの窓から外を見ると、留
置線に117系が停まっているのを目撃。「これが1421Mに違いない、よし! 大
丈夫だ。」と安心してホームへ降りた。
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