−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 大 垣 − 川 崎 372M 快速ムーンライトながら・東京行 クモハ373-2 9両 23:09 4:24 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
私は大垣駅でムーンライトながらの入線を待つ。 この日は臨時快速・東京行の運転日、今夏の運転日は大垣駅基準で7月21日〜23日、7月28日〜9月3日だ。各乗車口には15人〜20人くらいの列ができていた。 一方、熱海まで全車両指定席・ムーンライトながらの発車を待つ人たちは、仲間とコンコースで談笑したり、ホームの待合室に座ったり、思い思いに時を過ごしている。 駅の放送、ムーンライトながらは満席。車内での指定券の発売は行わない。と伝え、指定券を持っていない乗客は臨時快速・東京行を利用するよう呼びかけていた。 22時49分、臨時快速・東京行が入線。オレンジ色とグリーンの湘南カラーの電車。神領の165系だ。お盆の時期の対策か、この日は11両での運転だった。 停車する寸前、「キーン」という耳障りな音が響く。見た目にもかなり古い車両。ガタがきているのだろうか。 乗車口に並んでいた乗客を吸い込むと、臨時東京行は定刻の22時51分に発車した。 私は、あらかじめ購入しておいた指定券を確認。ムーンライトながらが到着する4番ホームの乗車口付近に移動。23時05分、ステンレスボディーにオレンジ色の帯を巻いた373系が入線した。乗り込んで指定された席に座る。 23時09分、ムーンライトながらは独特のVVVFインバータ制御音を響かせ、定刻に発車。車窓からは、名鉄の赤い電車が走っている姿が見える。 23時38分、ムーンライトながらは名古屋駅2番線に到着した。同じホームの反対側には大垣を先に発車した臨時快速・東京行が停まっている。 名古屋では、私が乗っているムーンライトながらが先発。この駅から、臨時快速・東京行がムーンライトながらを追いかける形になる。 23時41分、ムーンライトながら発車。車内検札を済ませると急に眠くなり、ぐっすりと寝てしまった。 横浜駅の手前で目を覚ます。私が乗った車両は熱海から自由席の車両。車内のLED表示は緑色の”指定”がオレンジ色の”自由”に変わっていた。 ムーンライトながらは4時46分、川崎駅に到着。ホームに降りた。涼しい風が吹いている。この時間の空はまだ暗い。曇り空だった。 ホームにはJR東日本の発車メロディーが流れる。私は終点・東京へスパートするムーンライトながらを見送り、階段を上って南武線ホームへ向かった。 |